地方オフィスでの庭で姫カボチャを育てています。
↓3月下旬(2025/3/27)に植えてから1ヶ月後の姫カボチャの苗の様子。
ほとんど成長していません><

別の苗も、寒さで弱った葉は虫にやられて穴だらけになってしまいました・・

植えた後に、現地の気温がマイナスになる日もあるほど冷え込み、植える時期が早すぎたのかもしれないね、とのことでした。
このように、もしかしたら育たないかもと心配していた姫カボチャですが、その後も見守っていると枯れることなくがんばって持ちこたえてくれていました!
↓そして5月下旬(5/29)になるとて蕾がしっかり成長してくれていて嬉しかったです!

そして6月中旬(6/12)。
雑草に埋もれつつ葉も大きくなっています!

放置栽培の実験中のため手を加えていないのと、虫がカボチャの葉を食べないように、周囲に雑草をはやすことで雑草に虫が行くようにしていました。
これからは暑くなりそしてこの後雨が当面降らないので乾燥防止で刈った草を敷きました!
これをマルチングと言うそうです!

蕾の方も大きくなっています!

↑この丸い部分が付いているのが雌で、
↓ついていないこちらが雄なのだそうです!ぜんぜん知らなかったことばかりです。

そしてこの時「カボチャっていうのは、この葉の部分が一番ウマいんだよ!」とこれまた知らなかったことを代表に教えてもらい、成長に支障のない部分をさっそく採取!!
子供のころにおじいさんが畑でカボチャ含めいろいろなものを育てていたのだそうです。

初めてまじまじと見たカボチャの葉。

なんだかとげみたいなのも生えていますし、見た目もごっつい。
本当に食べられるの・・?と内心半信半疑だったのですが、こちらをさっと湯通しして食べてみました。
すると、美味しすぎてびっくり!!!
あまりの美味しさに思わず美味しいと雄叫びをあげてしまいます(笑
見た目とは裏腹に、すごく柔らかくて、優しい甘みがあります!
そしてふんわりとわずかにカボチャの風味もしてきます。
育てていないと食べられない部分。
どうしよう、またひとつこの世で美味しいものを知ってしまいました・・笑

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甘みが強く栄養価が高いマルベリー。こちらは「桑の実」です。
桑は蚕のエサとして栽培されたもので、野生化した桑の木が里山には点在しています。
正確には、実がたくさんつくよう改良品種した桑の木をマルベリーと呼んでいます!
生の桑の実はとても傷みやすいため流通品は皆無となっているのだそう。
冷凍の桑の実は期間は限られますが通販で手に入るようです、ただ養蚕業が衰退した現在はお値段がとっても高いです・・。
生のマルベリーは甘みが強いのが特長ですが、赤い実は酸っぱすぎてビックリします!黒くなった実がとても美味しいです!
そしてマルベリーのすごいところは、その美味しさだけでなく栄養価。とくにビタミンCや鉄分が豊富で、またカリウムはフルーツの中ではトップクラスの含有量といわれています。
アントシアニンやカルシウム、マグネシウム、食物繊維なども摂取できます。
なかなか手に入らない生の桑の実を毎日食べられるのは贅沢なことなのでとてもありがたいです。
こちらを毎日食べ続けていたら、最近肌が白くなったね、と言われることが増えました!
一般的には、赤から黒になる、と言われていますが、よく観察するともっと細かい色の変化を楽しむことができます!
ちなみに、代表は緑・白・黄色・オレンジ・赤・紫・黒、という七色に変化することから、レインボーベリーと命名しているようです。
東京のベランダ菜園で長らく楽しませていただいたこのマルベリーも、いよいよ本丸へお引越!自然界へデビューです!
どのように育つのか楽しみです。元気に大きくなりますように。
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千葉のイタリアンレストランの庭にビワの木があります!
一昨年までは、小さく糖度も少ない実しかならなかったのですが、
代表がビワの木の世話をしたところ今年は昨年よりも大きく、甘く、そして10倍以上の大量の実が成り驚きました!
昨年の夏、バキバキと豪快に成長の妨げになる枝を切り落とし、周囲で見ていたわたしはどうやってその枝を見分けているのか、本当にそんなに切って大丈夫なのか、ただ見ているしかなかったのですが・・そんな心配をよそにビワの木が元気に生まれ変わってしまったようです!
そのまま食べても美味しいビワですが、大量に採れたので、
一部はお店でシェフ手作りのデザートをお客さまに食べていただくことに。
残りはラボに持ち帰りジャムにして保存することにしました。
まずはビワの皮を剥き種を取り、実を取り出して4等分にします。
カットすると一気に黒くなっていきます。
これはミネラルが多く含まれる野菜や果物に起こる現象です!

そのまま水、黒砂糖、ハチミツを加えてトロトロと煮込みます。

煮込むこと30分。

暑いうちにビンに入れ密閉して完成です!
ジャムというとドロドロしたイメージですが、この実の形が残っているのが本来のジャムの形と言われています。
こちらがどんどん熟成して、実が柔らかくなりトロトロとしていきます。
少しだけ出来立てのうちに試食。
美味しい!美味しすぎます!!
自然の甘味とほのかな酸味が最高に美味しいです。
桃の缶詰の甘味を控えめにして、さっぱりさせたような味です!
これがさらに熟成していくとどうなるか楽しみです。

ちなみに作った鍋、ビワに含まれる酸の成分で酸化還元して綺麗になってしまいました!

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本日はサクラ茶です。
こちらのサクラの若葉をそのままお湯で煎じて飲むと、サクラの香りがとても心地よいです。
初夏の季節を感じられるお茶です!

枝の先の黄緑色の部分は、まだ若葉や幼葉で、柔らかく食しやすい部分です。
サクラの葉を生で食べる桜餅は、このまだ柔らかい若葉の部分を使用しています。
緑色に硬く成長した葉は味も濃くアルカロイドも強力ですので、絶対に生でかじらないようにしましょう。

サクラの葉は味が強いので、もし料理に加えるとしても本当にごくごく少し、です。
生でなく必ず加熱するかアルコールに浸してアルカロイドを抜いてからいただきましょう!

ちなみにこのサクラの若葉、お味噌汁にほんの少し加えるだけで一気に香り高い上品な味にかわります!
ダイコンの薄切りと合わせると本当に美味しいのです!

そのままお湯で煎じても美味しいサクラ茶ですが、今回は信州でよく作られているというサクラ茶作りをしてみました。
通常のお茶作りといえば干して乾かしますが、サクラの葉は置いておくとすぐに黒く変色してきます。
豊富に含まれるカテキンのためです。
そこで信州ではこのサクラの葉を塩で漬ける形にして、より長い期間サクラの葉の味を楽しんでいるそうです。
塩で漬けることでもアルカロイドは抜けますので理に適っていますね!
新芽と若葉の部分だけを使って作ります。
このサクラ茶はお茶だけでなく食材としても使用できます。
作り方は、沸かしたお湯に塩をたっぷり入れて注ぐだけです。
表面の雑菌が死んで何時までも香りを楽しめます。
若葉がぎっしりと詰まっています!

現在漬けている最中ですので、試食&試飲が楽しみです!
この葉を1枚お湯に入れるとサクラ茶として長い期間楽しめるのです!
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