昭和の時代のジンベースのカクテルによく用いられていたギルビーですが、最近はあまりショットバーでは見かけなくなりました。
現在でも1,000円ほどで買えるローエンドなジンですが、12種のスパイスとハーブを用いておりガツンとくるジンらしい香りが何とも言えません。
近年多種多様なジンが出回っていますが、押し並べてマイルドで優しい風味です、昭和のガツンとくるジンで作るジンライムは最高です。
懐かしさのあまりつい買ってしまいました、久々に飲んでみましたが価格からは信じられないジンらしい味と香りです、アルコール度数が37.5度と低めですからほぼストレートに近いジンライムでも安心してゴクンといけます。


昭和の味を代表するギルビーとビフィーター
ビフィーターは現役で使われますが何故かギルビーは忘れ去られています
70年代から変わらぬ美味さで愛され続けているロングランなジンといえばビフィーターでしょう、昭和の時代のジンと言えばギルビーとこのビフィーターです。
ギルビーは2000年ごろからショットバーから消えていきましたが、このビフィーターはいまだにカクテルベースのジンとしての座を守り続けています、現在でもおそらく日本で最も消費量の多いジンだと思います。
ジンといえばビフィータのガツンとくる味で記憶している人は多いかと思います、マイルド系の高級ジンが幅を利かせている今でも懐かしの味を好む人は多いと思います。
ビフィーターはラベルに書かれたロンドン・ドライジンの如しで、いまだに製造をロンドン市内で行っている数少ない本格的なジンです。
価格がリーズナブルなのですがレモンピールの風味が強く、カクテルベースとして柑橘系のジュースとは最高にマッチするジンだと思います。

昔から本当にありがたいことにいろいろな人から焼酎や日本酒をお土産や盆暮の贈答にいただきます、居酒屋などではビールの後は必ず焼酎に切り替えるので焼酎好きだということが周囲の人に浸透してしまっているのかもしれません。
居酒屋に置いてあるウイスキーはサントリー角やバーボンですので居酒屋ではまずウイスキーは飲まずに焼酎を飲むようにしています、焼酎もウイスキーと同じくらいに大好きな酒です。
昔から日本酒やワインなど醸造酒はいつの間にか記憶を飛ばしたり翌日までアルコールが残りやすいので、体調管理がしやすいウイスキーや焼酎などの蒸留酒が身体に合っているようです。
芋焼酎と麦焼酎に関しては有名どころをほぼ全銘柄飲んでいると思います、ただ次から次へと新商品が出てくるので追いつきません、なので飲んだことのない銘柄に出会うと嬉しいものがあります。
銘柄によってウイスキーほどの拘りは無いのですがやはり自分の好みの味は飲みやすいと感じます、私的にはドライ風味のキリっと系が好きです、また蕎麦焼酎や紫蘇焼酎のように癖が強く味と香りの個性が際立ったものも大好きです。
昔からウイスキーもそうですが焼酎はどれほどの銘柄を飲んだか解りません、珍しいものや最高級のものも含めて写真も撮ってないので記事にはできませんが味と香りの記憶にはしっかり残っています。
私が一番美味しいと感じる焼酎は魔王です、芋焼酎なのに芋っぽい癖が無くお湯で割るとまるでライトな日本酒のような風味がします、本当に高級焼酎ともなるとまったく別物です。
ただ5,000円出すならウイスキーを買ってしまいそうですが何故か飲みたいと思っていると不思議と自然に回ってくるのです、きっと私と縁がある焼酎なのかもしれません。

高級焼酎村尾と魔王は本当に美味いです

神々(じんじん)もなかなか美味い

芋焼酎詰め合わせ
年末にこれだけ貰ってもお湯割でお茶代わりにグビグビと飲んでしまって翌1月末にはほぼ飲み干しています
今も昔も安定した人気を誇るブランドであるバカルディのゴールドラムです、コストパフォーマンスが高くストレートでもカクテルベースでもホットラムにしてもどんな使い方もできる万能ラムです、ちなみにバカルディと発音するのは日本だけで正確にはバカーディと発音します。
私は寒い季節にはホットラムでよく飲みます、またドライフルーツを使ってオリジナルのラムベースのリキュールを造る際にもこのバカルディのゴールドラムを使っています。
ラムはケーキや料理の香りを引き立たせます、特にハチミツやバターとの相性がいいのでレストランの調理場には必ずといってよいほど1本は必ずおいてあるくらいです。

ウイスキーの長期熟成カスク原酒が世界中で枯渇気味でウイスキーメーカではニーズが高まっているにもかかわらず思うようにウイスキーを製造できません、これはモルトだけではなくグレーンも同様に在庫が無くなっている状況のようです。
そこで各社が目を付けたのが熟成の必要が無く蒸留してすぐに出荷できるウォッカやジンなどのスピリッツです。
そんな状況の中、なんとアイラのブルックラディ蒸留所がジンを製造し発売しています、そのジンはボタニストという名称が付けられました、ボタニストとは「植物学者」という意味です。
アニスやコリアンダーに加えてアイラ島で採れる薬草を加えて30種のハーブやスパイスが使われています、味はそれほど濃くはありませんがアルコール度数が46度なのでスピリッツ感は強烈です。
そんなボタニストを使って最近はグリーンアラスカというカクテルを時々飲んでいます、普通はシェークかステアして作るのですが、私は直接氷も入れずにグラスで混ぜるビルドで飲みます。
シャルトリューズ・ヴェールはアルコール度数55度ですから配分比率で計算しても50度近いアルコール度数になります、これをハーフでグイっと一気に飲むのです。
どちらも薬草で作られたスピリッツとリキュールです、元気にならないわけがありません、個人的には勝手にグリーンアラスカ・ビルドを「長寿の薬」と称して注文しています。

右側にあるのがボタニスト
シャルリューズ・ヴェール(写真左側)と合わせてグリーンアラスカ(カクテル)をビルド(原酒のみをグラスに注ぐだけ)をハーフで時々頂きます