ここ最近の私のロジカルシンキングのテーマは、見えない価値をどう見えるものに転換して見える化を図るかということです。
例えば、ITのコア技術であるOSや最近で言えばブロックチェーンなどは目に見えるものではありません。
したがって「まったく新しい発想によるもの」と幾ら説いても、これらを他者に評価・信用してもらうにも資料としてしか表現できないのです。
紙の媒体ではそれが本当なのかを証明することは不可能です、したがって目に見える状態を作り上げるしかないのです。
そこで考えたのがブロックチェーンの見える化ツールです、これは見えないデジタルでの処理状況を丸見えにしました。
これが基となって世界初の「ブロックチェーン学習ツール」が誕生し、大手企業と事業提携という結果をもたらしました、見える化ロジカルシンキングが大きな収益事業に育った瞬間でした。
見える化のロジカルシンキングは他にも多数あります。
オフィスの真上を毎分のように飛んでいる飛行機、これを毎日眺めているうちに閃いたのがドローンの飛行履歴です。
ドローンを各種調査しているうちに、重量200g以上は航空管理規制を遵守しなければならないことを知りました、農作業や運搬用の大型業務用ドローンは確実に1Kgを越えます。
更には、未来の空飛ぶ車などは当然のこと航空管理規制の対象になります。
飛行機にはビーコンというルートや高度を自動的に確認できる装置があります、これを自動化して自動操縦も行えるのです。
でもドローンや空飛ぶ車のように低空で飛行する飛行体は複雑な自由なルートでの運航が基準にありますから、ビーコンを使おうと思えば物凄い設備投資と対応システムになり実用的ではありません。
そこで自走式の飛行ルート管理装置が必須になるとの発想から解決策を考えだしました、現在これを特許出願し実用に向け実験を開始するところです。
何気ないロジカルシンキングも、時には大きな収益や社会貢献に繋がることもあるのです。
「生まれ変わって頑張ります」とはよく言うが、
全てを一旦捨てなければ本当の意味で生まれ変われない。
その覚悟の程は如何なるものなのだろうか。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
その人が信頼に値するかを評価する前に、
自身が他者を正しく評価できる器かどうかが重要だ。
その人よりも能力が高くなければ正確な評価は下せない。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
「お前がいつか出会う災いは、お前がおろそかにした時間の報いだ」
1日3時間しか眠らなかったという英雄ナポレオン三世(ルイ・ナポレオン)のこの一言は、志高い経営者には絶対に無視できません。
現役当時のナポレオンは、常に国民の平穏な暮らしの実現と迫り来る敵との戦いの方法を常に考えていました。
つまりは枕を高くしてゆっくり休む暇も無かったナポレオンのこの一言は、歴史を正確に紐解けばなるほど説得力があります。
全て自分の周辺に起こる事象とは偶然的に訪れるのではありません、自分の一つの判断と行動によって未来に発生する予め仕組まれた出来事でしかないのです。
悲しきかな経験不足な人にはそれを予測できないのです、たまたまそれが良い事象が起きた場合には「成功」となり、悪い事象が起きた場合に「災い」と表現されるにすぎないのです。
偶然によって起こった結果で一喜一憂しているようでは成功など夢の夢で終わるでしょう、成功者は常に未来に起こる事象を完璧に読んで結論を出し、そして理想的な結果を導き出します、それを必然というのです。
人生において重要なのは何時なのか、答えは一つです、それは「今、この瞬間」です。
知恵を知識を持てる能力の全てを小出しにしてはいけません、今この瞬間の判断と行動によって未来が開かれ、その結果において一変するのですから。
もしも未来において後悔することがあるとしたら、それは過去においてある瞬間の判断ミスとお粗末な行動に起因しているのです、それをナポレオンは「時間をおろそかにしている」という絶妙な言い回しで表現しているのです。
成功者は常に未来を見て思考し今この瞬間を全力で生きているのです、今日明日の事などどうでもよいのです、重要なのは5年後10年後の自分と身内の状況です、そしてそれは日々の決断と行動によって導き開かれるのです。
都会に空は無いという。
それは大きな偏見であり、大きな間違いである。
少なくてもちゃんと空は存在している。
都会でしか見れない都会だけの空が。
ビルの隙間から見える切り取られたような空。
見ようによっては幾何学的で極めて趣が在る。
何事も無いものねだりではなく、
今在る存在に深く感謝することだ。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。