「人の真似をするな、何を食ってもいいが自分のクソをしろ!」
本田技研工業(ホンダ)の創業者であり、生涯現役エンジニアを生き抜いた本田総一郎のこのユニークな一言は実に解りやすいです。
本田総一郎は社長でありながら常に現役技術者を通しました、訪ねてきた銀行員も作業員と間違えとんだ失礼をしてしまった逸話が残されています。
この一言は、社員へ「自分のアイデアで勝負しろ! どんな課題でも自分で食べて、消化させて出口まで導け!」ということを彼らしい表現を使って激を飛ばしたのです。
多くの起業家の過ちは入口戦略だけは立派で集客を必死にやっていることです、でも重要なのは何事も出口なのです、出口が無いのに入り口だけ広げたらどうなるでしょうか、結果が出ないのですからクレームの雨嵐に打ちのめされるでしょう。
事業とは何事も先ずは顧客の最終形である出口を用意しないとダメです、それから入口戦略を立てる必要があるのです。
もっと極端なことを言えば確実に保証できる出口を用意できれば集客など一切不要です、顧客は我先に勝手に集まってきます。
事実、過去から私の事業のほぼ全てにおいてこれといった集客活動は行っていません、それでもメールで商談が入ってくるのですから不思議です。
行っているのは事業概要と根拠をサイトで開示し毎日ブログを書き続けていることくらいです、それが私の目指す理想の事業家であり真の経営者ではないかと思います。
怒りや悔しさで貯め込んだエネルギーは、
明るい未来の来たるときに使ってこそ価値がある。
終わってしまった過去に使ってどうする?
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
「あと一歩」、「あと一回」、「あと一点」・・・。
この瞬間が最も辛い期間であり本領発揮の始まりでもある。
堪えて最期までやり遂げた人だけが成功する。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
新型コロナウイルスパンデミックによりあらゆる業界でパワーバランスに変化が起きています、テレワークなどと合わせて働き方改革が進む中にあって快進撃を続けているのが都市型ミニスーパーマーケットです、今やコンビニエンスストアをも凌ぐ勢いで出店ラッシュが続いています。
都市型ミニスーパーマーケットとは郊外型の家族単位を意識した商品内容ではなく独身や小規模世帯を意識した商品内容にしている小規模なスーパーマーケットです、したがって野菜や肉類などの生鮮食品も冷凍食品もすべてが小分けされた少量のものとなっており食材を無駄なくリアルタイムで購入することができます。
弁当や総菜も充実しており必要な時に必要な量だけ買えるので非常に便利です、ほぼコンビニエンスストアと同じように日用品に酒類やタバコなどの嗜好品もあり価格は20%ほど安くなっています、ただ24時間営業ではないというところだけが違うだけです。
私は家飲み用のビールとおつまみを毎週末に買うのですがマンションの隣にあるミニスーパーが内装工事で3週間ほど休業した際に存在の大きさを改めて知りました、100メートル歩けば別のミニスーパーがあるのですが雨の日でも濡れずに買い物ができるという恩恵を得てきただけにこの時は3週間がとても長く感じたものです。
レンジやお湯も無料で用意されています、オーバーな話しが近くにミニスーパーがあれば家に冷蔵庫や調理機が無くても食生活には困らないほどです、生活スタイルの変化で価値感も変わっていきます、これまで繁栄してきたサービスが苦戦し逆に細々と営んでいたサービスが脚光を浴びるようになります。
2年半前の緊急事態宣言の際にはたして今のような世の中に変わっていくことを一体どれほどの人が予想できたでしょうか、予想して順応してきた企業が繁栄し一時的なものだと高を括っていた企業は衰退する、いつの時代も変化期には優劣が二極分化してしまうのが常です。
自分の周囲に起こる理不尽な出来事。
その全ては天が与えた試練だという教えがある。
それをどう捉えるかなどという言い逃れは潔くない。
どんな理不尽な事実も、
すべてが原因が在って結果が現れたにすぎない。
まずは起きた事実と真摯に向き合い、
感謝して自身で生んだ原因を受け入れることだ。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。