栽培しているバジルの葉を、トッピングやソースにしたり、ハーブティーにして飲んだり、芽や茎を漬け薬酒にしたりと、初夏から秋にかけて存分に楽しみました。
収穫が間に合わないほどだったため、前回はバジルの葉を使って乾燥バジルにしましたが、今回は完全に収穫を終えほぼ茎だけになったバジルを使って、より一層バジルの強い風味が楽しめる乾燥バジルを作ってみました。
作り方は簡単で、葉だけでなく最後に残ったこの茎の部分も丸ごと一緒に乾燥して作るということです。
重要なポイントは、逆さまにして乾燥させること!
そのまま乾燥させても細胞が壊れてしまう(枯れてしまう)ので、逆さまにすることで細胞の水分だけを抜き栄養成分を留めたまま乾燥させることができるため、味がとても濃くなります。
つまりはドライフラワーですね!
どのご家庭にもある洗濯ばさみを使えば簡単です!
完全に乾燥したら、そのまま部屋に飾って、少しずつ必要な分を都度つまんでそのまま使っています!

最後の最後まで、捨てることなくバジルを何か月にも渡って楽しむことができました!
栽培しているバジルの葉を、トッピングやソースにしたり、ハーブティーにして飲んだり、芽や茎を漬け薬酒にしたりと、初夏から秋にかけて存分に楽しみました。


香り高く、バジルに含まれるリナロールなどの香り精油成分には鎮静作用や強壮作用があり、リラックス効果があります。
ハーブと言えば独特の香りと味ですが、実はこれが自然の薬効成分であるフィトケミカルと総称して呼ばれるレアな栄養成分であり、ハーブの香り成分には、活性酸素を抑え抗ガン作用もあることも近年の研究で明らかになってきています。

バジルに含まれる脂溶性のβカロテンやビタミンE・Kは、油と組み合わせることで栄養素が溶け出し吸収率もアップさせてくれます。そのためバジルソースもおすすめです。

すさまじい勢いで成長し毎日のように大量に収穫できたので、食べきれない分は、保存食として乾燥バジルにしてみることにしました。

ちなみにバジリコとはこの乾燥バジルを細かくしたもので、日本で生まれた言葉です。
バジル粉(コ)が言いにくいのでバジリコ、となりました。
市販で売られているバジリコにはバジルの茎の部分や、他の植物も混合されているのはご存じでしょうか。
そうです、バジルの葉だけでは量がとれないためです。
完全にバジルの葉だけを使用したバジリコは、自ら乾燥バジルづくりから始めないとなかなか食べられないかもしれません。
さて、バジルを一枚一枚丁寧に干していきます。

毎日新しい葉を追加して干していきます。
乾いてきたものは色が黒っぽくなります。
この作業を繰り返し数百枚干しました。
完全に乾いたら完成です!

バジルには豊富なベータカロテンをはじめ、ビタミンEやK、カリウムやカルシウムなど、強い抗酸化作用や人体の生命維持活動にかかわるさまざまな栄養成分が含まれています。
また、冒頭のリラックス効果や健胃作用もあり、季節を問わず食したい薬草です。
一年中楽しむことができる、純粋で濃厚な香りの乾燥バジル。ぜひおすすめします。
植物の生命力と古人の知恵をいただきながら
心(陰)と体(陽)の陰陽バランスを整えるお酒を楽しんでいます。
美味しくて人気のジンBombay Sapphire(ボンベイサファイア)。
最近マイブームのカクテルがこのボンベイサファイアを使ったジンバッグです。

通常はジンにジンジャーエールとレモン果汁を加えますが、本来は生のショウガとコアントローを使います。
なので、本格的なジンバックを最近楽しんでいます!
美味しいうえに、生ショウガの薬効効果も期待できます!

