2025年1月24日 11:00
"最恐の雑草"と呼ばれるヤブガラシをご存知でしょうか。
このヤブガラシは一度根付くと他の植物を覆い尽くすほど成長し、覆われた植物が光を浴びることが出来なくなり藪一面をも根こそぎ枯らしてしまう、というその生命力の強さから名づけられたつる植物です。
その名の通り、表面のつるだけを取り除いてもすぐに再生してしまうのはもちろんのこと、根までしっかり抜いて取り除いても、抜いたヤブガラシをそのまま放置してしまうとその根だけでなく茎からも再生してくるほどのすさまじい生命力の強さです。
そのため、地方拠点に出張のたびに庭に生えていたヤブガラシを取り除く作業を皆で行うのですが、抜いても抜いてもあちらこちらでまた再生していて、完全に取り除くまでに何か月も要しました!
しかし、このように庭や林の厄介物となるこのヤブガラシですが、適切に処理すれば非常に美味しく食べることができると教えていただき、さっそくこのヤブガラシを東京に持ち帰りみんなで試食してみることにしました!
ヤブガラシの根は生薬として利用され、利尿・解毒・鎮痛などの効果があると言われています。
また、若芽は山菜として食べることもあるそうです。
ヤブガラシにはシュウ酸が多く含まれているので、水を取り替えながら半日ほど水に晒します。
約1分ほどさっとゆでて水にさらしてお浸しにすると美味しいです。
葉に赤色があるのですが、熱を通すと一瞬で鮮やかな緑色になります。
やわらかいつるの先の方が特に美味しく好まれているようですが、敢えて巻きひげや葉など取り除かずそのままいただいてみました!
茎の方はたしかに硬いですが、食べられないこともありません!
熱を通すとぬめりも出てきて、味や食感は、モロヘイヤとスベリヒユと山菜のワラビを混ぜたような・・?個人的にすごく好みの味でした!
しっかりあく抜きをすれば苦味やえぐみもなく、美味しく食べられます。
他の野菜と一緒に調理してもアクセントになって美味しいです。
山菜ならばはずせない鉄板レシピの天ぷらにしても美味しいそうなので、今度挑戦してみたいと思います!
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