2026年8月29日 09:00
代表のオフィスの大岩からすっと品よく生えています。
草丈は通常5~15cmほどと非常に小型で、適度な湿り気のある岩の隙間や古い石垣などにしっかりと着生して自生する常緑性のシダ植物です。
地表や地下を這う短い根茎から細いひげ根を多数伸ばして岩肌などに張り付き、根茎の先端には黒褐色の細かな鱗片が密生し、根茎から直接、葉柄を伸ばして美しい緑の葉を展開します。
葉は長さ3~10cmほどの卵状長楕円形で、2~3回羽状に深く細かく切れ込む複葉になり、ヒノキの葉に似た繊細な美しさを持っています。
薄く柔らかな草質で明るい緑色をしていますが、葉柄の根元に近い基部だけが黒褐色から紫褐色を帯びるのが興味深い特徴です。
葉の裏側の葉脈に沿って線形の胞子嚢群(ソーラス)をつけ、ここから胞子を飛散させて繁殖します。
名前の由来は、樹木のヒノキに似た葉を持つ「ヒノキシダ」の仲間であり、その中でも全体的に小型で葉が細かく小さい(小葉)ことによります。
どんな漢字を書くのだろうと調べてみると「小葉の檜羊歯」、名前の由来がわかると拍子抜けします。
学名:Asplenium sarelii
分類:チャセンシダ科チャセンシダ属