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陰陽バランス食養学~現代に蘇る医食同源~
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先日ご紹介した五葉松の松葉茶ですが、地方の拠点の庭には五葉松のほかに黒松もあります。

先日の出張の際、黒松の松ぼっくりを代表が見つけて取ってくださいました。
ちょうど外装工事の足場が家をぐるっと囲っていたため、その足場があったことで高い場所にあった黒松の松ぼっくりを取ることができました!
あそこだよ!と指をさして教えてもらってもわたしはその場所がまったく分からず・・とくにまだ成熟する前の若い松ぼっくりは緑色のため余計に探しづらいのです。あんなに遠くから見つけられるのが本当にすごい><

こちらの松ぼっくりをお茶にしてみました!
松ぼっくりは茶色いものをイメージするかもしれませんが、お茶にするには採れたての松ぼっくりが適しているそうです。
大きさもあまり大きすぎずできれば3センチ以下のものが良いそうです!
そして採るとあっという間に茶色くなってしまうので、新鮮なうちが良いです!
翌日にはあっという間に少しずつ茶色くなっています。
きれいに洗いナイフで細かく刻んだら、熱湯に入れ蓋をして20分ほど蒸らします。
↓↓煮だすのが手間なときは、そのままお湯に浮かべるだけでも良いのでお手軽です!
すごくさっぱりして、ハーブのような香りと独特の風味に癒されます。

中がどうなっているのか見てみたくて、お茶にしたあとの松ぼっくりを切ってみるとこのようになっていました!

市販のものは乾燥して砕いたものや、松葉茶と一緒に入っているもの、粉末タイプなどがあるようです。
お茶のほかにも、薬酒にしたりジャムにもできるそうなので、今後もいろいろ挑戦して楽しみたいと思います!
地方の拠点の庭に五葉松があります。
五葉松の右隣に写っているピンクのきれいな花が咲いた木はさるすべりです!


こちらは東京に持ち帰り刺し芽をしているところです。

わたしたちの生活のなかで親しまれている松。
観賞用から、木材、松の実、松ヤニなどさまざまに利用される松ですが、その葉もお茶、薬用酒の材料、お風呂に入れるなど、古くから健康のために利用されてきたのをご存知でしょうか?
ネットなどでも調べてみるとそのすごい効能がお分かりいただけると思います。
とくに血管を強くしてくれる効果が高く、高血圧の方におすすめと言われているそうです。
この五葉松を持ち帰り、毎日少しずつ飲んでいます。
(ちなみに、赤松(女松)や黒松(男松)、そのほか五葉松、大王松などは毒性はないのですが、松の種類によっては毒性のあるものもありますので注意が必要です。)
作り方は、とっても簡単!
乾燥させた松葉と水を鍋に入れ、沸騰したら弱火で1~2分ほど煮出すだけ。
茶こしで葉をこせば松葉茶の完成です。
お茶づくりに大活躍の洗濯ばさみです!

↓↓煮だすのが手間なときは、乾燥させた松葉をそのままお湯に浮かべても十分良い香りがしますし見た目もきれいです。
味や色はほとんどないのですが、とにかく本当に良い香りです!
ハーブのようなスーッとした爽快な香りと味がします。

↓↓こちらは乾燥させた松葉をミルで砕いて粉末にしてみたものです。
このままお湯を注いで飲むこともできます。

粉末タイプの松葉茶も販売されていますので、手軽に続けたい方にはおすすめかもしれません。
ただ、煮出したお茶より粉末の方が、針葉樹やハーブ特有の薬効成分(苦みなど)を強烈に感じます!!
クセが強すぎるので黒豆茶やトウモロコシ茶、ほうじ茶や玄米茶など、お好きなお茶にブレンドすると飲みやすいかと思います。
どちらにせよ松葉茶の風味は、そういう意味では一度にたくさん飲むのではなく、適量を長く続けるにもってこいの味かもしれません。
最後に、ひとつ難点が!
松葉のヤニがすごいので、手や煮出した鍋などいろいろなところについてしまいます!
ですが、心配ありません。タオルなどにアルコールを含ませ拭き取れば落とすことができました!