SNS全盛時代にはそれまでには考えられないような人間が多数誕生してきました、記憶に新しいところでは有名なタレントに顔がそっくりという若い女性が起こした連続放火事件がありました。
最初は偶然に目撃した火事を動画で投稿、これが思いのほかフィーバーしてしまいプロフィールの顔が有名タレントにそっくりなことも後押しして一躍有名人になってしまいました。
その後一気に読者が増えネット上のアイドルと化してしまったのです、こうなると「es」が自我に働きかけ抑えられていた欲求が目覚めてしまいます。
どうしてもその時のフィーバーが忘れられず何とか読者に受けたいと今度は自分で放火してしまったのです、更には放火に加えて事件性が疑わしい事にも手を染めていくのです。
容姿もそこそこなのに誰からも相手にされずに一人寂しい思いをしてきた鬱積したエネルギーが何かをきっかけに爆発することはよくあることです、憧れの人に近づきたい、同じ世界で活躍したい、そんな思いが積もり積もって芸能人に顔が似ているとか声が似ているなどの囁きによって呼び起こされてしまうのです。
有名になりたい人がSNSには犇めいています、たとえバーチャルの中でも自分の存在感をアピールできるならと必死なのでしょう、その人たちはいったいどんな幼少時代を過ごしてきたのでしょうか。
幼少時代からクラスの人気者を見ては「自分もああなりたい」という人が意外に多いのには驚かされますが、人の持つ鬱積したエネルギーはとてつもなく大きく時として危険さえ感じることがあります。
「なりきり人間」はあくまでも「パクリ屋」や「似非人間」であって本物ではありません、人を惹きつけて止まない本物の人気者とは、むしろ人が寄ってきたり周囲で騒がれることを本望としていないものなのです。
本物の有名人は私生活は一切明かさずスキャンダルも長期に渡り一切ありません、露出度が多いのに全てが謎に包まれています、だからこそ神の存在で有り続けられるのです。
自身で表示してる間は本物ではないし、例え成功したとしても刹那なる「時の人」で終わるのがオチです。
ビジネスは何をするかではなく誰とやるかである。
人生はどんな生き方をするかではなく、
誰とどんな最期を迎えることができるかである。
見極めれば摩訶不思議な縁がそこにある。
縁無くして成功も幸福も有り得ない。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。
「儲かるビジネスは意外や道楽から始まる」、これは経営者歴40年の経験則ではっきり言えることです。
世の中にはビストロやコレクターズショップなど道楽からビジネスへ転じて成功している例は幾らでもあります、道楽に志や覚悟などはまったく不要です、動機は不純でもまったく関係なく志や覚悟などは逆に道楽の邪魔になるだけです。
ここが生業とするビジネスとは180度異なるところなのです、つまり心から愉しむことが道楽の本質であり本分だからです、ここでも重要なのがどのようにして道楽をビジネスに繋げるかの愉しいロジカルシンキングです。
話は変わりますが、私はバブルの頃に余剰資金や個人のお金を使い本業のIT事業とは全く違うことをプライベートカンパニーを創設して幾つも事業化してきました。
今そのプライベートカンパニーは社名を変えて自然摂理や運命を研究するという、これもまた道楽事の会社になっています。
当時のプライベートカンパニーでは、熱帯魚レンタル・オフィスビル向け託児所・幼児向けパソコン教室(加盟店)・オフィス向け置きストッキング販売(加盟店)・飲食店(ダイニングバー、ショットバー、スナックの3店舗)などを同時並行で行っていました。
事業として全て10年以上続け、メイン法人が大手企業の傘下に入る際に事業ごとにそれぞれのスタッフに無償譲渡する形で引き継ぎ、私は納得の上でこれらのサイドビジネスからフェードアウトしたのです。
店舗内装などの多額の初期投資は全てを回収できなかったものの、雇用を生みピーク時はサイドビジネスだけで20名以上ものスタッフの給与を10年以上支払い続けたという実績を残しました。
これらはその後の経営手法にも大きな意味を持たせることができました、これが何よりの成果だと思っています、そして当時の本業であるIT事業を併用できたのも、その後に経営コンサルタントとして生業にできたのも、全てが道楽で始めたサイドビジネスのおかげです。
というのはIT業界以外の各種の業界人脈やノウハウを短期間に多数得ることができたからに他なりません、余裕の中で行う道楽ビジネスは赤字が何年間も続いても毎日が本当に愉しくてしかたがありません。
逆に本業でのストレスも解消できて本業までもが上手くいってしまうのです、5年前にこの当時の感覚が突然降りてきてまずは飲食店経営に再度乗り出し、更には10年ぶりに新たな道楽ビジネスを幾つか立ちあげることを決意して現在先行投資と準備に粛々と勤しんでいます。
やっぱり道楽は愉しいです、そして過去の例と同様に本業までも上手く回転してきているのです。
ただし道楽ビジネスは本業という経済ベースが構築されて初めて可能となります、まずは経済ベースをしっかり確立することが肝要です、そうでなければ道楽ビジネスではなく本当の道楽です、これでは上手くいくわけがありません。
隠居後は本当の道楽に加えて幾つかの道楽ビジネスを愉しんで行えれば、きっと最高に幸福な余生を送ることができると考えています。
ビジネスでのロジカルシンキングとはまったく別物で、道楽ビジネスにおけるロジカルシンキングはワクワクして顔がにやけてしまいます、こんなお気軽ロジカルシンキングはストレスフリーで愉しくてしかたありません。
共存共栄関係とは補完し合うことではなく、
互いの存在価値を共有しあうことが最重要。
異なる存在価値が化学反応を起こすことによって、
思わぬ新たな存在価値が生まれる。
ただし組む相手次第で大きく優劣が決まり、
最良の場合もあれば最悪の場合もある。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
他者を批難する言葉の多くは、
過去の自己経験からくる投影である。
言葉を聞けば過去に何があったかはすぐ解る。
人は意識していない言葉を発することはない。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。