2026年9月19日 09:00
代表のオフィスの庭にも本丸ロッジの庭にも、日本中いたるところで見かけます。
草丈は20~80cmほどに成長し、道端や空き地、畑など日当たりの良い場所に群生する非常に身近な一年草です。
地中には浅く細いひげ根を多く伸ばしてしっかりと定着し、旺盛な繁殖力を支えます。
茎は細く滑らかで根元近くの節から複数に枝分かれして直立または斜めに立ち上がり、節が曲がるとそこから新たな茎を伸ばす特徴を持ち、茎や節から立ち上がる枝(分枝)によって株を茂らせます。
葉は長さ10~20cmほどの細長い線形で、茎に対して互い違いに生える互生(ごせい)をし、表面は無毛で鮮やかな緑色をしています。
夏から秋にかけては、茎の先端に長さ2~5cmほどの円柱状の穂(花序)を1本伸ばし、細かく密集した小穂と固い刺毛が全体を覆う独特な姿を見せます。
花後に実る小さな頴果(えいか)はかつて食用とされた雑穀アワ(粟)の原種であり、炙ると香ばしく高い栄養価を秘めています。
名前はふわふわとした穂が子狗(こいぬ)の尻尾に似ている狗尾草(いぬころぐさ)が訛ったことに由来し、猫が夢中になって遊ぶことから「ネコジャラシ」の別名でも親しまれています。
どこにでも生える雑草でありながら、穀物の原点としての歴史や愛らしい造形美を持つ、親しみ深さと力強さを兼ね備えた野草です。
学名:Setariaviridis
分類:イネ科エノコログサ属
開花時期:6~10月