さつまいもと同じように、里芋もよく焼き芋にします。
無水鍋にお芋を入れて蒸し焼きにするだけでホクホクに仕上がります!
遠赤外線でじっくり熟成されて甘くてねっとりとした焼き里芋ができます。
皮は干してお茶にしています。
コーヒーのような香ばしい香りなので、ノンカフェインのコーヒーのようです。
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今回は里芋の皮を焼いてから干しましたが、干してからローストしても作ることができます。
このお茶は水溶性食物繊維とカリウムが豊富で整腸作用やコレステロール値を下げてくれる効果もあるそうなので、お手軽に作れるのが嬉しいですね!
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今ではどんな料理にもすっかり愛用している無水鍋!
無水鍋は複数の調理法が楽しめ、美味しくできることで人気です。
レシピもたくさん出ていますね!
無水鍋はアルミニウムや鉄を鋳造して作るぶ厚い鍋で密閉度も非常に高い鍋です。
なので、鉄板焼とかグリル、また圧力鍋のような調理が手軽に行えるのです。
名前の通りで水を全く加えないでも火加減次第で焦げ付くことはありません。
一度使うと、便利で手放せません!
煮もの、揚げ物や、ご飯を炊いたり、餃子などもパリッと焼けます。
野菜も無水で茹でることができますし、パンも焼けるのでオーブンにもなります。
7年前に鶏ハムづくりに目覚めて購入したグリルパン☆
ずっと愛用しています。
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今回は焼き芋作りです!
無水鍋にお芋を入れて蒸し焼きにするだけで
遠赤外線でホクホクの焼き芋が自宅でできます!
写真はダイレクトに入れていますが、アルミ拍を敷くと汚れもつかず簡単ですよ。
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香ばしい臭いがしてきたら火を止めて、10分置いておきます。
この間に、遠赤外線でじっくり熟成されて甘くなります!
香ばしく甘い焼き芋の出来上がり!
まるで石焼き芋のようでしょ!
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↓こちらはちょっと焦がし過ぎた例。
でも、中はとてもホクホクで美味しいです!
同じ方法で作る焼き栗や焼リンゴなども本当に絶品ですので、おすすめです!
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"最恐の雑草"と呼ばれるヤブガラシをご存知でしょうか。
このヤブガラシは一度根付くと他の植物を覆い尽くすほど成長し、覆われた植物が光を浴びることが出来なくなり藪一面をも根こそぎ枯らしてしまう、というその生命力の強さから名づけられたつる植物です。
その名の通り、表面のつるだけを取り除いてもすぐに再生してしまうのはもちろんのこと、根までしっかり抜いて取り除いても、抜いたヤブガラシをそのまま放置してしまうとその根だけでなく茎からも再生してくるほどのすさまじい生命力の強さです。
そのため、地方拠点に出張のたびに庭に生えていたヤブガラシを取り除く作業を皆で行うのですが、抜いても抜いてもあちらこちらでまた再生していて、完全に取り除くまでに何か月も要しました!
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しかし、このように庭や林の厄介物となるこのヤブガラシですが、適切に処理すれば非常に美味しく食べることができると教えていただき、さっそくこのヤブガラシを東京に持ち帰りみんなで試食してみることにしました!
ヤブガラシの根は生薬として利用され、利尿・解毒・鎮痛などの効果があると言われています。
また、若芽は山菜として食べることもあるそうです。
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ヤブガラシにはシュウ酸が多く含まれているので、水を取り替えながら半日ほど水に晒します。
約1分ほどさっとゆでて水にさらしてお浸しにすると美味しいです。
葉に赤色があるのですが、熱を通すと一瞬で鮮やかな緑色になります。
やわらかいつるの先の方が特に美味しく好まれているようですが、敢えて巻きひげや葉など取り除かずそのままいただいてみました!
茎の方はたしかに硬いですが、食べられないこともありません!
熱を通すとぬめりも出てきて、味や食感は、モロヘイヤとスベリヒユと山菜のワラビを混ぜたような・・?個人的にすごく好みの味でした!
しっかりあく抜きをすれば苦味やえぐみもなく、美味しく食べられます。
他の野菜と一緒に調理してもアクセントになって美味しいです。
山菜ならばはずせない鉄板レシピの天ぷらにしても美味しいそうなので、今度挑戦してみたいと思います!
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地方拠点への出張の際、地元の猟友会の方からいただいたシカ肉(約5kg)のジビエを新年会で美味しく堪能させていただきました!
