秋の味覚の柿!
コリコリとした硬めの食感が好きな方、トロトロに柔らかく熟れた柿が好きな方。
その中間が好きな方。
好みはいろいろの柿ですが、日本では昔から甘く熟成させた柿を砂糖代わりにして使ったりジャムにしたりと親しまれてきました。
スイーツなどない日本の昔の子供たちは、この柿がデザートだったのです。
ヨーロッパでは熟れた甘い柿が好まれていて、スーパーにはゼラチン状態まで熟した柿が並んでいる国もあるといいます。
日本のスーパーの柿はまだ熟れる前の硬い柿ですね。
今回はこの柿を追熟させて食べました。
果物には熟してから収穫するものと収穫してから熟させるものとがありますが、柿は後者で、他にはたとえばバナナ、桃、キウイなどがあります。
常温でただ置いても自然と追熟はしていきますが、よく聞く方法に、リンゴ、アボカド、メロンなどの果物と一緒に袋に入れる方法があります。
最も有名なのがリンゴで、一緒に密封しておくとリンゴから出るエチレンガスで成長ホルモンが促され追熟が早まります。

熟することによってさらに糖度の上がった柿は、本当に甘くて美味しい!
まさに天然のスイーツです。
柿は、ビタミン、カリウム、ミネラル類が豊富で、カルシウムなどバランスよく含まれています。
カリウムは、夏の疲れた体をデトックスするのに役立ちます。
そして、ビタミンCは、じつは果物のなかではレモンにつぐほどの含有量です。
風邪の予防をして冬に備えます。
これらの栄養素は、皮の部分に多く含まれていますので、
皮ごと食べられる熟成柿は美味しいだけでなく健康にもよい食べ方だったのです。
秋は、動物は夏の疲れをデトックスし、そして冬に備えて栄養や糖を蓄える季節。
柿は、動物に食べてもらうことで種を運んでもらい子孫を残します。
秋に実のる柿は、多くの種を運んでもらえるように、この季節に動物に美味しく食べてもらえてもらえるように進化しました。
そのため動物が秋に必要としている栄養分と甘さを兼ね備えているのです。
***
外見が生姜に似ているこちらのお芋は菊芋。
菊芋はヤーコンと同じようにデンプンはあまり含まれず生のままでもクセがなくシャキシャキとした食感が楽しめるため、スライスや細切りにしたものをサラダや色々な和え物にしたり、炒め物や焼きもの、煮物や汁もの、揚げ物などの加熱する料理でも美味しく食べることができます!

農家さんから大きな菊芋が届いたので、このどんな料理にもできる万能な菊芋、まずはそのままの味を知りたくてふかして塩でいただいて味を確認してみました。

甘いレンコンのような味をして美味しいです!
菊芋には、カリウムや天然のインシュリンといわれるイヌリンと呼ばれる多糖類が豊富に含まれています。
このイヌリンは消化によってオリゴ糖の一種となり糖尿病などに良い影響を与えるとされています。

こちらはキンピラにしたもの!
シャキシャキとしてご飯やおつまみにも良く合います!


揚げてチップスにしたり、そのままオーブンで焼きバターなどを付けて食べても美味しいそうです。
おやつにも最適ですね!
菊芋はデンプンをあまり含まないため、芋でありながらカロリーが低くジャガイモと比較すると半分以下のカロリーしかありません。
低カロリーの健康食材ですね!
いろいろな料理で使ってみたい野菜です!
***
毎年年末が近づくと、代表のチーズ好きを知る方々からチーズが届きます。
特にロックフォールやゴルゴンゾーラなどのブルーチーズ系がお好みの代表。

ゴルゴンゾーラは北イタリア・ロンバルディア州のゴルゴンゾーラという村で生まれた伝統的なチーズで、世界三大ブルーチーズのひとつです。
独特の風味で刺激的なチーズ、とても魅力があり本当に美味しいです。
今年の頭、新年会にゴルゴンゾーラのピカンテをいただきました!
ゴルゴンゾーラにはピカンテとドルチェがありますが、ピカンテは青カビが多く独特の風味と味わいでややかたい組織が特徴です。
ドルチェ青カビが少なくほんのりとしたミルクの風味と甘さがあり、デザートにも使われるほどクリーミーでやわらかい組織が特徴です。
じつは、ピカンテもドルチェも添加されている青カビの量は同じなのです。
製法や熟成期間の違いでここまで特徴が異なる2つのチーズができあがるのだそうです。
とっても奥が深いチーズ。
みなで美味しくいただきました!
みなでひと通りいただいたあと、こちらの熟成したゴルゴンゾーラピカンテをなんとさらに熟成させ新しいゴルゴンゾーラを味わってみようと言い出したのは代表。
そうです、熟成させつつ水分を抜いていくパルメジャーノの製法のようになります。
ただでさえ美味しいゴルゴンゾーラ。
パルメジャーノのようなゴルゴンゾーラ・・?
ゴルゴンゾーラで作ったパルメジャーノ・・?
とにかく想像しただけで美味しいに決まっている予感がします・・
しかし、いざ作るとしてもどうやるのでしょう。とても難しいです。
なぜならゴルゴンゾーラなどの熟成チーズは冷蔵庫にそのままにしておいたらあっという間に熟成されて、たちまち溶けるようにビショビショになっていきます・・
ビショビショにならないように、かといって乾燥させすぎてもダメ、絶妙な塩梅の密閉&開封具合を調整し、乾燥させていきました。
そして2ヶ月後、ついに完成!
この日はチーズの外側の部分多めです。

