
再開が噂されているローズバンク蒸留所ですが、UD社の所有となった恩恵で1991年に花と動物シリーズとして本ボトルが蒸留所オフィシャルボトルとして発売されます、しかしピティヴァイク蒸留所と共に1993年に閉鎖されてしまいます。
したがって現存するボトルは2年間ほどのリリースのため極めて少なく、ウイスキーブームの現在価格が急上昇して既に手の届かない雲の上の存在になってしまいました、本ブログ開設をきっかけに過去楽しんだ味を再確認するため探しに探してようやく購入できたのですが恐ろしく高額になっていました、まさに液体骨董品です。
味と香りは花と動物シリーズの中にあってトップレベルの人気を誇り今現在でも買えるなら幾ら出してもいいというファンがいるほどですが多くは入手後即消費されていると思います、その意味でも希少性が更に増し価格が急上昇したのは致し方ないと思います。
ローランド特有の3回蒸留で丁寧に作られたスコッチウイスキーは花やフルーツのような甘い香りとモルティな味が特徴であり、特にローズバンクはその特徴を最大限に反映されたスコッチウイスキーとして定評があります。
品名 ローズバンク12年 花と動物シリーズ 90年代前期流通ボトル
熟成年数 12年
カスク 不明
蒸留所 ローズバンク(ローランド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
購入相場価格 250,000円~300,000円(2024年2月時点)
買取相場価格 90,000円~120,000円(2024年2月時点)
特記事項 今後も更に値上がり必須、購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

伝説のUD社(現ディアジオ社)花と動物シリーズ26種のうちの1つで、1991年発売当初から現在まで定期的にリリースされており現在でも入手可能な数少ない11種のシリーズ銘柄の1つであるリンクウッド12年です。
リンクウッドは現行の花と動物シリーズのなかにあって人気抜群のシングルモルトで白鳥がシンボルキャラクターとなっているスペイサイドにある蒸留所です、そこで製造される99%はボトラーズ銘柄やブレンデッド用でありオフィシャルのシングルモルトは大変貴重です。
蒸留所の冠銘柄のリンクウッド12年はその意味では同蒸留所の極めて貴重なシングルモルトです、おそらくあと数年で手に入らなくなる「未来のお宝モルト」の一本と言っても過言ではないので買えるうちに買っておくべきウイスキーだと思います。
ピート臭は柔らかくスパイシー感もほどほどでむしろフルーツケーキのような香りが極めて濃厚且つ上品です、スペイサイドの蒸留所らしいバランスの取れた味と香りは流石です。
特に強烈なアイラモルトを飲んだ後だと優しい味と香りが余計に引き立ちチョコレートやドライフルーツなどをつまみながら飲むと精神的にも落ち着いてきます、私にとって1日の〆のストレートで頂く一杯には最高のスコッチウイスキーとなっています。
品名 リンクウッド12年 花と動物シリーズ
熟成年数 12年
カスク 不明
蒸留所 リンクウッド(スペイサイド)
ボトラー ディアジオ社
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
価格 11,500円~16,000円(2024年2月時点)
特記事項 花と動物シリーズのなかにあって現在でも手に入る貴重なシングルモルトの一つ、リリース時期によって価格に若干のバラツキがある

古い歴史の中で数多く閉鎖していった蒸留所の中でピティヴァイク(ピティヴェアック)ほど数奇な運命を背負った蒸留所も珍しいでしょう、本ブログの開設にあたりどうしても紹介したいという強い思いに絡げられ、各所を探し回りかなり高額でしたが何とかラベルなどが綺麗なままの液減もない超優良美品を購入できました。
本ボトルは蒸発&劣化防止のパラフィルムでボトルネックをシーリングして保管していたらしく、まったく当時のままの状態であり持った手が震えるほど綺麗な状態でした、写真のボトルに巻いてあるのが業務用パラフィルムで一度開けた高級ウイスキーをショットバーなどで保管するときに使うシーリングフィルムで私も購入して保管ボトルに巻いています。
ピティヴァイク蒸留所はダフタウン蒸留所(花と動物シリーズの1つ)を所有するアーサー・ベル&サンズ社によって1975年に経営戦略的に設立された蒸留所であり極めて実用的に考えられた蒸留所でした、しかしその10年後の1985年にアーサー・ベル&サンズ社はギネス社に買収されてしまいます、その翌年にギネス社はDCL社を買収しUD(ユナイテッド・ディステラーズ)社となります。
そのUD社の所有となった恩恵で1991年に花と動物シリーズとして本ボトルが蒸留所オフィシャルボトルとして発売されます、しかし多数の蒸留所を所有するUD社の経営合理化によりピティヴァイク蒸留所は1993年にローズバンク蒸留所と共に閉鎖されてしまいます。
したがって本ボトルであるピティヴァイク花と動物シリーズはわずか2年足らずの期間だけ製造販売されたもので良品での現存数は極めて少ないのです、黒褐色で独特なドライフルーツ入りのスコッチケーキのような濃厚な味と香りは他の蒸留所には無いもので極めて貴重なシングルモルトだと思います。
ダフタウン蒸留所と同じ設備と同じ水を使用しているにもかかわらずまったく別の味と香りのウイスキーが創出されたと話題になったシングルモルトであり、閉鎖時の貯蔵カスクからボトリングされたピティヴァイク30年などは現在では手が出せないほどの価格で取引されています。
品名 ピティヴァイク(ピティヴェアック)12年 花と動物シリーズ 90年代前期流通ボトル
熟成年数 12年
カスク シェリー
蒸留所 ピティヴァイク(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
購入相場価格 150,000円~180,000円(2024年2月時点)
買取相場価格 60,000円~70,000円(2024年2月時点)
特記事項 今後も値上がり必須、購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

