オーガニックのジャガイモ、里芋、サツマイモを試食しました。
ジャガイモは男爵芋、サツマイモは安納芋です。
おイモの味を確認するのは蒸かすのが一番です。

里芋のネバネバは水溶性の食物繊維で、腸にとても良いものです。
蒸すと、もちっとした、イモ本来のでんぷんの甘みが出てきます。

季節の野菜はその後の季節に必要な成分が入っています。
お芋には冬を前にしてビタミンやミネラルがたっぷり!秋バテや風邪予防にもなります。
塩だけで美味しくいただけます。
ランチの主食としていただきました!
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農家さんから三種のサツマイモが届きました!
手前が紫芋、奥左が紅ほのか、奥右が紅あずま。

大きい!

紫芋は糖度が紅芋に比べて低いことから主に洋菓子などの加工用で使われることが多いのですが、今回は味の違いを確かめるために同じようにふかしていただきました。

紫芋は糖度は低いとはいえ旬のものは甘くて美味しいです。
イモ類に含まれるビタミンCはでんぷんによって守られているため、加熱されても壊れにくいという特徴があるのも嬉しいです。
↓こちらはホクホク系の定番、甘くて美味しい紅あずま。
生産量が多く、関東で最も市場に出回る人気が高いさつまいものひとつです。

出始めの9月末頃よりも、12月~2月になると貯蔵され熟したものが市場に出回るので甘味が増します。
オリーブオイルソムリエさんに教えていただいたお芋の食し方が美味しくてはまっています、オリーブオイルと塩をかけていただきます。
味と香りが驚くほど変化しなんと洋菓子のような風味が楽しめます。
この食し方を知ってからはお芋には塩でなくオリーブオイルが手放せなくなりました。

↓こちらは紅はるか。
食味と外観に優れた新しい品種です。
高い糖度をもち、焼いたときの甘さは、甘さで知られる安納芋と比較されるほどです。
強い甘さがあるものの、後味はすっきり感じられ上品な口当たりです。

加熱するとしっとりとした食感になりますが、安納芋よりもねっとり感が少なくさつまいもらしいホクホク感をを残しながらも滑らかでとても美味しいです。
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大好きな里芋が届きました!
無農薬、無人工肥料で作られた里芋です!

まずは定番、里芋の煮もの(風呂ふき)。
ほくほくとして優しい甘さで癒されます。

こちらも定番のきぬかつぎ。
蒸かすだけでもっちり濃厚で美味しいです。

こちらはきぬかつぎのアレンジです。
先に皮を剥いてから、小さくカットしてレンジで作ります。
水分が飛ぶので、きぬかつぎよりもさらにこちらはモッチモチになります。
塩だけで最高に美味しいです。
オリーブオイルとの相性も最高ですので、ぜひ試してみてください。
スイーツのような味になり驚きます!

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農家さんから初収穫の姫カボチャをいただきました。
西洋カボチャのなかで、果実は500g前後の小さなミニカボチャで、カボチャの品種によってさまざまな呼び名がありますが小さなカボチャ=姫カボチャとも呼ばれます。

ホクホクした食感で粉質度が高くキメの細かい肉質でとても甘みが強く美味しいです。
グラタンにしたりパンにしたり使い方もさまざまで、甘くて食べやすい人気のカボチャです!
そのまま料理の器にもできてしまうんです。
美味しいだけでなく見た目にもとっても可愛い!
柿の横に置いてみるとこんな大きさです!
(手前は、グリーンパパイヤです)

こちらの姫カボチャ、さっそく食べようとウキウキしていたら残念ながらすぐには食べられないとのこと。
収穫後しばらく置いて熟成するのを待つのだそうです。
楽しみにして待つこと2ヵ月!
果皮が下の写真のようにオレンジになり柔らかくなったら熟成完了のサインです!
カットした果肉は濃黄色でこのようになっています。
種もしっかり育っています!

姫カボチャを日常でよく食べる産地の方に伺ったところ、この姫カボチャはシンプルに蒸したものに塩をかけただけのものが一番美味しいとおっしゃっていました。
そこで最初はまずは蒸かしただけのものからいただきました。
調理後の色が鮮やかな黄色でとてもキレイ!

カボチャと栗とトウモロコシと枝豆と・・混ぜたような?
本当に自然の穀物の甘みが身体に染みわたります。
産地の農家さんもおすすめしている蒸かし姫カボチャ。
塩を振るだけで、十分に美味しいので手軽でおすすめです!
さらに、オリーブオイルをかけるとスイーツのような味になります!


後日さまざまな料理にも使ってみましたので、そちらは後日また改めての機会にご紹介します!
カボチャは、野菜の中でも陽の要素が入った野菜で、
蒸したり炒めたり加熱するだけで陰陽バランスが調う、
陰陽バランス完全食です。
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秋の味覚の柿!
コリコリとした硬めの食感が好きな方、トロトロに柔らかく熟れた柿が好きな方。
その中間が好きな方。
好みはいろいろの柿ですが、日本では昔から甘く熟成させた柿を砂糖代わりにして使ったりジャムにしたりと親しまれてきました。
スイーツなどない日本の昔の子供たちは、この柿がデザートだったのです。
ヨーロッパでは熟れた甘い柿が好まれていて、スーパーにはゼラチン状態まで熟した柿が並んでいる国もあるといいます。
日本のスーパーの柿はまだ熟れる前の硬い柿ですね。
今回はこの柿を追熟させて食べました。
果物には熟してから収穫するものと収穫してから熟させるものとがありますが、柿は後者で、他にはたとえばバナナ、桃、キウイなどがあります。
常温でただ置いても自然と追熟はしていきますが、よく聞く方法に、リンゴ、アボカド、メロンなどの果物と一緒に袋に入れる方法があります。
最も有名なのがリンゴで、一緒に密封しておくとリンゴから出るエチレンガスで成長ホルモンが促され追熟が早まります。

熟することによってさらに糖度の上がった柿は、本当に甘くて美味しい!
まさに天然のスイーツです。
柿は、ビタミン、カリウム、ミネラル類が豊富で、カルシウムなどバランスよく含まれています。
カリウムは、夏の疲れた体をデトックスするのに役立ちます。
そして、ビタミンCは、じつは果物のなかではレモンにつぐほどの含有量です。
風邪の予防をして冬に備えます。
これらの栄養素は、皮の部分に多く含まれていますので、
皮ごと食べられる熟成柿は美味しいだけでなく健康にもよい食べ方だったのです。
秋は、動物は夏の疲れをデトックスし、そして冬に備えて栄養や糖を蓄える季節。
柿は、動物に食べてもらうことで種を運んでもらい子孫を残します。
秋に実のる柿は、多くの種を運んでもらえるように、この季節に動物に美味しく食べてもらえてもらえるように進化しました。
そのため動物が秋に必要としている栄養分と甘さを兼ね備えているのです。
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