
1989年に誕生したオールドパーの最高級版であるオールドパー・スーペリアの初代ボトルです、このスーペリアの誕生によってそれ以前のオールドパーの上位版であったプレジデントが消え代わりに18年が誕生した記憶があります。
ノンエイジですが18年より50%以上価格が高いことから推測するにキーモルトに関しては21年以上だと推測しています、メーカー公式コメントとしては「熟成のピークに達した原酒のみをブレンドした」とあります、同様に当時の価格から推測してプレジデントはおそらく15年前後だったのでしょう。
ブレンデッドの熟成年数表示の規定では年数表示以上の原酒を使用することになっていますので、ほとんどの原酒が21年以上でも21年以下の原酒が一つでも入っていれば21年とは表示できないのです、その意味では時期によって得られる熟成年数のバラツキを考慮してノンエイジとしているのかもしれません。
それにしてもオールドパー自体が高級ウイスキーブランドであり、その頂点を極めるスーペリアのボトルやケースが何の変哲も見栄も無い謙虚なものであるのが本当にすばらしいです。
中身が無いのに形だけは高級感を醸し出すブレンデッドウイスキーが謳歌していた80年代に別れを告げるかのような姿勢は真にリスペクトに値します、本物は外見には拘らなく一貫として中身で勝負しているのはウイスキーも人間も同じだということです。
品名 オールドパー スーペリア 初代ボトル
熟成年数 不明(ノンエイジだが21年以上か?)
キーモルト クラガンモア、グレンデュラン
メーカー マクドナルド・グリンリース
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入相場価格 20,000円~25,000円(2024年9月現在)
買取相場価格 7,000円~9,000円(2024年9月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

70年代にはジョニーウォーカー・バランタイン・オールドパーが日本での大人気高級ブレンデッド銘柄でしたが、80年代に入りシーバスリーガルの人気が急速に高まり以来最も日本での販売数が多い高級スコッチブレンデッドウイスキーになった感があります、そのシーバスリーガルのスタンダードともいえるのがシーバスリーガル12年です。
味と香りは80年代頃よりも若干ドライな風味に変化してきたように感じます、当時は行き付けのスナックでのキープボトルにしていて水割りで飲むと大変美味しいウイスキーでした。
ちなみにシングルモルトファンには驚きの事実ですが、実はシーバスリーガルのキーモルトはストラスアイラ・グレンリベット・ロングモーン・ベンリアックという4つのスペイサイドの超有名蒸留所のシングルモルトです。
品名 シーバスリーガル12年
熟成年数 12年
キーモルト ストラスアイラ、グレンリベット、ロングモーン、ベンリアック
メーカー シーバス・ブラザーズ(現在ペルノ・リカール傘下)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入価格 4,000円~4,800円(2024年7月現在)

2013年に誕生したシーバスリーガル・ミズナラは コリン・スコットの手によって日本向けに創出された特別なブレンデッドウイスキーです、そのシーバスリーガル・ミズナラ18年です。
世界ブランドとなったジャパニーズウイスキーに使われる日本産の水楢カスクが世界に広がるきっかけを作ったウイスキーであり、定番のスペイサイドのモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後にミズナラカスクで仕上げています。
オリジナルのシーバスリーガル18年に比べてフルーティ且つトロンとした甘い味と風味がずっと口の中に残ります、是非ストレートで頂きたいウイスキーです。
ちなみにシーバスリーガルのキーモルトはストラスアイラ・グレンリベット・ロングモーン・ベンリアックという4つのスペイサイドの超有名蒸留所のシングルモルトです。
品名 シーバスリーガル・ミズナラ18年
熟成年数 18年
キーモルト ストラスアイラ、グレンリベット、ロングモーン、ベンリアック
メーカー シーバス・ブラザーズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 700ml
購入価格 9,500円~10,500円(2024年7月時点)
特記事項 ミズナラカスクフィニッシュ

2013年に誕生したシーバスリーガル・ミズナラ12年の初代ボトルで、 コリン・スコットの手によって日本向けに創出された特別なブレンデッドウイスキーです。
世界ブランドとなったジャパニーズウイスキーに使われる日本産の水楢カスクが世界に広がるきっかけを作ったウイスキーであり、定番のスペイサイドのモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後にミズナラカスクで仕上げています。
オリジナルのシーバスリーガル12年に比べて穏やかというかソフトな感じで、フルーティな味がずっと口の中に残ります、どんなスタイルで飲んでも非常に飲みやすく美味しいウイスキーです。
ちなみにシングルモルトファンには驚きの事実ですが、実はシーバスリーガルのキーモルトはストラスアイラ・グレンリベット・ロングモーン・ベンリアックという4つのスペイサイドの超有名蒸留所のシングルモルトです。
品名 シーバスリーガル・ミズナラ12年 初代ラベル
熟成年数 12年
キーモルト ストラスアイラ、グレンリベット、ロングモーン、ベンリアック
メーカー シーバス・ブラザーズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入相場価格 8,500円~9,500円(2024年7月時点)
買取相場価格 3,000円~3,500円(2024年7月時点)
特記事項 ミズナラカスクフィニッシュ、新ラベルは4,000円前後で購入可
アラート 現存数が極めて少なくなってきており初代ボトルということもありプレミアム化は必須


左:旧ボトル 右:新ボトル
昔からコストパフォーマンスが高いと評判のホワイトホーススタンダードのファインオールドの旧ボトルです、本ボトルのような短寸タイプは何故か歴代でこれ一度だけでわずか数年ほどしか販売されていなかったと記憶しています、あっという間に歴代のようなロングタイプに変更されました、その意味ではホワイトホースの歴史において貴重な1本だと思います。
現在のホワイトホース・ファインオールドと飲み比べして驚いたのが味も香りもだいぶ違います、旧ボトルは若干ドライでアイラモルトのような独特な風味を強く感じます、時代に合わせてブレンドを変えたのかそれともモルトのカスク原酒の比率を変えざるを得ない理由があったのかは不明です。
今も昔もドライ系ファンに強く好まれており、ストレートで飲んでもスパイシー&ドライで後味がすっきりしており辛口好きな人には堪らない風味のウイスキーだと思います、それにしてもプレミアムリカーショップでの価格が高いのには驚きます、きっとこの味を懐かしむファンが多いのでしょう、個人的にも大変好きな味です。
アイラのラガヴーリンに加えてオルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギンという超有名なスペイサイドの蒸留所のシングルモルトがキーモルトとなっているホワイトホースのファインオールドは、グレートバリューウイスキーの筆頭銘柄と言っても過言ではありません。
品名 ホワイトホース ファインオールド 旧ボトル
熟成年数 5年
キーモルト ラガヴーリン、オルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギン
メーカー ホワイトホース
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入相場価格 5,000円~6,000円(2024年7月時点)
買取相場価格 1,500円~1,800円(2024年7月時点)