
代表の本丸ロッジの樹木や各種雑草をかき分けて出てきています。
他物に巻き付きながらつるを伸ばして長さ数メートルから10メートル以上に達する半常緑のつる性木本で、浅く広く張る根を持ち、地表を這う茎の節からも不定根を出して旺盛に栄養繁殖を広げます。
つる性の茎は若い頃は淡緑色や赤褐色で褐色の開出毛や腺毛が密生し、内部が中空になっているのが特徴です。
年数を経た基部は木質化して太さ数センチの蔓状の幹となり、古くなると灰褐色の樹皮が縦に薄く裂けて剥がれ落ちます。
節から対生に分枝を繰り返して周囲の植生を覆い尽くすほど繁茂し、長さ3〜8センチほどの長楕円形〜卵形で縁が滑らかな葉を対生につけます。
冬の寒さに耐え忍んで一部の葉を落とさず、細く巻いて赤紫褐色に変色させて越冬する半常緑の性質を持っています。
初夏になると葉の付け根から短い柄を伸ばして2個ずつ並んで花を咲かせ、先端が上下に深く分かれる唇形花からは強い甘い芳香が漂います。
咲き始めの純白から受粉後には黄色へと花色が変化し、白と黄色の花が同じ株に混在して咲く様子から金銀花(きんぎんか)とも呼ばれます。
秋から初冬にかけては直径5〜7ミリほどの球形の実(液果)が実り、光沢のある艶やかな黒色へと熟していきます。
名前は花筒の奥深くに甘い蜜があり、かつて子どもたちが口にくわえて蜜を吸って遊んだ吸う葛(すうくず)に由来し、冬を耐え忍ぶ姿から忍冬(にんどう)の別名でも親しまれています。
色の変化で受粉を知らせる知恵や厳しい冬を乗り越える強靭さを備え、古くから人々の暮らしや遊びに寄り添ってきた味わい深い植物です。
学名:Lonicera japonica
分類:スイカズラ科スイカズラ属
開花時期:5〜7月

代表のオフィスや本丸ロッジで群生しています。
草丈は15~50cmほどで、道端や畑の隅など身近な場所に群生する一年草です。
ひげ状の根を持ち、地際を這う茎の節からも不定根を出して地面に定着し、横へ広がりながら繁殖します。
茎は円柱形で柔らかく水分を多く含んだ多汁質で、根元付近は地を這い先端にかけて斜め上に立ち上がり、各節から頻繁に分岐して密集した群生を作ります。
長さ5~7cmほどの笹の葉に似た卵状披針形の葉を互生させ、葉の基部が薄い膜質の鞘となって茎を包み込みます。
早朝に開花して午後にはしぼんでしまう儚い1日花で、二つ折りの半円形をした苞の中から鮮やかな青色をした大きな上部2枚と、白い小ぶりな下部1枚という計3枚の花びらを持つ可憐な花を咲かせます。
6本ある雄しべは、黄色く目立つX字型の仮雄しべ3本、Y字型の仮雄しべ1本、実際に花粉を出す長く伸びた完全雄しべ2本という、形状と役割の異なる3種類で構成されているのも非常に面白い特徴です。
花後には楕円形のさく果をつけ、秋に熟して乾燥すると縦に割れ、表面に網目状の凹凸がある黒褐色の種子をこぼします。
朝咲いて昼にしぼむ儚い姿を「朝露」に例えた説や、花の汁を布に擦り付けて染料にした「着き草」が転訛した説が有力で、万葉集では「月草」の表記でも親しまれてきました。
朝のわずかな時間だけ出会える鮮烈な青い花と、機能ごとに形を変えた雄しべの妙など、身近でありながら知るほどに観察が楽しくなる野草です。
学名:Commelina communis
分類:ツユクサ目ツユクサ科ツユクサ属
開花時期:6~9月

