2026年10月31日 09:00
代表のオフィスや本丸ロッジで群生しています。
草丈は15~50cmほどで、道端や畑の隅など身近な場所に群生する一年草です。
ひげ状の根を持ち、地際を這う茎の節からも不定根を出して地面に定着し、横へ広がりながら繁殖します。
茎は円柱形で柔らかく水分を多く含んだ多汁質で、根元付近は地を這い先端にかけて斜め上に立ち上がり、各節から頻繁に分岐して密集した群生を作ります。
長さ5~7cmほどの笹の葉に似た卵状披針形の葉を互生させ、葉の基部が薄い膜質の鞘となって茎を包み込みます。
早朝に開花して午後にはしぼんでしまう儚い1日花で、二つ折りの半円形をした苞の中から鮮やかな青色をした大きな上部2枚と、白い小ぶりな下部1枚という計3枚の花びらを持つ可憐な花を咲かせます。
6本ある雄しべは、黄色く目立つX字型の仮雄しべ3本、Y字型の仮雄しべ1本、実際に花粉を出す長く伸びた完全雄しべ2本という、形状と役割の異なる3種類で構成されているのも非常に面白い特徴です。
花後には楕円形のさく果をつけ、秋に熟して乾燥すると縦に割れ、表面に網目状の凹凸がある黒褐色の種子をこぼします。
朝咲いて昼にしぼむ儚い姿を「朝露」に例えた説や、花の汁を布に擦り付けて染料にした「着き草」が転訛した説が有力で、万葉集では「月草」の表記でも親しまれてきました。
朝のわずかな時間だけ出会える鮮烈な青い花と、機能ごとに形を変えた雄しべの妙など、身近でありながら知るほどに観察が楽しくなる野草です。
学名:Commelina communis
分類:ツユクサ目ツユクサ科ツユクサ属
開花時期:6~9月