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細かい筋膜や筋などが張りめぐされているため、代表が丁寧に処理してくださいました。
スルスル剥がすことはできないため、本当に労力のかかる作業で数時間立ちっぱなしでした!
筋膜や筋などがあるとゴリゴリとして噛み切れず食感も味も落ちるのですが、あまりにもたいへんな作業のため通常取り除くことはしないそうです、ちなみに猟師さんたちにどのようにして食べるのか伺ったところそのままぶつ切りにしてお鍋などで食べるとおっしゃっていました!
ものすごくきれいなお肉です。
くさみがまったくなく、この状態でお肉のにおいを確かめると、馬刺しのような?マトンのような?香りがします!
↓ちなみに取り除いた組織のほんの一部。
台所のディスペンサーに入れてもまったく細かくなりませんでした。
食べても問題ないものですが、やはりこれだけ噛み切れない組織が入っているのといないのとでは味に大きな違いがでそうです!
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こちらはニンニク、ショウガ、黒コショウ、だしで煮込んだものです!
猟師さんから伺っていたとおり、シカ肉はまったくくさみがなく、これまで食べたことのあるお肉(牛、豚、鶏、馬、羊)のなかで一番美味しかったです!!
しっかりと筋膜などの組織を取り除いていただいたので、とても柔らかくしっとりふっくらしていました。
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↓こちらは薬膳鍋!
スライスしたショウガとニンニク、塩、香りづけの醤油を入れ煮込みます。
中国では有名なスパイスの五香粉(八角、クローブ、シナモン、コリアンダー、山椒)も加えています。
このときに、一緒に茹で卵を入れると、美味しい煮卵もできます。
ダイコンもとろとろになって美味しいのでおすすめです。
肉が柔らかくなるまで煮込んだら火を止め冷まします。
この冷ます過程で味がこなれて美味しくなります!
他のお肉ですと、冷めると表面に白い油が固まったりしますが、シカ肉はまったくそれがなくびっくりしました!
新年会の翌日以降も、何日もお鍋を楽しむことができました。
猟師さんに狩っていただいた、しかもはじめての鹿肉をいただけるという貴重な経験ができ、本当にありがたく素敵な一年のスタートとなりました!
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先日、茨城県のレンコン農家さんから収穫直後の新鮮なレンコンをプレゼントにとたくさんいただきました!
昨年もいただき、毎年のように冬は楽しみが増えました!
このような連なったままの姿のビッグサイズのレンコンはなかなかお目にかかれません。
一つだけでもスーパーに売られているレンコンとまるで別物、一塊でもトレイに入らない規格外サイズです。
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レンコンは、食物繊維とビタミンCやポリフェノールなど豊富な栄養が含まれ、そのシャキシャキやホクホクの食感も楽しめることから皆さんから親しまれた食材です。
食品の渋みやえぐみとなるレンコンのアクにはこちらのポリフェノール類が含まれていて、空気に触れることで、このように色が茶色くなります。
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「アク抜きをすると栄養成分が流れ出る」と言われるようになり、アク抜きをするのが良いとか悪いとか最近ではさまざま言われます。
色や食感や味にこだわるならアク抜きをして、栄養が優先であればアク抜きをしないといった形で、過度に神経質になりすぎずに柔軟にその都度調理に合わせて楽しみたいものです。
ちなみに、収穫の時期にもよりますが新鮮レンコンにはアクは少ないのでそんなに気にしなくて良いと思います。
事実、生産農家さんでもアク抜きしないそうです!
また、アクが多いのは皮の部分。
アクが多いということは栄養(ポリフェノール)も含まれていることになりますが、
こちらもまた皮は栄養があるから剥かない方が良いとか悪いとかさまざま言われるポイントではありますが、
同様に気にし過ぎずに、見た目など気になる方や、調理に合わせて薄くレンコンの皮をむくことをおススメします。
さて、レンコンの皮は薄いのでどうしても厚くむいてしまいますが、薄く皮を処理するためにはちょっとコツがあります。
プロの方はどうしているのか教えていただきました。
最初にピーラーでさっと剥きます。
すると、このような状態になります。
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このあとに、細かいところを包丁でこするように剥きます。
ちょっと手間がかかりますが、こうすることで大切な栄養素の多いところが得られるのです。
レンコンは場所によっても食感がかなり違います。
冒頭の写真、左の方が一番ホクホク、右にいくにつれシャキシャキのレンコンになります。
これは、左の方からでんぷんが多く、先の方に行くにつれ少なくなるためです。
料理によって食感を使い分け美味しくいただきたいですね。
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