2026年11月 1日 09:00
代表の本丸ロッジの樹木や各種雑草をかき分けて出てきています。
他物に巻き付きながらつるを伸ばして長さ数メートルから10メートル以上に達する半常緑のつる性木本で、浅く広く張る根を持ち、地表を這う茎の節からも不定根を出して旺盛に栄養繁殖を広げます。
つる性の茎は若い頃は淡緑色や赤褐色で褐色の開出毛や腺毛が密生し、内部が中空になっているのが特徴です。
年数を経た基部は木質化して太さ数センチの蔓状の幹となり、古くなると灰褐色の樹皮が縦に薄く裂けて剥がれ落ちます。
節から対生に分枝を繰り返して周囲の植生を覆い尽くすほど繁茂し、長さ3〜8センチほどの長楕円形〜卵形で縁が滑らかな葉を対生につけます。
冬の寒さに耐え忍んで一部の葉を落とさず、細く巻いて赤紫褐色に変色させて越冬する半常緑の性質を持っています。
初夏になると葉の付け根から短い柄を伸ばして2個ずつ並んで花を咲かせ、先端が上下に深く分かれる唇形花からは強い甘い芳香が漂います。
咲き始めの純白から受粉後には黄色へと花色が変化し、白と黄色の花が同じ株に混在して咲く様子から金銀花(きんぎんか)とも呼ばれます。
秋から初冬にかけては直径5〜7ミリほどの球形の実(液果)が実り、光沢のある艶やかな黒色へと熟していきます。
名前は花筒の奥深くに甘い蜜があり、かつて子どもたちが口にくわえて蜜を吸って遊んだ吸う葛(すうくず)に由来し、冬を耐え忍ぶ姿から忍冬(にんどう)の別名でも親しまれています。
色の変化で受粉を知らせる知恵や厳しい冬を乗り越える強靭さを備え、古くから人々の暮らしや遊びに寄り添ってきた味わい深い植物です。
学名:Lonicera japonica
分類:スイカズラ科スイカズラ属
開花時期:5〜7月