提携農家さんに蒔いていただいたフランス産食用タンポポ。
2年目の秋の根のサンプルを昨年10月に送っていただきました!
年間を通してもっとも栄養価が高くなるこの時期を待って一斉に収穫しました!
掘り出して直ぐに送ってもらった約60本の根!
太くて重さも6Kとずっしり!
来年はさらにこの5倍の量が収穫できるそうです!
まずはこれらの大量の根を一本ずつ流水で洗いました!

たばこと比べてもこの大きさ!

採取した食用タンポポの根は今後の研究サンプルとして35度の焼酎(リカー)に漬けました!

・・半年後!
薬効成分が溶け出して、
真っ黒で何も見えません!!笑

薬効成分が期待できるだけに今後の実験&研究が楽しみです。
食用タンポポを使った薬膳酒作りはたんぽぽ普及協会の公式サイトで公開しています。
ぜひご参照ください。
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今回は、タンポポの根に含まれる薬効成分の研究用に大量に購入した「蒲公英」で薬膳酒を作りました。
こちらが、市販の漢方薬の「蒲公英」です。

こちらをリカーに漬けます。
出来あがるまでに数ヶ月待ちます!

数日後には、エキスが出てきます!

・・・出来あがりは真っ黒なもの凄く苦い液体になりました!
漬ける量が多すぎたのかもしれません。
薄めて飲んでもまったくの薬の味でした・・・
次回はもう少し蒲公英の量を少なくして再挑戦したいと思います!笑
タンポポの根には、身体を温めデトックスの効果があると言われています。
食用タンポポを使った薬膳酒作りはたんぽぽ普及協会の公式サイトで公開しています。
ぜひご参照ください。
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タンポポの葉から根までまるごとリカーに漬けてから1年半になりました!
調べてみたところ、根のみを漬けたタンポポ酒はありましたが、葉・蕾・花まで丸ごと漬けたタンポポ酒は見つけることができませんでした!

1年半経過した様子がこちら!
葉の部分はすっかり色素が抜けています!

試しに飲んでみると・・苦い!!
漬けたてのころよりさらに苦みが増しています!!
これはタンポポにふくまれる薬効成分がより出ている証拠です!
苦いですが、なんだか身体がぽかぽかしてきます!
薬膳酒は時間がかかりますが、リカーに漬けるだけでとにかく簡単です。
食用タンポポを使った薬膳酒作りはたんぽぽ普及協会の公式サイトで公開しています。
ぜひご参照ください。
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先日にんにくの塩漬けをご紹介しました。
さらに、下の写真はニンニクの塩漬けを乾燥させ、熟成したもので、代表が実験の為に保存しておいたものです。
なんとこちらは35年物!
中国の「豆鼓(トウチ)」のニンニクバージョンの出来上がりです。
トウチとは大豆を発酵させたもの。
味噌や納豆のようなものを想像してしまいますが、製法も外見も味も異なり、蒸した大豆を塩・酵母・麹で発酵させ、さらにそこから天日干ししたものです。
トウチは豊富なアミノ酸と、芳醇な香りを持ち、塩辛さのなかに味噌のような風味があります、多くの中華料理に調味料として使用されます。
このトウチのニンニクバージョンもトウチ同様、強い旨味とコクがあります!

塩水だけで作るニンニクの塩漬けは最初は難しいかもしれませんが、派生していろいろなものが作れるので、みなさんもぜひトライしてみてください。
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世界中どこの国でも、古くから知恵として受け継がれている食の保存法に「塩漬け」があります。
長期保存できるだけでなく、食材が熟成し、うま味成分を増加させたりまろやかな味わいに変化するものもあります。
様々な塩漬けがありますが、漬け汁も便利に使えるニンニクがおすすめです!
漬け汁は、そのまま健康ドリンクとして薄めて飲んでも、
チャーハンなどを作る際の調味料としても万能です。
塩分濃度などのレシピはネット等でもありますので、ここでは割愛するとして、
塩漬けであるのに、お酒を入れているものが多いように思います。
これは、塩だけよりもアルコールの殺菌力によってカビが生えにくくなるためです。
初心者の方でも失敗が少なく、誰でも楽しんで塩漬けが作れる有効な方法かと思います。
こちらのブログで言う「ニンニクの塩漬け」とは、シンプルに塩水のみで漬けたもの。
お酒のみで漬けたものを「ニンニク酒」とそれぞれにしています。
また、一般的に「ニンニクの醤油漬け」はニンニクを醤油でつけたものですが、こちらのブログでは「ニンニクの塩漬け」から「ニンニク醤油」を自家製しています。
難しいながらもお酒を入れず塩水だけで塩漬けを作っているのは、アルコールが体質に合わない方のためと、このようにニンニクの塩漬けから、
さらに熟成させ「ニンニクのたまり醤油」ができないかと実験のためです。
最初は難しいかもしれませんが、一度でもうまくいけば、コツを掴んで誰でもできるようになります。
保存する瓶と蓋はしっかり熱湯消毒して、しっかりと乾かすことも忘れずに。
ときどき様子を見て、ガスが溜まった場合は蓋を緩めてガス抜きもしてあげます。
塩分は「〇パーセントにするため〇gにする」といったレシピなどもありますが、
計るのが面倒、またがこまかく計測することができない、といったケースもあるかもしれません。
そんなときは、「それ以上塩が溶けないところまで塩を入れる」と覚えておくと良いでしょう。
塩分濃度約10%の漬け汁が、カビが生えないギリギリのラインです。
これは海の塩分濃度の約10倍になります、
この約10%の目で見る目安が「それ以上塩が溶けないところまで」ということになります。
塩分濃度が上がるほど痛みにくくなりますので、減塩はそれ以上は控えた方がよいでしょう。
塩だけで作ったこちらのニンニクの塩漬け、なんと20年も経過したものです。
一度、菌バランスが安定すると、アルコールなしでもこのように20年たっても悪くなりません。
塩漬けの漬け汁は本来透明な色をしていますが、20年の熟成でこのような醤油のような色に変化しています。
一部は調味料に使い、ここからさらに熟成して醤油を作っていきたいと思います!
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