「何も考えずに権威を敬うことは、真実に対する最大の敵である」
天才科学者であり、晩年は科学で人の心を数値化しようと試みた情に厚いアルベルト・アインシュタインのこの一言は実に心に響きます。
彼の言いたいことは、その言葉を発した歴史的背景を調べるとよく理解できます。
「人はなぜ他者の権威や名誉にしがみつき、そしてそれを材料に私欲を考えるのだろうか?」、また「何故その人の権威や名誉が真実であるか否かを確認しようとしないのであろうか?」と、常に疑問を抱いていたと思います。
自分に名声も能力も無い人は、それを持っている人と組むことでその人の権威や名誉を自分の物であるかのように周囲に思わせようとします、つまりパラサイト思考の本質そのものです。
そして権威や名誉が本物か似非かを疑うどころか例え全てが嘘であろうが自身にとって都合良く解釈します、何故なら真実か似非かということよりもそれを利用することで私欲を満足させようとしているからに他なりません。
「虎の威を借る狐」という諺が全てを物語っています、そして他者の権威や名誉にしがみつく者はその頼った人の権威や名誉が似非であることが周囲にバレた瞬間に全ての人から信用を失います。
成功する人は思い込みを排除し他者に踊らさせることなく真実だけ見極めます、疑うことなく他者の情報で踊らされる者は何れ信用を失うことを知っているからです。
他者依存しないこと、全てが自己完結できるビジネス(事業)を行うこと、これなら他者の権威や名誉などは取るに足りないないものとなるのです。
そして今度は自身の動向次第で世間を思うように動かせるようになるのです、これが一つのステークスホルダーとしての価値であり成功者の正しい姿です。
人というのは最後の最後に本性が出るものだ。
その人を器を測るべきポイントは、
「ここまでか」というときにどう振舞うかだ。
最後の最後のここぞの時に、
自分かそれとも他者を優先するのか、
その結果に大きな違いが出る。
この瞬間の振舞いは今ではなく、
未来において原因による結果となって現れる。
因果応報と自己責任が見事に表面化する。
成功する人としない人を二分するのは、
ほんの少しの思考と振舞いの差でしかない。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。
サービスや商品に関してのロジカルシンキングにおいて効率良く結論を導き出す方法を知っているのと知らないのでは大きな差が出ます、闇雲にロジカルシンキングを繰り返しても空白の時が過ぎるだけで何も生みません。
そこでお勧めする方法があります、その方法とは「垂直思考と水平思考」の両面によって思考視野を広げていく方式です。
垂直思考とは、対象のサービスや商品に関して機能を落としてみたり機能を上げてみたりと、そのサービスや商品のカテゴリを維持しながら機能面での精査を繰り返して精度を上げていく方法です。
対して水平思考とは、サービスや商品の機能をそのままに対象とする事業カテゴリを広げていく方法です、例えば医療向けのサービスを建築向けやレストラン向けに応用できないかということを思考します。
この垂直思考と水平思考を繰り返して行うと対象のサービスや商品の見えなかった価値も見えてくるようになります、結果として当初は想定しなかったカテゴリで大きな事業を確立できることもあります。
どんなことにもテクニックを知っているか知らないかでは大きな差が出るということを実感できる瞬間でもあります、こういった基本的な思考テクニックは「フレームワーク」と呼ばれています。
何かを突然閃いた時は、この2つの思考でロジカルシンキングするとそれが本当に有益なものになるのかどうかも精査することが可能となるのです、ロジカルシンキングにもテクニックの有無が精度に響いてくるということです。
刺激とリスクはスパイスと同じ。
多少なら味わい深いが、
少なければ味気なく、
多すぎたら食べられたものではない。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
やるべきことをやったら待つだけでよい。
動きが無ければマイペースに進め、
動きが有ったらそれに順応すれば自然と成功に向かう。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。