↓一方、この日は中心部が多め。
中心部の方が青カビが多いです。
外側と中心部では味わいが違い、どちらもそれぞれの美味しさと人による好みがありますが、取れる量の違いで値段が変わるそうです!
青カビタイプのチーズは内側からカビが広がって行きますので、内側の方が青カビチーズらしい風味で、外側はゴーダチーズのようにアミノ酸たっぷりの濃厚な味になります。

乾燥して水分が抜け半分ほどに小さくなり硬くなったゴルゴンゾーラは、パルメジャーノに近い食感になりアミノ酸の旨味がおそろしく凝縮されています!!
中心部はカビの風味が深みを増してより刺激的に!、そして旨味も倍増しています!
ゴルゴンゾーラの独特の風味が好きな方には最高の味だと思います!
外側はもう、「旨味の塊」といった言葉しか表現のしようがありません!
万人に好まれる最高の味だと思います!
今回の実験は大成功でした!
***
ミニダイコンを育てています!
ミニダイコンなら畑が無くてもプランターで育てることができるのでうれしいですね。
そして、栄養価の高い葉の部分をたくさん食べられるのもメリットです。
↓可愛いかいわれが出てきました。

↓さきほどのあの可愛いかいわれさんが巨大に成長しました!
約30日ほど経ったと思います。
この葉で光合成によってどんどん栄養を作って根や茎に蓄えていきます。
だから根野菜は葉の間引きをしないのか・・
初歩的なところからとても勉強になりました!

↓さらに30日後!
根と茎がプランターからはみ出そうなほど成長してきました!
ダイコンの白い部分はほとんどが根で、上部の細かい根が生えていない部分が茎になります。
いろいろな形のかわいいダイコンができました!

いざ生を試食・・
これまで強烈な風味を持ついろいろな野草を食べてきたわたしはちょっとやそっとの苦みやえぐみでは動じないのですが、このダイコンはそんなわたしが悶絶するほどの味・・!!!
辛い、とにかく辛い!ワサビと同じ鼻にくる辛さです!!
わたしは生ではほんの少ししかかじることができません。
スーパーでよく見かける大きなダイコンは大きく育つよう品種改良され水分で大きくされています。いわゆる水ダイコンと言われています。
つまりこの小さなミニダイコンと細胞数は変わらないということです!
こちらのミニダイコンは無理矢理に水分で膨らませていない分、味がギュッと濃縮されとても辛いのです。

↓日本由来の品種改良されていないダイコンは、カブと同じように皮が剥けます。京ダイコンなどもそれにあたります。
水ダイコンとは違って細胞の水分が少ないので、食感もカブとまったく同じです!

こんなに辛いのですが、その分熱を入れると水ダイコンに熱を入れた時よりも遥かに甘くなるのも不思議です。
より辛さが増しますが、すりおろしてもとても美味しいです!
消化を助けてくれるのも、ありがたいですね!
ミニダイコンは家庭菜園でおすすめされている野菜なので、ぜひ挑戦してみるのも楽しいかもしれません!
*********
生食向きのかわいいミニニンジン、ベビーキャロットを育ててみました!
ニンジンは大好きなのですが、恥ずかしながらスーパーに置いてある姿しか見たことのなかったわたしは以前農家さんから送っていただいた葉付きニンジンを見て感動してしまったと同時に、その葉の美味しさに虜になってしまったんです。
葉はあっという間に悪くなって黒くなってしまうので市場には出せないので、農家さんから獲れたてを仕入れるか、自分で育てるかしか方法がなかったのです!
それ以来憧れの存在だったので、育てることができてうれしいです!
グロウテントのなかだと葉が元気になりすぎて硬くなってしまったので自然光のもとに移しました!

実の部分も甘くて美味しいです!

ニンジンはダイコンと同じ根菜類だと思っている方も多いと思います。
でも葉をみれば、そして食してみれば、それが大きな大きな先入観であることが一目瞭然です!!
葉の形は、ダイコンの葉がアブラナ科特有のロゼット型なのに対しニンジンの葉はまったく違う形状をしています。
そして味わってみると、ニンジンの葉はパセリとニンジンを混ぜたような味がします!
ニンジンはパセリや三つ葉やセロリなどと同様の、セリ科ということが納得できました!
*********