
金属製のプレートが鎖でネックにかかっていましたが保管する際に失くしてしまったようです
一瞬ブランディーかと思わせるような擦りガラスボトルのハンキーバニスター・スペシャル15年の80年代に流通していたボトルです、金属製のプレートがネックにかかっており何とも豪華な印象で買ってしまった記憶があります。
現役でも継続発売中のハンキーバニスターですが、当時のスペシャルには同じボトルで金属プレートがない12年もありました、その後角瓶にかわりましたのでこの時期のボトルだけスペシャルな風格を醸し出しています。
味と香りは当時の高級ブレンデッドを代表するような甘いバニラの香りとハチミツのようなトロっとした甘みが後に残ります、これはこれで一つのジャンルとして美味しく飲めるウイスキーだと思います、是非ともストレートで飲んで欲しい逸品です。
ちなみにこの時期のハンキーバニスター・スペシャルにはキーモルトに豪華にもスペイサイドのグレンファークラスが使われていました、現在はプルトニー・バルブレア・アンノック・スペイバーンなどとなっていますのでグレンファークラスファンには堪らないブレンデッドだと思います。
品名 ハンキーバニスター・スペシャル15年 80年代流通ボトル
熟成年数 15年
キーモルト グレンファークラス
メーカー ハンキーバニスター(現インバーハウス・ディステラリー)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 9,000円~12,000円(2025年8月時点)
買取相場価格 3,000円~4,000円(2025年8月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

マンローズ・キングオブキングスは日本にスコッチウイスキーが伝えられた頃、スコッチウイスキーと言えばこのキングオブキングスを指していたほど初期の頃から日本に輸入されていた歴史あるスコッチブレンデッドウイスキーです。
この陶器ボトルはオールドパーの陶器ボトルと同様の形の陶器ボトルであり、スコットランドでは昔ウイスキーはこのような陶器に入れて売られていたそうで当時の伝統を引き継いだ陶器製のボトルです。
キーモルトはオールドパーのキーモルトでもあるグレンデュランが使われており風味がオールドパーと酷似しています、それもそのはずでメーカーのジェームズ・マンロー社はオールドパーを製造販売しているマクドナルド・グリンリース社の子会社という関係にあります。
オールドパーと酷似した陶器ボトルといい中身のウイスキーの風味といい、ほぼオールドパーと考えてもよいウイスキーです、こういったアンティークウイスキーは是非とも向学のためにも味わっておいてほしいと思います。
品名 マンローズ・キングオブキングス レアオールドデラックス陶器ボトル 70年代後期~80年代流通ボトル
熟成年数 不明(特級表示)
キーモルト グレンデュラン
メーカー ジェームズ・マンロー
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 6,000円~8,000円(2025年7月時点)
買取相場価格 2,000円~2,500円(2025年7月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

オールドウイスキーファンには懐かしい響きのイモンクスの70年代に流通していたデラックス陶器ボトルです、修道士のイラストのガラスボトルもありました、イモンクスの正式名はイ・ウイスキー・オブ・イ・モンクスで「イ(Ye)」とはラテン語の「The」です。
毎日のように朝まで飲みまくっていた最も血気盛んな頃にショットバーで見かけて何度か飲み、陶器ボトルに憧れて買って保管していたのでしょう、コルク栓もオープナーも含めて非常によい状態で50年以上も保管されていました。
当時の記憶が蘇るボトルです、当時は結構高かった記憶があります、甘口ですがビター味やエグ味もあり木の存在をモロに感じるような風味です、当時は味わってウイスキーを飲むような時代ではなかったので記憶もありません。
是非ともアンティークウイスキーに興味をも持ったら一度は味わってほしいウイスキーの骨董品中の骨董品です、バブル前夜の味を是非とも味わってみてください。
品名 イモンクス 陶器ボトル 70年代流通ボトル
熟成年数 不明
キーモルト 不明
メーカー ドナルドフィッシャー
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 760ml
購入相場価格 6,000円~12,000円(2025年7月時点)
買取相場価格 2,000円~3,500円(2025年7月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

J&Bの1988年からわずか2年間だけの発売というまるでバブルの申し子のようなJ&Bクラシックです、現行商品はJ&Bレアという名称でノンエイジ版のみがリーズナブルな価格で発売されています。
本ボトルはウイスキー特級表示ですのでほぼ12年前後の熟成年数で当時のJ&Bの上位版として発売されました、当時では品質の高いウイスキーとして有名でした、一時期は世界2位の販売数を誇ったJ&Bですが現在では30位以下ではないでしょうか(出荷量から推測)。
スペイサイドを中心に40種ほどのモルトをブレンドしているようです、キーモルトはグレンスペイ・ストラスミル・ノッカンドゥ・オスロスクなどとされています、これらのエッセンスを感じるかどうかは飲んだ人次第ということで多くは語りません。
キーモルトや熟成年数、また2年間の限定発売品などを考えるに現在の購入価格はかなり低位に放置されていると思います、当時の風味を味わいながらJ&Bの繁栄の歴史も含めてもっと高く評価されてもよいウイスキーだと思います、私的にはお薦めのアンティークウイスキーの一つとして評価しています。
尚、同時発売でJ&Bピュアモルトがありました、こちらはモルトブレンデッドかもしくはモルト成分がかなり多めに入っているのではないかというウイスキーでノッカンドゥのエッセンスを感じるという情報があります、私のストックにはありませんので探し出して比較してみたいと思います。
品名 J&Bクラシック 80年代後期流通ボトル
熟成年数 不明(特級表示)
キーモルト グレンスペイ、ストラスミル、ノッカンドゥ、オスロスク
メーカー ジャステリーニ&ブロックス
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 6,500円~7,000円(2025年5月時点)
買取相場価格 2,000円~2,500円(2025年5月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

昔からコストパフォーマンスが高いと評判のホワイトホースの80年代に流通していたローガン12年・デラックスです、ラガヴーリンの配合がホワイトホース12年に比べて多いとされています。
ホワイトホース12年やファインオールドは水割りやお湯割りにすると角が取れて程よいマイルドな味になり飲み心地は最高ですが、このローガン12年・デラックスに関しては是非ともストレートで飲んで欲しい逸品です。
ほのかにスモーキーを感じるスパイシーな香りですが、バニラのような甘い香りも後からきてドライな味とのバランスがよいウイスキーに仕上がっています。
アイラのラガヴーリンに加えてオルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギンという超有名なスペイサイドの蒸留所のシングルモルトがキーモルトとなっているホワイトホースですが、おそらくこのローガン12年・デラックスも配分こそ異なれ同じキーモルトだと思います。
品名 ローガン12年 デラックス 80年代流通ボトル
熟成年数 12年
キーモルト ラガヴーリン、オルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギン
メーカー ホワイトホース
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml(1,000ml版もあり)
購入相場価格 7,000円~10,000円(2024年12月現在)
買取相場価格 2,000円~3,000円(2024年12月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します