
代表のオフィスの石垣から力強く生えてきてしまっています。
草丈は1~1.5mほどに達し道端や藪に自生する非常に強健な多年草で、地中を這うように横へ伸びる地下茎を持ち旺盛な生命力で繁殖します。
木質化するような幹は存在せず、ほとんど枝分かれもせずに太い主茎が1本だけ真っ直ぐに直立して伸びるのが特徴です。
緑色をした茎の表面には短い毛が密生しており、その内部には非常に丈夫で豊かな繊維質が詰まっています。
葉は茎の同じ節から向かい合ってつく対生(たいせい)で、長さ10~15cmほどの卵形をしており先端が尾のように細く尖ります。
葉の縁にはギザギザとした鋸歯(きょし)があり、先端にいくほど粗くなるほか、両面に短い毛が密生しているため触るとザラザラとした独特の感触があります。
夏から秋にかけては、葉の付け根から淡緑色~クリーム色の個性的な穂状(すいじょう)花序を長く伸ばします。
雌雄同株(しゆうどうしゅ)で、上部には太く密に花がつく雌花序を、下部には球状の花がまばらにつく雄花序をつけますが、中には雄花序を持たない株もあります。
花後に実る果実はごく小さな倒卵形で、周囲に毛が生えた狭い翼(ひれ)を持つユニークな形状をしています。
名前の由来は、生育環境である藪に生えることと、かつて繊維を採るために栽培された「苧麻(マオ)」に似ていることにあります。
一見すると素朴な野草ですが、古くから人々の暮らしを支えた繊維植物としての逞しい面影を残す、知るほどに愛着が湧く植物です。
学名:Boehmeria longispica
分類:バラ目イラクサ科カラムシ属
開花時期:8~10月

代表のオフィスや本丸ロッジの庭のあちこちで好き放題生えています。
草丈は通常60cm~150cmほどですが、窒素分の多い肥沃な環境では2m近くに達することもある非常に生命力の強い一年草です。
直根性で主根が太く地中深くしっかりと根を張り、直立する丈夫な茎の表面には緑色に混じって赤紫色の縦縞が入ることもあります。
成長すると茎の根元付近が木質化して非常に硬くなり乾燥させると軽くて丈夫な杖として利用できるほどの強度を備えます。
主茎から多数の枝を出して横方向へも大きく広がり、三角形から菱状卵形をした葉を互生させます。
最大の特徴は新芽や若い葉の両面に「白い粉状毛」と呼ばれる透明な球状細胞が密生していることで、まるで白い粉を被ったように見える姿が白藜(しろざ)の名前の由来となっています。
夏から秋にかけては、茎の先端や葉の脇から円錐状に花序を伸ばし、直径1.5mmほどの黄緑色の小さな花を隙間なく密集して咲かせます。
花には花弁がなく5裂した萼(がく)に包まれており、花後には五角形の小さな実の中に光沢のある黒い種子を1粒結びます。
ユーラシア大陸原産で、古い時代に日本へ渡来した史前帰化植物と考えられており、若葉の粉が赤紫色になる変種は「藜(あかざ)」の名で知られています。
一見するとありふれた野草ですが観察するほどに興味深い生存戦略を持つ植物です。
学名:Chenopodiumalbum
分類:ヒユ科アカザ属
開花時期:8~10月

代表の本丸ロッジの何の変哲もないところから奇妙な感じで突如生えてきました。
草丈は1.5〜2.5mほどに成長し、勢いのある株では3mに達することもある初夏の空へと真っ直ぐに伸びる非常エネルギッシュな草本です。
太い直根が地中深くへと真っ直ぐに伸びる性質を持っているため、一度根付くとその場所でどっしりと構え、移植を極端に嫌うという芯の強さを持っています。
天に向かって垂直に伸びる茎は非常に太く、全体が星状毛(せいじょうもう)という細かい毛に覆われザラリとした力強い質感が特徴的です。
葉は大型で手のひらのように5〜7つに浅く裂けており、茎に対して互い違いにつく互生(ごせい)の姿が、その堂々とした佇まいをより際立たせています。

