
代表のオフィスの犬走の隙間から見慣れない華奢でちょっと奇妙な雑草が生えてきました。
春の道端や空き地でよく見かける雑草のひとつとなりすっかり馴染んでいる植物のようです。
草丈は10〜30cmほどで全体的にすらっと立ち上がった印象を与えます。
根は細い主根がありますがそれほど深くは張りません。
引き抜きやすいですが乾燥に強くアスファルトの隙間などでも力強く根を張ります。
茎は基部から分岐して直立し色は根元に近い部分が赤紫色を帯びることが多いです。
在来種のタネツケバナは茎に毛があることが多いのですがミチタネツケバナはほとんど毛がありません。
葉は小さな葉が並んだ形の羽状複葉(うじょうふくよう)で、地面に張り付くように広がる根元のロゼット葉が最大の特徴で花が咲いた後も枯れずに残ります。
花は直径3mm程度で小さく白く茎の先端に集まって咲き花弁は4枚、雄しべも通常4本です。
実は長さ2cmほどの細長い棒状の長角果(果実)が茎に対して直立してつき、熟すと果皮がくるっと巻き上がり中の種子を勢いよく弾き飛びます。
名前の由来について、
在来種のタネツケバナは苗代(なわしろ)に籾種(もみだね)を水に浸す「種漬け」の時期に花が咲くことから名付けられ、
ミチタネツケバナは在来種が田んぼや水辺などの湿地を好むのに対しこの種は乾いた道端やコンクリートの隙間に多く自生することから「道(ミチ)」の名がつきました。
-在来種のタネツケバナとミチタネツケバナの見分け方の3ポイント-
①場所:田んぼではなく乾いた道端に生えている。
②ロゼット:花が咲いても足元のロゼット葉が青々と残っている。
③実の向き:実が茎に沿ってピタッと上向き(並行)に付いている。
学名:Cardamine hirsuta
分類:アブラナ科タネツケバナ属
開花時期:2〜5月

代表のオフィスの庭で元気に咲いています。
草丈は30cm〜100cm程度で周囲の環境に合わせて倒れ込みながら伸びることもあります。
根は地下茎(ちかけい)を伸ばして増えるものが多く、群生しやすい性質を持っています。
茎は直立するか斜めに伸び上部で細かく枝分かれしその先に花をつけます。葉は互生(ごせい:互い違いに生える)で形は卵形や披針形(ひしんけい)で鋸歯(縁にギザギザ)があります。

花はキク科特有の頭状花序(とうじょうかじょ)という構造が最大の特徴で、ひとつの花に見えるものは実は小さな花の集まりで、中央の黄色い部分である筒状花(とうじょうか)と外側の花びらに見える舌状花(ぜつじょうか)で成り立ち、白、淡紫色、薄ピンクなどがあります。
花の後に痩果(そうか)と呼ばれる小さな実ができ多くの種冠毛(かんもう)という綿毛がついており風に乗って種を遠くへ運びます。
なお、ノギク(野菊)は、特定のひとつの植物を指す名前ではなく野生に自生するキク科の植物の総称で。一般的には、ヨメナやノコンギク、リュウノウギクなどが「ノギク」と呼ばれ古くから日本の秋を象徴する花として親しまれてきました。
学名:Aster(シオン属)、Chrysanthemum(キク属)など
分類:キク科(Asteraceae)
開花時期:8月〜11月

つるの長さは数メートル〜10メートル以上に達し巻きひげを植物やフェンスに絡みつかせながら高く広く伸びていきます。
根は地下に白くて太い根茎(こんけい)を長く横に伸ばし次々と芽を出すので地上部を刈り取っても根が残っている限りすぐに再生する非常に厄介な性質を持っています。
つるは緑色で成長するとやや木質化することもありますが基本的には柔らかい植物で節から巻きひげを出し他のものに巻き付いて体を支えます。

葉は鳥足状複葉(とりあしじょうふくよう)で1枚の葉が5枚の小葉(しょうよう:小さな葉)に分かれその名の通り鳥の足のような形をし、見分ける最大のポイントとなっています。
縁には鋸歯(ギザギザ)が、表面には光沢があります。

