刹那の勝敗を論じたところで何の意味も無い。
一時の勝ちは勝ちに非ず。
一時の負けは負けに非ず。
例え相手に勝ちを譲ってその時は負けたとしても、
次の瞬間に幾らでも逆転で勝ちを収めることができる。
勝敗の意味を正確に知り負けを計算できる者は本当に強い。
勝ちを譲れば相手は自力で勝ったとばかりに油断する。
その油断が後の致命傷になるとは誰しも思わないだろう。
陰陽織り交ぜ誘導を仕組んでおいての負けた振り。
最終的に勝つことを確信できているからこそできる技である。
国も企業も人も、高度な戦略戦術なきものは必ず負ける。
男の道楽とは実に非生産的なものである。
馬鹿かと思うほどの時間とお金を浪費して、
自身の達成感に愉悦しては納得して終わりなのだから。
現実思考の女性にはおそらく理解できない行動である。
でも、この非生産的で無利益な行動によって、
明日の生産的エネルギーを得ているとしたらどうだろう。
そう考えると男の道楽は極めて生産的行動に変わる。
そして、あらゆる意味での余裕が無いとできないこと。
経済的余裕に加えて精神的余裕が不可欠である。
道楽が愉しめる状況は押し並べて幸福だということだ。
ただし、現実逃避の手段としての男の道楽は愚の骨頂。
これこそ非生産行為の極みであり道楽を行う資格も無い。
良好なる人間関係の中でビジネスがスムースに回り、
憂いの無い生活の中で初めて道楽は道楽として在り続ける。
善き流れが周囲に流れていると良い方向へ物事も流れる。
一番気にしなくてはならない事がこの気の流れ。
善き流れは過去の経験から意図的に作り出すことができる。
マイナス思考の人を身の周りに置かないこと。
善き流れを遮る人を遠ざけること。
自己利益優先の人とは関らないこと。
不要な物はどんどん捨てること。
やるべきことを先延ばしにしないこと。
厄介なことから逃げずに真摯に向き合うこと。
善き流れを手に入れれば全てが上手くいくのは必然である。
価値観とは実に興味深い。
何故なら、人によって価値観が大きく異なるから。
生まれ育った環境の違い?
生まれ育った時代の違い?
付き合ってきた人間関係の違い?
これまでの経験の違い?
いずれにしても、人によって価値を見い出す対象が違う。
何に対して価値を感じるかは人それぞれということだ。
まあ、それぞれの価値観が存在していてもよいが、
ことビジネスとお金の価値観が合わないと極めて厳しい。
生活の経済基盤がビジネスとお金なのだから。
これが合わないと共存共栄など絵に描いた餅となる。
まあ、何をやるにしても、
価値観を共有できる仲間が極めて重要だということだ。
どんな熱い物でも熱く感じるのは喉元を過ぎるまでで、
その後は熱さをほとんど感じなくなる。
どんな辛い事も嫌な事も同じこと。
ある瞬間までのことで何時かは平常に戻る。
熱いかどうかを問う前に先ずは飲んでみることだ。
熱かったら吐き出さずに飲み込むことだ。
辛いことや嫌な事は受け入れることだ。
受け入れられれば何時かは消化されてしまう。
「自分と向き合う」とは、こういうことだ。
嫌な自分から逃げずに上手に向き合え。