
シーバスリーガルを製造販売するシーバスブラザース社の歴史を伝えるロイヤルサイテーションの70年代後期から80年代前期にかけて流通していたボトルのセカンドリリース版です、当時は国際線の機内誌広告も非常に高級感ある広告だった記憶があり憧れのウイスキーでした。
このウイスキーの存在を知っている人はおそらく70歳前後だと思います、その後今に続く一大ブランドのシーバスリーガルに変わりロイヤルサイテーションも消えていきました。
シーバスブラザース社は1950年にハイランドのストラスアイラ蒸留所を手中に収めます、その後1953年からストラスアイラをキーモルトとしたロイヤルサイテーションが誕生しアメリカを皮切りに世界ブランドを確立していきました。
つまり現在のシーバスリーガルの味と香りの原点であり始祖的ウイスキーなのです、綺麗な状態での現存数は極めて少ないと思います、尚ロイヤルシタシオンと表している記事を散見しますが、どちらが正しい読みなのかは解りませんが日本で一般的に用いられているサイテーションとここでは表記しておきます。
ロイヤルサイテーションはノンエイジですが80年代に流通しはじめたシーバスリーガル12年よりも深みとコクがありキーモルト原酒の平均熟成年数は多いと思います、現在のシーバスリーガルに繋がる歴史的ウイスキーの骨董品であるロイヤルサイテーションはもっと評価されるべきウイスキーだと思います。
最後に追記として記しておくと、90年代に復刻版として本ボトルがありオリジナルとの違いは私が確認したところキャップの下側の縦溝の有無以外は不明です、現在の取引価格はオリジナルの半額ですのでよく確認のうえで購入することをお勧めします、間違ってもオリジナルの価格でセカンドリリース版を購入しないように注意してください。
品名 シーバスブラザース ロイヤルサイテーション セカンドリリース 98年代前期流通ボトル
熟成年数 不明(ノンエイジ)
キーモルト ストラスアイラ
メーカー シーバス・ブラザーズ(現在ペルノ・リカール傘下)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 8,000円~12,000円(2025年10月現在)
買取相場価格 3,000円~4,000円(2025年10月現在)
特記事項 80年前半に流通していたオリジナル版は購入及び買取価格は倍
購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

ロイヤルスターリングの80年代に流通していたボトルです、いかにもという80年代を代表するようなバブリーなボトルデザインです。
当時は味もは解らないし名前も聞いたこともないのにこういうボトルデザインのウイスキーが空港免税店で大いに買われていったものです、80年代の日本はスコッチウイスキーメーカーにとって最大のマーケットだったのです。
詳しいことは解らないウイスキーなのですが、驚くことにアイラ・ハイランド・ローランド・キャンベルタウンなどに存在する12の蒸留所のモルト原酒で最高17年熟成のモルト原酒を含めてヴァッティングした最高級ウイスキーということだけは解りました。
これが正しい情報であれば極めてレアなモルトブレンデッドの草分け的ウイスキーであり、極めて貴重なウイスキーということになります。
ただし蒸留所名が解らないので評価は分かれると思いますが、確かに当時のブレンデッドの味わいとはガラリと異なりモルティな深みを感じる風味です、モルトブレンデッドであるにも関わらず価格は低位安定のようです、これは買えるときに買っておくべきウイスキーなのかもしれません。
品名 ロイヤルスターリング レアオールド 80年代流通ボトル
熟成年数 不明(特級表示)
キーモルト 不明(12ディステラリー)
メーカー ロイヤルスターリング
ウイスキー種 モルトブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 6,000円~8,000円(2025年8月時点)
買取相場価格 2,000円~3,000円(2025年8月時点)
特記事項 12の蒸留所のモルト原酒だけをブレンド、購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

100パイパース(ハンドレット・パイパース)12年・プレミアムの80年代に流通していたボトルです、非常に高級感あるボトルでプレジデントと共に80年代を代表するようなデザインです。
製造元はシーグラム&サンズ社ですが現在はペルノリカー社に変わり、ペルノリカール社の中では普及版のウイスキーブランドとして扱われているようです。
キーモルトを探したのですが情報があまりありませんが当時同社所有のアルターベーン蒸留所が1975年から稼動しています、ただ12年以上の原酒を使っていないと12年と表示できませんので本ボトルには使われていないと思います。
微かにスモーキーさとスパイシーさを感じますのでアイラモルトとかスペイサイドモルトが入っている可能性がありますが定かではありません、フルーティな甘い香りもしてなかなかバランスよくできたブレンデッドだと思います、価格もそこそこで落ち着いていますし買って損の無いアンティークウイスキーでしょう。
品名 100パイパース(ハンドレット・パイパース)12年 プレミアム 80年代流通ボトル
熟成年数 12年
キーモルト 不明
メーカー シーグラム&サンズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 6,000円~8,000円(2025年10月時点)
買取相場価格 2,000円~3,000円(2025年10月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

金属製のプレートが鎖でネックにかかっていましたが保管する際に失くしてしまったようです
一瞬ブランディーかと思わせるような擦りガラスボトルのハンキーバニスター・スペシャル15年の80年代に流通していたボトルです、金属製のプレートがネックにかかっており何とも豪華な印象で買ってしまった記憶があります。
現役でも継続発売中のハンキーバニスターですが、当時のスペシャルには同じボトルで金属プレートがない12年もありました、その後角瓶にかわりましたのでこの時期のボトルだけスペシャルな風格を醸し出しています。
味と香りは当時の高級ブレンデッドを代表するような甘いバニラの香りとハチミツのようなトロっとした甘みが後に残ります、これはこれで一つのジャンルとして美味しく飲めるウイスキーだと思います、是非ともストレートで飲んで欲しい逸品です。
ちなみにこの時期のハンキーバニスター・スペシャルにはキーモルトに豪華にもスペイサイドのグレンファークラスが使われていました、現在はプルトニー・バルブレア・アンノック・スペイバーンなどとなっていますのでグレンファークラスファンには堪らないブレンデッドだと思います。
品名 ハンキーバニスター・スペシャル15年 80年代流通ボトル
熟成年数 15年
キーモルト グレンファークラス
メーカー ハンキーバニスター(現インバーハウス・ディステラリー)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 9,000円~12,000円(2025年8月時点)
買取相場価格 3,000円~4,000円(2025年8月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

マンローズ・キングオブキングスは日本にスコッチウイスキーが伝えられた頃、スコッチウイスキーと言えばこのキングオブキングスを指していたほど初期の頃から日本に輸入されていた歴史あるスコッチブレンデッドウイスキーです。
この陶器ボトルはオールドパーの陶器ボトルと同様の形の陶器ボトルであり、スコットランドでは昔ウイスキーはこのような陶器に入れて売られていたそうで当時の伝統を引き継いだ陶器製のボトルです。
キーモルトはオールドパーのキーモルトでもあるグレンデュランが使われており風味がオールドパーと酷似しています、それもそのはずでメーカーのジェームズ・マンロー社はオールドパーを製造販売しているマクドナルド・グリンリース社の子会社という関係にあります。
オールドパーと酷似した陶器ボトルといい中身のウイスキーの風味といい、ほぼオールドパーと考えてもよいウイスキーです、こういったアンティークウイスキーは是非とも向学のためにも味わっておいてほしいと思います。
品名 マンローズ・キングオブキングス レアオールドデラックス陶器ボトル 70年代後期~80年代流通ボトル
熟成年数 不明(特級表示)
キーモルト グレンデュラン
メーカー ジェームズ・マンロー
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 6,000円~8,000円(2025年7月時点)
買取相場価格 2,000円~2,500円(2025年7月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します