2024年8月26日 06:00
これはコンビニ弁当の話である。
温めないと美味しくないハンバーグや焼肉弁当。
それなのにサラダや漬物が入っている。
茹ったサラダに熱い漬物。
これを美味しいと思う人がはたしているだろうか?
これこそ顧客不在のやっつけ仕事の極みである。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。
2024年8月26日 06:00
これはコンビニ弁当の話である。
温めないと美味しくないハンバーグや焼肉弁当。
それなのにサラダや漬物が入っている。
茹ったサラダに熱い漬物。
これを美味しいと思う人がはたしているだろうか?
これこそ顧客不在のやっつけ仕事の極みである。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。
2024年8月25日 06:00
その人が真に尊敬される人なら、
経験豊富な人徳者が離れることはない。
真実を知りたければ、
裏に在る事実も含めてしっかりと観ることである。
その人の表面の一部を観て判断するなかれ。
自己都合や利害思考で人を判断するなかれ。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
2024年8月24日 06:00
目処が立ったからと安心することなかれ。
だいたいが目途が立った後が真の正念場となる。
如何なる事項においてのクロージングの難しさはここにある。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
2024年8月23日 06:00
如何に人間の記憶とは曖昧であり曖昧な記憶にもかかわらず思考や行動が決定されてしまうという怖い話をしましょう、精神学上に「記憶の刷り込み」という症例があります、これは事実ではない情報を事実だとして記憶してしまいそれに基づいて誤った判断をしてしまうという症状です、例えばみなさんが子供の頃に歌ったと思う「小さい秋見つけた」という歌を知っていると思いますがまずは歌ってみてください、さて上手く歌えたでしょうか?
多くの人は歌い出しで「小さい秋、小さい秋、小さい秋見つけた」と歌いその後が続かなくなったのではないでしょうか、実は正解は「誰かさんが、誰かさんが、誰かさんが見つけた」が歌い出しです、その後に「小さい秋、小さい秋、小さい秋見つけた」と続きます、ここまで来るとその後の歌詞も何となくですが思い出して歌えるようになります。
これが一つの軽い記憶の刷り込みです、人間の記憶とは実に曖昧だと誰もが納得する事実の一つだと思います、さて夢や空想も実は現実世界で経験した記憶と同じ脳の領域で処理されます、その際に現実に起きたことなのか夢だったのかは前後の記憶と比較され正常であれば夢と現実とを分けて記憶されるようになります。
この際に薬の副作用や脳内ホルモン(神経伝達物質)の分泌異常が起きていて情報の分別処理が上手くいかないことが実際に起こります、こうなると夢で見た記憶や空想での記憶が現実のものだとして誤った思考や判断をしてしまいます。
軽い症状の場合は思い込みや思い違いとして後に自身で訂正が可能ですが自身では訂正不可能な領域に記憶される場合もあります、これが先の記憶の刷り込みという状態です、精神疾患が原因での犯罪の多くがこういった記憶の刷り込みによるものであるという研究報告もあります。
事件にまで発展はしませんが人間関係の多くのトラブルも実はこういった曖昧な記憶による思い込みや思い違いが裏に在ると想像するに容易い事実があります、私は飲んだときに記憶が曖昧になることがあります、そんな時は確実に後日同席した人に正しい情報を得て記憶の修正を行うようにしています。
また再度その時に同席していた人と飲んで話すと曖昧だった記憶が正しい情報に自然に修正される場合もあります、自分の一時的な記憶は実は極めて曖昧なものとして受け入れて相互に確認する癖をつけること、これが正しく事実を記憶し正しい思考と行動を行う方法だと思います。
一時的な情報記憶は脳の大脳皮質にある前頭連合野に記憶されていて何時でも修正が可能です、しかし脳の情報処理によって深層部に再配置記憶されてしまった情報は自分の力だけでは修正することが困難になります。
実は夢や空想の正体はこの情報の記憶を処理している状態だと考えられています、この際に幾つかの現実の情報から現実ではない情報を導き出して映像化されます、実はこれが極めて重要な脳の機能でこれまでに無いものを創造したり、経験しなくても幾つかの経験から仮想現実によって学べるように脳が分析や予測を行っているのです、脳の機能が高くなればなるほど大きなメリットとデメリットが生まれてくるのも陰陽バランスということです。
