2026年10月 3日 09:00
代表の本丸ロッジの庭でツツジの隙間を縫ってすくすくと枝を伸ばしています。
つるの長さは5〜10m以上、環境によっては20m近くまで達し、他の樹木や人工物に右巻きで巻き付きながら大きく成長する落葉つる性木本です。
地中には直根性と側根をしっかりと張り、萌芽力が強く非常に強健で、盆栽では根を地上に露出させる「根上がり」の素材としても親しまれています。
若い茎は緑色から褐緑色ですが、成長すると木質化し、自立する単独の幹を持たない代わりに年月を経た太いつるが幹の役割を果たして灰褐色の樹皮に縦の浅い裂け目やイボ状の皮目を作ります。
つる状の枝から側枝を伸ばして旺盛に繁茂し、長さ5〜10cmほどの広卵形から円形をした葉を互生させ、縁には浅い鋸歯があり秋には鮮やかに黄葉します。
雌雄異株で、春になると葉の脇から短い集散花序を伸ばして直径7mmほどの淡緑色〜黄緑色の控えめな5弁花を咲かせます。
最大の魅力は秋の結実で、10〜12月に球形のさく果が黄色く熟すと外皮が3つに裂け、中から鮮やかな朱赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を覗かせます。
その華やかな美しさからいけばなやリースの装飾としても広く利用されています。
名前の由来は、葉の形や赤い実のつき方がモチノキ科の「ウメモドキ」に似ている蔓性植物であることに因みます。
目立たない花から一転して秋に劇的な色づきを見せる、生命力と豊かな鑑賞価値を兼ね備えた魅力溢れる植物です。
学名:Celastrus orbiculatus
分類:ニシキギ科ツルウメモドキ属
開花時期:5〜6月