花と動物シリーズでスペイサイドやハイランドのヒドゥン蒸留所の名作モルトを世に広めたディアジオ社(旧UD社=ユナイテッド・ディステラリー社)、このディアジオ社が花と動物シリーズの成功を再びとばかりに4年前からシリーズ化しているのがスペシャルリリースシリーズです。
このスペシャルリリースシリーズはラガヴーリンやタリスカーなど10蒸留所ほどの名作モルトを毎年綺麗なイラストを添えて発売しています、蒸留所によって毎年特徴的なイラストレーターを採用しているのも評価され人気は急上昇しています。
スペシャルリリースのラガヴーリン版は、初年度から採用され現在2019から2022までの4種類あります、おそらく2023もそろそろ出てくると思います。
ラガヴーリンの最大の持ち味であるシェリーカスクではなくこの2022年版に限ってヴァージンヨーロピアンオークカスクを使っています、ちなみに2019年版から3年はリフィル・アメリカンオークでしたから味も香りも過去3年版とガラッと変わっています。
尚、毎年リリースされる同ラガヴーリン・ディアジオスペシャルリリースは全てシングルカスクで毎年アルコール度数も変わってきており、今回はカスクも違うので味も香りも他のリリース年版と大きく異なります、その希少性のためか早々に品薄状況で価格も急上昇しています。
品名 ラガヴーリン12年 ディアジオスペシャルリリース2022
熟成年数 12年
カスク ヴァージンヨーロピアンオーク
蒸留所 ラガヴーリン(アイラ島)
ボトラー ディアジオ
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 57.3度
内容量 700ml
価格 28,000円~32,000円(2023年10月時点)
特記事項 シングルカスク
アラート 過去3年版のカスクと異なるためか品薄状態で価格急上昇中

花と動物シリーズでスペイサイドやハイランドのヒドゥン蒸留所の名作モルトを世に広めたディアジオ社(旧UD社=ユナイテッド・ディステラリー社)、このディアジオ社が花と動物シリーズの成功を再びとばかりに4年前からシリーズ化しているのがスペシャルリリースシリーズです。
このスペシャルリリースシリーズはラガヴーリンやタリスカーなど10蒸留所ほどの名作モルトを毎年綺麗なイラストを添えて発売しています、蒸留所によって毎年特徴的なイラストレーターを採用しているのも評価され人気は急上昇しています。
スペシャルリリースのラガヴーリン版は、初年度から採用され現在2019から2022までの4種類あります、おそらく2023もそろそろ出てくると思います。
ラガヴーリンの最大の持ち味であるシェリーカスクではなくリフィルアメリカンオークカスク(おそらくバーボンカスク)を使っているところが大きな特徴で、ラガヴーリン10年ライクなアイラモルトらしい味と香りに仕上がっています。
尚、毎年リリースされる同ラガヴーリン・ディアジオスペシャルリリースは全てシングルカスクで毎年アルコール度数も変わってきており、カスクのロット番号が違うので味も香りも若干のバラツキがそのまま出ています。
品名 ラガヴーリン12年 ディアジオスペシャルリリース2021
熟成年数 12年
カスク リフィルアメリカンオーク
蒸留所 ラガヴーリン(アイラ島)
ボトラー ディアジオ
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 56.5度
内容量 700ml
価格 25,000円~30,000円(2023年9月時点)
特記事項 シングルカスク