70年代から継続して最高級スコッチブレンデッドウイスキーキングの座を堅持しているロイヤルサルート21年ですが、メーカーはなんとシーバスリーガルを製造販売しているシーバス・ブラザースです。
本ボトルはそのロイヤルサルート21年の80年代に流通していたボトルで色こそ現在よりも若干淡いのですが陶器製の高級感は今も昔も変わりません、80年代には本ボトルの紺に加えて赤と緑がありました、当時最も好まれたのが紺であり90年代には他の色が消え紺だけに統一されてしまいました。
逆に最も人気の無かった緑は希少性からかプレミアムリカーショップでは最も高額の価格で売られています、私も是非コレクションとして赤と緑を購入したいと思います。
味も香りもシーバスリーガルの最高級版の18年とは別物です、キーモルトもストラスアイラとロングモーン以外は異なるようです、パンケーキのような甘い香りが漂い最高級ブレンデッドウイスキーの味を存分に堪能できます、是非ストレートで飲んで欲しいウイスキーです。
品名 ロイヤルサルート21年 80年代流通ボトル
熟成年数 21年
キーモルト ストラスアイラ・ロングモーン
メーカー シーバス・ブラザーズ(現在ペルノ・リカール傘下)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 20,000円~25,000円(2024年8月現在)
買取相場価格 7,000円~8,000円(2024年8月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
70年代にはジョニーウォーカー・バランタイン・オールドパーが日本での大人気高級ブレンデッド銘柄でしたが、80年代に入りシーバスリーガルの人気が急速に高まり以来最も日本での販売数が多い高級スコッチブレンデッドウイスキーになった感があります。
そのシーバスリーガルのスタンダードともいえるシーバスリーガル18年の90年代に流通していたボトルです。
現在では15年とほぼ変わらない価格であり15年に比べて割とリーズナブルな高級ブレンデッドとなっています、その意味では当時から15年はオフィシャルシリーズにあって最も生産量と共に流通量が少ないのかもしれません。
シーバスブラザースの最高級ブランドにロイヤルサルート21年がありますが価格的にはいきなり18年の倍以上になってしまいます、その意味でもアンティークウイスキーの芳醇で濃厚な風味を味わいたい人にはもってこいの逸品だと思います。
品名 シーバスリーガル18年 90年代流通ボトル
熟成年数 18年
キーモルト ストラスアイラ、グレンリベット、ロングモーン、ベンリアック
メーカー シーバス・ブラザーズ(現在ペルノ・リカール傘下)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 16,000円~18,000円(2024年7月現在)
買取相場価格 6,000円~6,500円(2024年7月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
日本人には70年代から馴染みの深い三角形ボトルのシングルモルトウイスキーであるグレンフィディック、その三角形ボトルそっくりのブレンデッドウイスキーであるグランツの80年代後期に流通していたグランツ18年クラシックです。
味と香りはグランツ12年と大きく異なり芳醇で上品な香りと甘さがあり、カスクの香りが深く水を数滴垂らしてトゥワイスアップで木の温もりを感じながら飲みたい逸品です。
グランツの味と香りの特徴はほのかに焦げたトーストのような香ばしさとドライフルーツのような甘酸っぱさにあります、この辺はグレンフィディックとヴァルベニーの影響が大きいのでしょう、独特の味なのに飲みやすく人を選ばないウイスキーの代表格だと思います。
品名 グランツ18年 クラシック 80年代後期流通ボトル
熟成年数 18年
キーモルト グレンフィディック、ヴァルベニー、キニンヴィ
メーカー ウイリアム・グラント&サンズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 12,000円~15,000円(2024年6月現在)
買取相場価格 4,000円~5,000円(2024年6月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
80年代に流通していたバランタイン・ロイヤルブルー12年です、海外では良く見かけたのですが何故か日本国内では見かけなかったボトルです。
アジアの国々で人気のあるバランタイン、当時韓国のクラブといえばこのバランタイン・ロイヤルブルーでした、私の手元にあるということはきっと韓国出張の帰りにでも買ってきたのでしょう。
ちなみにバランタインのキーモルトは、アイラのアードベック、オークニー(アイランズ)のスキャパ、ハイランドのオールドプルトニー・バルブレア・グレンカダム、スペイサイドのグレンバーギー・ミルトンダフという面白い蒸留所メンバーで構成されています、特にアードベックとスキャバはバランタインの風味からは想像すらできないモルトで隠し味的もしくは味のアクセントとして用いているのでしょう。
ロイヤルブルー12年はモルトの配分が多いのかは解りませんがシングルモルトを強く意識させるような風味がします、バランタインのアンティークを求めるなら是非ともお勧めする逸品です、キーモルトのエッセンスを探りながら飲めるウイスキーです。
品名 バランタイン ロイヤルブルー12年 80年代流通ボトル
熟成年数 12年
キーモルト アードベック、スキャパ、オールドプルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギー、ミルトンダフ
メーカー ジョージ・バランタイン&サン
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 9,000円~12,000円(2024年5月現在)
買取相場価格 3,000円~4,000円(2024年5月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
UD社から1991年に花と動物シリーズとして本ボトルが蒸留所オフィシャルボトルとして発売されます、しかし2002年に製造を中止して以来価格が急上昇しています。
僅か10年ほどのリリースですから現存数は極めて少ないと思います、本ブログ開設をきっかけに過去楽しんだ味を再確認するため探しに探して木箱入りをなんとか購入できたのですがかなり高額となっていました、まさに液体骨董品です。
ダフタウンは1980年代までブレンデッドウイスキーで著名なベルのキーモルトとして採用されていた蒸留所であり高い評価を得ている根拠ともなっています、そのダフタウン蒸留所の15年熟成のシングルモルトですから味と香りは保障されたようなものです。
ダフタウン蒸留所はスペイサイドのダフタウンにありグレンフィディックをはじめとして7つの蒸留所が存在しています、スペイサイドのなかでもスコッチのメッカともなっている地域でフルーティでマイルドな味に定評があります。
フルーティな香りで飲みやすいウイスキーですが、枯れ草のような木の香りもかなり感じるのでファーストフィル・バーボンカスクではないかと思うのですが詳しいことは不明です。
品名 ダフタウン15年 花と動物シリーズ 90年代前期流通ボトル
熟成年数 15年
カスク 不明
蒸留所 ダフタウン(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
購入相場価格 120,000円~150,000円(2024年3月時点)
買取相場価格 40,000円~50,000円(2024年3月時点)
特記事項 木箱付きは割り増し価格、今後も値上がり必須、購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します