一番の見どころは、茎の上部に穂状に咲く直径6〜10cmもの大きな花で、下から上に向かって順番に咲き進んでいくという独特なリズムで開花を楽しむことができます。
花色も赤やピンク、黄、白からミステリアスな黒紫色までと驚くほど多彩で、一重や八重咲きといった豊かなバリエーションで華やかな表情を持っています。
葉がアオイ(葵)に似ていて茎が真っ直ぐ立つ姿から「タチアオイ」と言われ、梅雨入りの頃に咲き始めて頂上の花が咲き終わる頃に梅雨が明けると言われることから、季節を告げる指標となる「ツユアオイ(梅雨葵)」としても親しまれています。
花の後にはドーナツ状に並んだ種子を含むユニークな実をつけ、熟して乾燥するとパラパラと散ることで次世代へと命を繋いでいく、夏の訪れを象徴するパワフルな名花といえます。
学名:Alcearosea
分類:アオイ科タチアオイ属
開花時期:6〜8月

樹高は1〜2mほどに成長する落葉低木で2m超に達するものもあり、代表の本丸ロッジの庭で抜群の存在感を醸し出しています。
地下茎を伸ばし多数の芽を出し根元から何本もの茎が立ち上がる株立ち(かぶだち)という樹形でこんもりと生育します。
若い茎は緑色でビロード状の細かな毛に覆われていますが、年数を経た樹皮は黄褐色や灰褐色へと変化し縦に裂けて薄く剥がれ落ちる独特の質感が楽しめます。
枝の中心部には太い髄(ずい)が通っており、春から夏にかけて勢いよく成長し、冬には葉を落として休眠期に入ります。
最大の特徴は何といってもその大きな葉にあり、長さ・幅ともに6〜30cmに達する葉が茎を挟んで向かい合ってつく対生(たいせい)となります。
名前の由来は、この葉が柏(カシワ)の葉のように深く切れ込んだ形状をしていることにちなんでおり、秋には赤や深紅に美しく色づく見事な紅葉で目を楽しませてくれます。

枝先に15〜30cmほどの大きなピラミッド型の花(円錐状の花序)を形成し、一般的なアジサイとは一味違うダイナミックなシルエットを描き出します。
咲き始めの白や黄緑色から、時間の経過とともにピンクや緑へと色が変化していくグラデーションが美しく、一般的なアジサイとは異なり土壌のpH(酸性・アルカリ性)によって花色が変わることはありません。
花の後には水を蓄える小さなカップのような形をした実(蒴果:さくか)をつけ、この形状がアジサイ属の由来である「水の容器」に繋がっています。
学名の種小名にもオーク(カシワ)の葉という意味を持ち、豪華な花、個性的な葉、そして鮮やかな紅葉と、四季を通じて豊かな表情を見せてくれる北アメリカ原産の非常に魅力的な植物です。
学名:Hydrangea quercifolia
分類:アジサイ科アジサイ属
開花時期:5~7月

代表がオフィスの庭に実験用に植栽しています。
樹高は1〜3mほどに成長する常緑低木で原産地では3mを超えることもありますが、鉢植えでは数十cm〜1m程度に収まるため、身近なインテリアグリーンとして長く親しまれています。
多肉植物特有の浅く張る細い根を持ち、体内に水分を豊富に蓄えられるため乾燥には非常に強いですが、その反面、水のやりすぎによる根腐れには気をつける必要があります。
若い茎は瑞々しい緑色をしていますが、年月を重ねるごとに表面がコルクのように茶色く木質化し、中身に水分を蓄えたまま風格漂う低木のような姿へと成長していきます。
枝はよく分かれて上や横へと広がり表面に毛のないツルリとした質感の多肉質な枝葉が密に茂り、こんもりとしたボリュームのある樹形を作り出します。
ぽってりと肉厚な葉は、向かい合って交互に重なり合う「十字対生」という付き方をし、金属のような光沢のある緑色が冬の寒さや強い日差しに当たると鮮やかなワインレッドに縁取られ美しい変化を見せてくれます。
枝の先に直径1cmほどの小さな星型の花を房状にまとめ咲かせ、白や淡いピンク色の可憐な姿で冬から早春の景色に温もりを添えてくれます。
和名の「フチベニベンケイ(縁紅弁慶)」は、寒さで葉の縁が紅色に染まる特徴ともぎ取った葉や茎から簡単に根付く武蔵坊弁慶のようなたくましい生命力にちなんで名付けられました。
「金のなる木」や「成金草」という名前は、かつて新芽が小さいうちに5円玉の穴を通し成長した枝に硬貨が実っているように見せて販売したという遊び心あふれる由来から広まりました。
縁起の良い名前と季節ごとに表情を変える美しい葉、そして初心者でも育てやすい強健さを兼ね備えたまさに幸せを運んでくれそうな多肉植物です。
学名:Crassula ovata
分類:ベンケイソウ科クラッスラ属
開花時期:11〜3月