プロ野球の天才バッターとして名を欲しいままにした落合博満にイチロー、そしてスキージャンプやフィギュアスケートの多くのスポーツ選手はみな同様の言葉を発します。
それは「イメージトレーニング」というもので、彼らは頭の中で身体を動かしているときと同様のイメージを作り上げて一種のシュミレーションを常に行っていると言います。
このイメージトレーニングは実際に身体を動かした時に脳が勝手に順応して、イメージ通りに身体をコントロールすることができます。
これは脳の特徴的な機能であり、脳は実際の経験やイメージトレーニングでの記憶をそれぞれ別に保存しているわけではないからです。
つまりロジカルシンキングであろうが実経験であろうが脳は一つの記憶として扱い、過去に経験したことのあるかのように身体を動かすことができるのです、これが私の言うロジカルシンキングの奨めの根拠です。
ロジカルシンキングしたストーリーは実経験として脳が記憶します、そして現実世界で同様のストーリーが起きたときに脳は過去の記憶としてこれを処理し無意識のまま身体を動かします、これがビジネス現場では重要な即断即決に繋がってきます。
スポーツはイメージトレーニング、ビジネスではロジカルシンキング、実時間の数倍の速さで展開できる脳トレーニングを上手く使わない手はありません。
「今までの事は全部忘れてください」
これを言われたら人として既に終わっている。
離別は出会いの100万倍難しい。
嫌われるのはいいが遺恨だけは残すな。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
優しさは薬にもなるが毒にもなる。
使う相手と方法を間違えると、
後に引けない危険な状況になる。
自分に覚悟が無い者は妙な優しさを振りまくなかれ。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
「俊足を誇る馬はその能力を称賛されるのではなく、理想であることが称賛されるのである」
孔子論語の中で孔子の人としての理想を説いた言葉です、優れた馬を例に出していますが勿論人間に対しての例えとして話しているのは明白です。
私はこれをいろいろな角度から考えて、俊足の馬を「使命をまっとうする人」というように解釈しています。
当時も現在のレース馬のように脚長の俊足の馬と、農馬のような脚は短いが物を運んだり引いたりする力仕事に向く馬とが存在していました。
戦には情報伝達手段などで俊足の馬が多用されますが、その馬の能力を素晴らしいと言うのではなく「早く目的地に着ける」というニーズに合った存在だからこそ称賛されるべきだということなのです。
人間でいえばその道のプロです、称賛されるプロとはその人の持っている能力ではなくクライアントが期待したことにきっちり結果を出せるからこそプロとして称賛されるのです。
どんな学歴が有ろうが無かろうが、どんな資格が有ろうが無かろうが、何年その仕事をしてきたかなどはまったく論外です、そんなものは結果が出てなければ意味がない無用の長物です。
自分のやるべきこと(使命)を熟知している人は何処で何をやっても上手く立ちまわれます、成功する人は自分の使命と立場を知っています、だから他者や溢れる情報には惑わされずに自分のビジョンの確立だけを目指してぶれずに突き進むことができるのです。
熱いのは嫌だ、暖かいのが気持ち良い。
寒いのは嫌だ、涼しいのが気持ち良い。
危険は嫌だ、スリリングが気持ち良い。
中途半端は良くないけれど、
度が過ぎるのも考えものだ。
何事も謙虚に丁度いいのが気持ち良い。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。