「女性の品格」という言葉が流行った時代がある。
男性諸氏は品格ではなく風格という言葉を意識してほしい。
そこにいるだけで皆に安心感を与え、
プロジェクトに加われば成功したも同然だと思わせる力だ。
そういう真の強さを持った逞しい男が少なくなった昨今。
いい歳してもなお言葉や行動で存在感を示そうとしている。
周囲が求めているのは意味の無いデキル男アピールではない。
デキル男アピールは相手にしたくない程にうざいだけだ。
風格とはその人の人生そのものを表しているのだと思う。
どんな経験をしてきたかがものの見事に表面化したものだから。
男性は風格という見えない力を身に着けるべきである。
周囲にどんな時もバックに居て支えられているという安心感を与え、
憂うことなく業務推進に集中できる。
これがリーダーが最も考えなくてはならない環境構築なのである。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。
30歳から毎年受診している人間ドック。
ここ数年は過去最高の結果を継続しており自分でも驚く。
肝機能も腎機能も血液も異常無し。
更には循環機能も癌マーカー値も異常無し。
この裏にはしっかりとした根拠がある。
食事の内容を大幅に改善した結果である。
野菜嫌いだった私が毎日300g以上を摂り、
たんぱく質と食物繊維を中心にでんぷん類の摂取を控える。
たったこれだけである。
酒も毎日飲みタバコの本数も減らしていない。
チョコレートなどの菓子類も毎日食べている。
「頭脳労働者はおにぎり1個よりもチョコレート1枚」
人間ドックでカウンセリングを受けた栄養士の言葉である。
同じ糖質でも身体の中での働きがまったく異なるという。
職業によって身体の使われる部位が違うということだ。
つまり労働形態に合わせた栄養補給が肝要なのである。
そして好きな物を好きな時に好きなだけ食べる。
1年で自然に体重が減りメタボ予備群から脱出できた。
コレステロール値や尿酸値も正常値に落ち着いた。
「健康は食事から」
身をもって実行したら本当だったという話しである。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。
模範にもいろいろある。
目標とするべき尊敬できる模範に、
こうなってはお終いだという模範。
何れにしても大いに学べることは確かだ。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
人を測る視点と視線を変えれば、
悪人が善人に、善人が悪人に一瞬で変わる。
人を測るときは視点と視線を変えて360度で観ることだ。
人物だけではなく全ての事象についても同様に。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
従心期になりようやく物事の本質が理解できるようになった。
例えば「正義」は曖昧なものであり流動的に変化するものである。
戦争状況下では敵を多く殺したものが英雄として讃えられるが、
平和な時代ではただの大量虐殺者である。
「正義」とはいったい何なのであろうか。
孔子の「人として正しい道を歩め」という「義」の教え、
時代背景と使う人によっては意味が180度変わることになる。
ローカルな価値観はグローバル時代には通用しない。
ある人にとっては正しいことが、
ある人にとっては正しくないことは多々存在している。
「正義」の流動性は固執することで立場を危うくすることもある。
価値が揺れ動く時代には「正義」の価値観も激しく揺れ動き、
それぞれの人に無限に存在しているものである。
「正義」とは固定概念ではなく流動的なものとして意識することだ。
そして個々人に合わせたそれぞれの正義が存在している。
これだけを頭に入れておけば、
意味の無いストレスを貯めることもなく、
不要なトラブルに見舞われることもないだろう。
平和に暮らしたければ自分の正義を振りかざすべきでない。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。