代表のオフィスの庭のいたるところで見かけます。
草丈は約30~50cmほどで、日陰や木陰などの薄暗い場所でもたくましく育つ常緑多年草です。
地中にはひげ根状の根を張り、その一部がアーモンドのような紡錘形に太く肥大して水分や養分を蓄える性質を持ち、地下にある短い根茎から直接葉を展開します。
葉は長さ30~60cm、幅1cmほどの細長い線形をしており、濃緑色で光沢と厚みがあり、一年中美しい緑を保ち、夏から秋にかけては、葉の間から30~50cmほどの花茎を真っ直ぐ立ち上げ、直径4~5mmほどの可憐な薄紫~紫色の小花を穂状(総状花序)に多数咲かせます。
花後には直径6~7mmほどの球形の実をつけ、秋から冬にかけてツヤのある美しい黒色へと熟していきます。
名前の由来は、薄暗い藪のような木陰に自生し、細長い葉の姿がラン(蘭)に似ていることにちなみます。
また、「リリオペ」や「サマームスカリ」とも呼ばれ、シェードガーデンのグランドカバーやアクセントとして古くから親しまれている頼もしい植物です。
学名:Liriope muscari
分類:キジカクシ科(クサスギカズラ科)ヤブラン属
開花時期:8~10月

代表の本丸ロッジの庭のツツジの間からいつの間にかひょっこり出てきて、抜群の存在感を醸し出しています。
草丈は1~1.5mほどで、生育環境が良いと2m近くまで直立して大きく伸びる、日本に自生するユリの中で最大級の規模を持つ多年草です。
地下には食用「ゆり根」として知られる黄白色の大きな鱗茎(球根)を持ち、株を支える「下根」と養分や水分を吸収する「上根」という2種類の根を伸ばします。
緑色で赤褐色や紫褐色の細かい斑点が入る太い円柱状の茎を持ちますが、草本のため木質化した幹は存在せず、枝分かれもせずに1本の茎が真っ直ぐ立ち上がります。
短い葉柄のある長さ10~15cmほどの披針形から卵状披針形をした葉を互生させ、表面には縦にはっきりと走る平行脈が見られます。

開花期には、茎の先端付近に直径20~25cmにも達する大きな白い花を咲かせ、大きく反り返る花びらの中央には黄色い筋と紅褐色の斑点が散在し、非常に強い甘い芳香を放ちます。
花後には長さ約5cmの円柱状のさく果を上向きにつけ、秋に茶色く熟して3つに裂けると、薄い膜状の翼を持った扁平な種子を風に乗せて散らします。
名前は山地や丘陵地の林縁などに自生する「山の百合」に由来し、英名では「Golden-rayed lily of Japan」と称されます。
学名の「auratum」が「黄金色の装飾のある」を意味する通り、豪華な花姿と気品あふれる香りで古くから人々を魅了してきた、日本の野山を代表する絢爛豪華な名花と言えます。
学名:Lilium auratum
分類:ユリ科ユリ属
開花時期:7~8月

代表の本丸ロッジのいたるところでいつの間にか大きく育っています。
草丈は1~2mほどに達し、道端や空き地などに生えて非常に大型に成長する北米原産の多年草です。
地中にはゴボウのように太く多肉質の根を深く伸ばし、太い円柱状の茎は成長するにつれて鮮やかな赤紫色を帯び、上部で盛んに枝分かれして横に広がり、冬には地上部が枯れて根の状態で越冬します。
互生する葉は長さ10~30cmほどの長楕円形で縁にギザギザがなく、秋になると鮮やかに紅葉します。
夏から秋にかけては、葉と向かい合う位置から長さ10~15cmほどの総状花序(そうじょうかじょ)を伸ばし、白から薄紅色をした5枚の萼片(がくへん)が花びらのように見える可憐な花を咲かせます。

花後には小さなカボチャに似た緑色の実をつけ、熟すと直径8mmほどの扁平で艶やかな黒紫色の液果となり、つぶすと染料(インク)にも使われた濃い赤紫色の果汁が滲み出ます。
明治初期に渡来し、名前は太い根の形状が日本のヤマゴボウや食用のゴボウに似ていることに由来します。
全草、特に根や種子に強い毒性を持つため誤食には厳重な注意が必要ですが、鮮烈な赤紫色の茎と葡萄のような実が描くコントラストは、野外観察においてひときわ目を引く野性的な魅力にあふれています。
学名:Phytolacca americana
分類:ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
開花時期:6~9月