2026年10月11日 09:00
代表の本丸ロッジの樹木のいたるところの葉裏でたくさん見かけます。
体長は約56~60mmほどで、北海道から九州まで広く分布し、市街地の公園から山林に至るまで日常で最も親しまれているセミです。
最大の特徴は翅全体が不透明な茶褐色の斑模様になっていることで、世界のセミの大半が透明な翅を持つ中で非常に珍しい姿をしています。
「ジリジリジリ・・・」という連続した激しい鳴き声が、鍋で油を熱した時の音や揚げ物をしている音に似ていることが名前の由来とされ、油紙のような褐色の翅の質感に由来するという説もあります。
頭部から前胸部は黒褐色で背中には緑色や褐色の模様が入り、サクラやナシなどのバラ科の樹木やケヤキを好んでその樹液を吸います。
気温が高すぎる真夏の日中は鳴きやみ、少し涼しくなる午後から夕方にかけて盛んに鳴く性質を持っています。
「成虫の寿命は1週間」と長年言われてきましたが、実際には外敵などを避けることができれば約3週間~1ヶ月ほど生きることが判明しており、地中で3~5年ほど過ごした後に地上へと出てきます。
どこにでもいる身近な存在でありながら、世界的には実にユニークな不透明の翅を持ち、夏の深まりを力強く感じさせてくれる魅力的な生き物です。
学名:Graptopsaltrianigrofuscata
分類:カメムシ目セミ科
活動時期:7~9月