花は直径5mmほどの散房状の花序(小さな平らな集まり)になって咲き、中心はオレンジ色やピンク色の花盤(かばん)と呼ばれる円盤状の部分があり蜜が溢れ出し、この蜜を目当てにスズメバチやアブがよく集まります。
実は直径1cm弱の球形で最初は緑色で熟すとツヤのある黒色になります。
関東地方などでよく見られるヤブガラシは「3倍体」という個体が多く受粉しても実をつけませんが西日本などに多くみられる「2倍体」の個体は実をつけます。
手入れが行き届かない家(庭を放置するほど忙しいあるいは余裕がない家)に生い茂ることから「ビンボウグサ」とも呼ばれ、逆に「根絶やしにできれば運気が上がる」なんて言われることもあります。
若芽は山菜として食用になりますがシュウ酸カルシウム(えぐみの原因)が含まれているためしっかりとしたアク抜きが必要です。

地下茎が1cmでも残っていれば再び再生できると言われるほど驚異の再生力を持っていて、代表の本丸やオフィスの庭で手を焼いています。
名前の由来は凄まじい勢いで周囲の樹木を覆い尽くし日光を遮って「藪(やぶ)を枯らしてしまう」ことから名付けれました。
学名:Cayratia japonica
分類:ブドウ科ヤブガラシ属
開花時期:6〜8月 ※夏の間ずっと咲き続けます

代表のオフィスの庭に突如独特の形の斑入りの葉が生えてきました。
葉っぱの形から何かの芋かなと思っておりましたが成長するとその独特の形から何であるかすぐにわかりました。
水辺を好む「湿地性」と乾燥した場所を好む「畑地性」の2タイプがあり、草丈は30cm〜1m程度ですが湿地性の白い大型種は1mを超えることもあります。
根は地下に塊茎(かいけい)または根茎(こんけい)と呼ばれる肉厚の球根を作ります。
地上に見える茎のような部分は葉柄(ようへい)が重なり合ったものあるいは花を支える花茎(かけい)です。
葉は大きな矢じり形やハート形をしていて光沢のある濃い緑色が特徴ですが種類によっては葉に白い斑点が入るものもあります。

最も目立つ花びらのような部分は実は葉が変化した仏炎苞(ぶつえんほう)で中央にある黄色い棒状の肉穂花序(にくすいかじょ)に本来の小さな花が密集しています。
実は花が終わった後に小さな液果(ベリー状の実)を付け熟すと赤やオレンジ色になります。
名前の由来はギリシャ語で「美」を意味する「kallos」や仏炎苞が修道女の「襟(カラー)」に似ていることから名付けられたという説があります。
なお、和名はオランダカイウ(和蘭海芋)です。
サトイモ科特有のシュウ酸カルシウムを含んでおり全草が有毒で誤って口にすると口内や喉に強い痛み、腫れ、嘔吐などを引き起こすため小さな子どもやペットがいる環境では注意が必要です。
学名:Zantedeschia
分類:サトイモ科オランダカイウ属
開花時期:5〜7月

代表の本丸の梅林に旺盛にはびこっています。
長さは数メートルから数10メートルにまで伸びて周囲を覆い尽くすつる性の植物です。
根は細いひげ根を広範囲に広げ1年草なので冬には枯れますが成長期には土壌から水分と養分を効率よく吸収します。
茎は断面が四角形に近い形をしていて茎の表面に下向きの鋭い刺(とげ)が密生していることでより他の植物に引っかかりながら高く登ることができ素手で触ると皮膚を切ってしまうこともあるほど鋭利です。
主茎は葉の付け根(葉腋)から分枝し、さらに横へと広がっていきます。
小さい頃は痛くて厄介な植物だなぁと思っていましたが、今になってはさらにわずらわしい植物だと感じています。

葉は対生(茎の同じ高さから左右に向かい合って生える)で形は掌状に5〜7つに深く裂けており見た目はモミジやヤツデの葉を小さくしたような形をしていて、葉の両面にも硬い毛が生えており触るとザラザラしています。
花は雌雄異株(しゆういしゅ)で雄花と雌花が別の株に咲き、雄花は黄緑色で円錐状に集まって上向きに咲き大量の花粉を飛ばします。
雌花は花粉を受けるために下向きに垂れ下がり、紫色の鱗片(りんぺん)が重なったような独特の形をしています。
雌花が受粉すると松かさのような形をした果穂(かすい)になり、小さな種子が詰まって秋が深まると茶色く熟します。
ビールに使われるホップ(セイヨウカラハナソウ)の近縁種であるため実の形が少し似ています。
名前の由来は茎が非常に丈夫で「鉄(カナ)」のように強く「草むら(葎:ムグラ)」を作って生い茂ることからこの名がつきました。
道端や荒地などでよく見かける非常に生命力が強いつる性の1年草でブタクサやヨモギと並んで秋の花粉症の原因としても知られています。
学名:Humulus japonicus
分類:アサ科カラハナソウ属
開花時期:8〜10月