2023年6月20日 11:00
飲んだ後にはラーメンとか牛丼とか食べたくなる人が多いのですが、これにも立派な科学的根拠が存在していたのです。
アルコールは胃で20%を小腸で80%が吸収され、血管によって身体を回り肝臓で分解されます、そして最終的には水と二酸化炭素となって体外に排出されます。
この肝臓でアルコールが分解される過程において大量に消費される成分が糖分です、糖分は初期には血中の糖分を使いますが不足すると肝臓に蓄えられているグリコーゲンを糖に分解して放出し補います。
この状況が長時間続くと、肝臓は身体の貯蔵糖分であるグリコーゲンが減ったのを補填するように脳に働きかけます、つまりこの状況が腹が空いて何かを食べたいという衝動を起こすのです。
この時に重要なのが糖質の基となる炭水化物であり、脳の過去の学習からラーメンや丼ものが食べたいという衝動を起こすのです。
飲んで食べると太るという人がいますが、これは逆で食べたい時に食べるのが最も効率良く糖や脂肪が消費されるのです、我慢している状況が続くと摂取した際に消費よりも貯蓄が優先され太るのです。
「食べたい時に食べたい物を食べるのが健康」、とはよく言ったものでアルコール摂取時も例外では無いようです。