2024年11月13日 11:00
栽培しているバジルの葉を、トッピングやソースにしたり、ハーブティーにして飲んだり、芽や茎を漬け薬酒にしたりと、初夏から秋にかけて存分に楽しみました。
香り高く、バジルに含まれるリナロールなどの香り精油成分には鎮静作用や強壮作用があり、リラックス効果があります。
ハーブと言えば独特の香りと味ですが、実はこれが自然の薬効成分であるフィトケミカルと総称して呼ばれるレアな栄養成分であり、ハーブの香り成分には、活性酸素を抑え抗ガン作用もあることも近年の研究で明らかになってきています。
バジルに含まれる脂溶性のβカロテンやビタミンE・Kは、油と組み合わせることで栄養素が溶け出し吸収率もアップさせてくれます。そのためバジルソースもおすすめです。
すさまじい勢いで成長し毎日のように大量に収穫できたので、食べきれない分は、保存食として乾燥バジルにしてみることにしました。
ちなみにバジリコとはこの乾燥バジルを細かくしたもので、日本で生まれた言葉です。
バジル粉(コ)が言いにくいのでバジリコ、となりました。
市販で売られているバジリコにはバジルの茎の部分や、他の植物も混合されているのはご存じでしょうか。
そうです、バジルの葉だけでは量がとれないためです。
完全にバジルの葉だけを使用したバジリコは、自ら乾燥バジルづくりから始めないとなかなか食べられないかもしれません。
さて、バジルを一枚一枚丁寧に干していきます。
毎日新しい葉を追加して干していきます。
乾いてきたものは色が黒っぽくなります。
この作業を繰り返し数百枚干しました。
完全に乾いたら完成です!
バジルには豊富なベータカロテンをはじめ、ビタミンEやK、カリウムやカルシウムなど、強い抗酸化作用や人体の生命維持活動にかかわるさまざまな栄養成分が含まれています。
また、冒頭のリラックス効果や健胃作用もあり、季節を問わず食したい薬草です。
一年中楽しむことができる、純粋で濃厚な香りの乾燥バジル。ぜひおすすめします。