理想郷、労せずして豊かな生活を送れる理想の世界。
でも、この構築には気の遠くなるような努力が不可欠だ。
汗水垂らしてひたすら理想を目指して頑張り続ける。
その者だけに与えられる極上のご褒美が理想郷である。
他者に頼るだけで自ら労せずして得られるわけがない。
理想郷、多くの人は空想で終わる儚い夢のまた夢の世界。
追えば遠のき謙虚にひたすら信じて待てば近づく。
安定を求めれば消え挑戦し続ければ現れる。
理想郷の構築、これは一つの人生の成功なのかもしれない。
金融免許を取ると銀行はお金を貸してくれない。
だったら、逆に資金を用意して貸金業をやればよい。
事業清算でまだ使える什器類を大量に廃棄しなくてはならない。
だったら、古物商の免許を取得して他社に販売すればよい。
大規模サイトを構築したが運用する予算が捻出できない。
だったら、サイトごと事業譲渡して他社に任せればよい。
極めつけの特許が取れたが事業化する資金が無い。
だったら、大企業との共同事業にして資金を得ればよい。
飲食店の多店舗効率化を考えるも人材がいない。
だったら、フランチャイザーになってオーナー募集すればよい。
現状計画で不都合な事実が発生したら、
逆転の発想で不都合な事実を都合よい事実に置換し、
現状以上に利益を上げる策を編み出すのが成功者思考だ。
何だろうね?
僅かな手数料を惜しんでは時間を無駄にする人って。
何だろうね?
僅かな自尊心を頑なに死守しては信用を失う人って。
何だろうね?
僅かな気遣いもできずにチャンスを逃す人って。
何だろうね?
僅かな幸福感を大事にしては夢を諦める人って。
結局、上手くいかない人って僅かなことに拘り、
僅かなものを大事にしては失敗を繰り返す。
思考視野が極めて狭く思考距離が極めて短い。
だから、どうしても独り善がりな損得だけで思考する。
局所を見て大局を観ず、全てにおいてそういうことだ。
何を以って愉しいのか、それとも辛いのか。
この価値観の不一致ほど負の連鎖を生じさせるものはない。
未来の構想を聞いて自身の将来ビジョンを思い描ける。
経験した事がない別世界の知識とノウハウを学べる。
自分の個性と客観的に向き合うことができる。
そして、同じ時空間を過ごして信頼を高め合う。
私は、これほどの愉しみも喜びも他には無いと思う。
そんなことより今この瞬間の気分だけを思考しては、
愉しいのか辛いのかを判断する輩がいる。
打算的な損得勘定だけで、
他者の貴重な時間を奪い愉しめないことに散財する。
価値感の不一致はどんなに歩み寄ろうとしても、
互いを理解し信頼し合えることは永遠にこない。
愛情を嫌悪に、愉しみを辛さと感じるのだから。
一緒に歩むことができない典型的な人であり、
双方にとって距離を置くのが懸命である。
互いの苦楽を共通認識として共に愉しめない人と、
同じ方向を向いて同じ夢を語れる日は永遠にこない。
100歩譲ったとしてもビジネスライクが限界である。
相手が示した案のうちどちらを選んでもアウト。
それならばと自分の考えを話してもアウト。
何をやってもアウトの連続、まさに奈落の底に落ちていく。
何故そうなるのだろうか?
この問いに明確な回答が出せないからに他ならない。
常に自分の考えを優先し押し付ける人が陥る奈落の底。
実は、這い上がるのは極めて簡単なのだ。
自分の考えを捨てて相手の気持ちを優先することだ。
相手は今どんな回答が欲しいのか?
それが明確且つ瞬間に解るまで奈落の底状態は続く。
もがけばもがくほどに更に深い底に落ちていく奈落。
いっそ、沈んでもいいやと開き直ったらどうだ?
案外、力が抜けて素直に相手の気持ちが解るかもね。