最後にもう一つ記憶の怖い話をしておきましょう、赤と緑の視神経が逆に繋がって生まれたことによる赤緑色盲という先天性の病気があります、対して病気ではなく赤を緑と緑を赤だとして記憶してしまった人を先天性の病気なのか記憶違いなのかを調べる方法は現代医学では無いそうです。
つまり自分のも他者のも含めて記憶とは極めて怖い存在だということです、誤った事実を信じて疑わない人の記憶を修正することは如何に困難なことだということを理解しておきたいです。
2024年8月22日 06:00
突然ですがラジオドラマから映画化された「銀河ヒッチハイクガイド」をご存知でしょうか、この小説版は10年間で1500万部という大ヒット&ロングセラーとなりました、作者はダグラス・アダムスでSF作家でもありショートギャグコメディ「空飛ぶモンティ・パイソン」のテレビ番組の脚本家でもあります、また同番組は日本発のコントなど新たなお笑いカテゴリを齎しました。
私と同じくらいの年齢の人は学生時代に深夜放送されたイギリスのテレビ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」で落語や漫才などの日本文化にはない異次元のギャグというお笑い文化を存分に楽しんだことと思います、そんなダグラス・アダムスは生前に「ニューテクノロジーやニューカルチャーなど今までにない新しい文化の台頭への対応」に関して極めて興味深い名言を残しています。
それは「15歳までは自然なものとして受け入れ、15歳から35歳まではエキサイティングなものとして受け入れ、35歳を超えると不自然なものとして拒否する」というものです、彼は空想でこの名言を考えたのではありません、多くのスタッフやパートナーと番組を通して子供から大人まで多数の人々と接してきて導き出された一つの悟りだと言い残しています、つまり事実から分析しての結論なのです。
この「35歳で新たなものを拒否する」というのは実は近年の脳科学の研究でも解ってきた事象であり研究の発表前にも関わらずそれを分析していたというのが興味深いです、この脳科学の研究によって生まれた「35歳ニューカルチャー許容限界説」は多くの事例を示しています。
例えば音楽の趣向も35歳で新たなジャンルを聞かなくなりそれまで聞いていたジャンルを心地よいものとして変えようとしないのです、これはカラオケなどでも同じことで35歳までに聞いていた曲を何歳になっても歌うのだそうです、そして35歳以降の歌は覚えることができないのだといいます、これは音楽だけではなく社会構造や文化など全てのカルチャーに対して共通する事項なのです。
40歳近くになって職種や人生を変えようとしても変えられない人が多々いますがこの原因が脳による思考の固定化にあったのです、解りやすく言うと「頭が硬い」ということです、つまり今まで身についた思考が新たな思考を拒絶してしまうのです、これが脳の防衛反応ともいう固定化現象なのです。
新しい思考を要する事項を幾ら学んでも脳は生きていく為に必要な知識として認めず拒否してしまいます、したがって今日学んだことを明日には忘れてしまうのです、それまで新たな事をどんどん吸収できていた人が突然のように許容できなくなる、同じことを長年続けてきた人のほとんどがこの脳の固定化という状況に陥っているのです。
就職での中途採用の年齢制限が暗黙の了解として存在しています、実はこの裏にはこういう事実が在ったのです、どの会社も過去の事例が根拠となっていますので理にかなったノウハウともいえます。
他方35歳を超えるどころか一生涯に渡りニューカルチャーやニューテクノロジーをエキサイティングな事項として自身の中に積極的に取り込んでいる例外的な人が稀にいます、特にバイオやITといった日々刻々と変化する情報と日々向き合っている人に多く、脳が衰えることもなく常に新たな発見や発明を行っています。
新たな環境やカルチャーを受け入れられなくなってきたら脳の老化現象への赤信号だと自覚して欲しいです、脳機能の修正はまずは自覚して脳そのものが固定化していることを何かをきっかけに真に理解しないと脳自身が更新することを始めません。
脳の衰えは確実に心身を老化させ生気を失わせます、いつまでも元気に健康でいたいのであれば身体ではなくて脳を鍛え続けることです、あらゆるジャンルに興味をもっていろんなことにチャレンジしてほしいと思います。
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