スコットランド最北端にある蒸留所として有名なハイランドパークのスタンダードであるハイランドパーク10年の旧ボトルです、2017年にバイキングスカーシリーズとしてリニューアルされるまでの馴染みの深いボトルです。
最北端にあるオークニー諸島メインランドで作られるウイスキーはじっくりと熟成され雑味が少なくフレッシュでフルーティな香りがします、その中にも若干磯の香りがほどよく染みこんでおり最もアイランズウイスキーらしい風味のウイスキーといえます。
アイランズウイスキーとしてスカイ島のタリスカーと共に最も早くから親しまれてきたハイランドパークは日本の多くのウイスキーファンを魅了してきました、ウイスキービギナーの方には是非とも早い段階で飲んで欲しいウイスキーです。
ちなみにハイランドという名称からハイランドウイスキーだと勘違いしている人が多いのですが、最北端にある地域といういみでハイランドと銘打っておりウイスキーのメッカであるハイランド地区を印象付けているわけではありません。
尚、旧ボトルは流通在庫が豊富にあるようで現在でも新ボトルと並行して販売されています、現時点では新ボトルに比べて10%程度割高ですが在庫が切れ次第価格は急上昇します。
品名 ハイランドパーク10年 旧ボトル
熟成年数 10年
カスク アメリカンオーク
蒸留所 ハイランドパーク(アイランズ:オークニー諸島メインランド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 750ml
価格 5,500円~6,500円(2024年4月時点)
人口200人に対して鹿が5,000頭生息するというアイラ島と向かい合うように存在する小さな島であるジュラ島、その唯一の伝統ある老舗アイル・オブ・ジュラ蒸留所のスタンダードがこのジュラ10年です。
ジュラ島の蒸留所というのが珍しいのか人気が出てきたのか、それともリーズナブルな価格で勧めやすいのか最近よくショットバーでも見かけるようになりました。
ボトルの形が非常に個性的ですが、ラベルをよく見て買わないと外見はそっくりでも中身がまったく違うという紛らわしいシングルモルトですので購入の際には注意が必要です。
本ボトルであるスイートシェリーカスクのジュラ10年は甘い香りが特徴のフルーティなシングルモルトに仕上がっています、飲み込んだ後にくるバニラのような香りも相まってウイスキービギナーにもたいへん飲みやすいウイスキーだと思います。
品名 ジュラ10年
熟成年数 10年
カスク スイートシェリー
蒸留所 アイル・オブ・ジュラ(アイランズ:ジュラ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 4,500円~5,500円(2024年3月時点)
マル島にあるトバモリー蒸留所では冠名のトバモリーとレダイグの2種をツートラックブランドとして製造しています、トバモリーはノンピートでレダイグはヘビリーピーテッドです、本ボトルはそのレダイグのピーティ感をマックスに感じるレダイグ10年です。
モルトの原料はアイラ島のポートエレンから仕入れています、ポートエレン蒸留所が閉鎖してしまった今ではアイラ島のモルトだけで作られたスモーキーなシングルモルトとしてありがたみを感じるのは私だけでしょうか。
ショットバーでもトバモリーは置いてなくてもレダイグは置いてあります、世界的にもレダイグがトバモリー蒸留所のフラッグシップになっているのは間違いないでしょう。
注いだときから立ち上がるスモーキーなピート臭にはじまり、飲み込んだときに感じる潮の香りに加えて若干感じる酸味、飲み込んだ後にくるアーモンドをローストしたようなモルティな味と香りといいスコッチウイスキーのエッセンスが凝縮しています。
好みもあるでしょうが私個人的にはアイランズの中では最も美味しいと感じるシングルモルトです、他のアイランズモルトと比べて極めて個性的な味と香りを堪能できるでしょう、私のイチオシのアイランズシングルモルトです。
品名 レダイグ10年
熟成年数 10年
カスク 不明
蒸留所 トバモリー(アイランズ:マル島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 46.3度
内容量 700ml
価格 6,000円~9,500円(2024年3月時点)
アラート 入手困難状況、価格上昇傾向
左:タリスカー10年 旧ラベル 右:タリスカー10年 新ラベル
2017年までスカイ島唯一の蒸留所であったタリスカー蒸留所が誇る鉄板スタンダード銘柄です、タリスカーと言えばこのタリスカー10年を指しています。
スカイ島のシングルモルトは現在では期間限定的ながら同銘柄でしか味わえませんので、過去から各種のボトラーズ銘柄のブレンド用としてのニーズもあり世界的にも昔からファンの多いシングルモルトの一つです。
ピート臭から始まりスパイシーな味ときてフィニッシュは甘酸っぱい香りが広がるのでアイラモルトと勘違いする人もいますが、アイラ島よりも若干北にあるスカイ島のシングルモルトですから味や香りが似てくるのは当然かもしれません。
ブナハーブンなどのノンピートのアイラモルトよりも断然タリスカーのほうがアイラモルトらしいと言えます、フルーティな後味といい香りも極めて上品で女性に人気があるのも頷けます、ちなみにジョニーウォーカーのキーモルトの一つでもあります。
品名 タリスカー10年
熟成年数 10年
カスク アメリカンオーク
蒸留所 タリスカー(アイランズ:スカイ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 45.8度
内容量 700ml
価格 5,000円~6,000円(2024年3月時点)
新ラベルの正規品の倍近くも価格急上昇中のタリスカー10年旧ラベル、2017年まではスカイ島唯一の蒸留所であったタリスカー蒸留所が誇る鉄板スタンダード銘柄です。
スカイ島の本格的なシングルモルトは現在では期間限定的ながら同銘柄でしか味わえませんので、過去から各種のボトラーズ銘柄のブレンド用としてのニーズもあり世界的にも昔からファンの多いシングルモルトの一つです。
ピート臭から始まりスパイシーな味ときてフィニッシュは甘酸っぱい香りが広がるのでアイラモルトと勘違いする人もいますが、アイラ島よりも若干北にあるスカイ島のシングルモルトですから味や香りが似てくるのは当然かもしれません。
ブナハーブンなどのノンピートのアイラモルトよりも断然タリスカーのほうがアイラモルトライクと言えます、フルーティな後味といい香りも極めて上品で女性に人気があるのも頷けます、ちなみにジョニーウォーカーのキーモルトの一つでもあります。
最後に旧ラベルと新ラベルでは味と香りが違うという巷の噂がしきりです、実際にショットバーや家飲みで比べてみたのですが私にはよく解りません、ただ噂どおりに若干ですが新ラベルのほうが優しい味がしなくもないのですが特筆すべき大きな違いはないでしょう。
品名 タリスカー10年 旧ラベル
熟成年数 10年
カスク アメリカンオーク
蒸留所 タリスカー(アイランズ:スカイ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 45.8度
内容量 700ml
価格 8,000円~10,000円(2024年3月時点)
アラート 極めて入手困難状況、価格急上昇中