私は社会人になった頃から、毎日のようにビジネス仲間や地元の友人などと楽しくおしゃべりしながらお酒を飲んでいます。
私のロジカルシンキングは現実の延長線上にある近未来のビジョンがすべてです、そして具体的な登場人物によってビジョンが繰り広げられています。
ところが、ロジカルシンキングしていてどうしても大きな違和感が走るときがあるのです。
冒頭のような今は楽しく過ごせている人でも未来のビジョンに関するロジカルシンキングではしっくりこない、もしくは激しく言い合いしている、またそのビジョンに登場してこないことなどがあります。
おそらく考えすぎているのだろうと思いながらも関係を継続していると、相手から思わぬ自己都合を理由とした方向転換の話が突如として持ち上がったりするのです。
それが家族の理由だったり、避けられない事情だったりもします、何れにしても現状を継続した関係が断たれることになります。
これは本当に不思議なことですが、その時点では想定できなかったことが事実として起きてしまうのです。
「ロジカルシンキングが現実化するように自身が行動している」と考えることもできるのですが、その時点では知りえない事実が根底にある場合はこの解釈は適応できません。
過去にこんなことは幾度もあります、ロジカルシンキングとは単なるシミュレーションではなく、何か見えない力が働いているようにも感じます、それが何なのかは知る由もありません。
ただ、このロジカルシンキングの違和感によって、過去多くの最悪の事態を水際で回避できたことは確かな事実です。
表面意識には存在しない無意識なる深層心理、それを表面意識に戻すのがロジカルシンキングという脳の記憶整理なのかもしれません。
だから私はロジカルシンキングを凄く大事にしています、逆にロジカルシンキングを馬鹿にしている人はその場しのぎの表面意識だけの行動ばかりしては失敗を繰り返している人だと思っています、実際に多くの人の現実という結果がそうなのです。
他者の幸せを心から喜べる人は、
真に幸福な人である。
他者の不幸は密の味、
こんな人は決して幸福にはならないだろう。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
幽霊に妖怪に化け物。
世の中には怖いものは数多いけれど、
人間の心に比べたら恐れるに足りぬ。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
新型コロナウイルスパンデミックが齎す社会現象の中で私が最も注目しているのが旧来の秩序が崩壊し新たな秩序が台頭してくるということです、これは100年前のスペイン風邪の歴史も証明しています、歴史は必ず繰り返すことは統計学でも検証されています。
特に新秩序に大きく関与するであろう事項が「バーチャルギルドや小規模自治体(特別村)」というキーワードです、これらは何を意味しているかというとインターネットで繋がる団体や秘密結社という組織を指しています。
リアルの世界では石工職人を生活を守る為の結社から始まったフリーメーソンがあまりにも有名です、こういった組織が今後はインターネットを介して個人と個人の繋がりが強くなって広がっていくのではないかと予測しているのです、ソーシャルディスタンスとインターネットの普及、これらを考え合わせると「バーチャルギルドや小規模自治体(特別村)」というキーワードが自然に出てきます。
実は数年前にもブロックチェーンの台頭によってDAO(自立した非中央集権社会)という言葉が生まれました、でもそれは未来において普及していくであろうという哲学上の一つの概念です、しかし今回の新型コロナウイルスパンデミックによってDAOが実現されようとしているのです、例えば2017年に生まれたアメリカ発のインターネット結社である「Qアノン」は大統領選挙において様々な陰謀論説が浮上しました。
「Qアノン」は謎の人物「Q」によって組織化された一部の政治家による乱れた社会を正そうというコンセプトの下で結束し今ではアメリカ全土で政治家以上に大きな影響力を保持するまでになっています、先の大統領選においてトランプが支持する表明を行い物議を醸し出した「Qアノン」とは、「アノニマス(匿名)」から創出した言葉で誰が加盟しているのかはすべて謎のままです。
私はこの先の10年はその後の100年の秩序を決定するような動きが世界中で起こるのではないかと予測しています、「Qアノン」の台頭はその序章に過ぎません。
さて政治や哲学を離れて経済に目を向けると自立した個人間によるバーチャル組織が台頭してくるのであれば現在の経済秩序の要であるリアルな経済組織である会社は必要なのでしょうか、組織をまとめるだけで高い報酬を得ている経営陣は不要で実際に経済活動をしている社員がバーチャル組織を作って経済活動を行った方が今よりもはるかに多くの収入を得ることが可能になります。
ましてはタイトルだけで社員にはまったく尊敬されずに支持されない経営陣であれば言わずもがです、私は何処に居ても経済活動が可能となる時代にはリアルな経済組織である会社は意味の無いものと化していく可能性が極めて高いと考えています。
世界中に会社という経済組織が台頭してきて100年、この先どうなるのかを現状で考えても答えは出てきません、重要なのは秩序がリセットされ混沌とした時代にあって誰が先にカオスの森を抜け出せるかということだけです。
「自然に生き、自分の気持ちをほんとうに伸ばしてゆこうとすれば、いたるところで残酷にも壁に突きあたる」
「太陽の塔」などをデザインした、日本を代表する天才芸術家、岡本太郎の名言を超えた金言です。
これを、最近では逆説的に「何かを始めて壁にぶち当たったとすれば、極めて順調だということだ」と言う人も多くなりました。
そもそも、自分の思ったように経営や事業、そして人生も展開しないものです。
にもかかわらず、上手くいかないのは、何か大きな障害が有ると考えること自体がおかしいという事になります。
不安がある、悩みがある、それは人生が極めて順調に進んでいるという証でもあるのです。
何も不安も悩みも無いとしたら、逆にとんでもない方向に人生が向かっていると考えるべきかもしれません。