2026年11月 7日 09:00
代表の本丸オフィスの果樹園の倒木に巻き付いています。
つるは生育旺盛で長さ5〜10m以上に達し、樹木やフェンスを覆うように広く伸びるつる性多年草です。
地下にはサツマイモに似た巨大な塊根(かいこん)を作り、時には長さ1mに達して多量のデンプンを蓄え、生薬の栝楼根(かろこん)として解熱や止渇などに重宝されてきました。
7つの稜(うね)がある緑色の茎から巻きひげを出し、周囲の植物や構造物にしっかりと絡みついてよじ登り、親づるの各節から多数の子づるや孫づるを活発に分枝させて網の目状に空間を覆い尽くします。
互生する葉は長さ・幅ともに9〜13cmほどの円心形で表面にやや光沢があり、近縁のカラスウリのような深い切れ込みはなく、浅く3〜5裂する程度にとどまるのが特徴です。
雌雄異株で、夏になると花びらの縁が糸状に細かく裂けたレース細工のような直径5〜10cmの白い花を咲かせ、夜間に開花するものの、カラスウリとは異なり翌日の午前中から日中まで花が開いた状態で残る姿がよく見られます。
秋には長さ7〜10cm、幅6〜7cmほどの楕円形の実を実らせ、熟すと鮮やかな黄色から橙黄色へと色づきます。
種子はカラスウリに見られるような結び目状(打ち出の小槌型)ではなく、やや扁平な長円形〜卵形をしています。
名前は、熟すと真っ赤になるカラスウリに対して実が黄色に熟すことに由来します。
幻想的なレース状の花や豊かな薬効を持つ巨大な塊根など、野山や藪の中で独自の存在感を放つ見どころの多い植物です。
学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica
分類:ウリ科カラスウリ属
開花時期:6〜9月