
代表が自宅から持って来られ実験的に植えてみたのですが見事に定着したようです。
草丈は30〜80cmほどに成長する常緑のシダ植物で、明るい場所では直立気味に伸び、日陰や吊り鉢ではアーチ状に美しく垂れ下がる優雅な姿が魅力です。
最大の特徴は、地中の細い根のところどころにつく直径1〜2cmほどの貯水球である塊茎(かいけい)に水分と栄養を蓄え、シダの仲間でありながら乾燥にも耐える非常にタフな性質を持っています。
根元からランナー(匍匐茎:ほふくけい)という細長い茎を四方に伸ばし、新しい芽を出して次々と群生を広げていく旺盛な繁殖力があります。
葉は細長い1回羽状複葉で、軸の左右に小さな葉が規則正しく並び、個々の小さな葉の付け根が耳のように張り出して軸を覆うユニークな構造をしています。
夏から秋にかけて葉の裏側に腎臓の形をしたオレンジ色から茶色のソーラス(胞子嚢群)を一列に並べ胞子を飛ばして命を繋ぎます。
根に玉のような丸い塊茎ができるシダであることから「玉羊歯(タマシダ)」と名付けられました。
属名の「ネフロレピス」はギリシャ語で「腎臓」と「鱗片」を意味し、胞子を保護する包膜が腎臓のような形をしていることにちなんでいます。
学名:Nephrolepis cordifolia
分類:ツルシダ科タマシダ属

代表のオフィスの敷地入口の大岩にがっちり張りついています。
つるの長さは10~20m以上にも達し、樹木や建物をキャンバスにするように力強く伸び広がるブドウ科の植物です。
他のつる植物とは異なり茎から気根は出しませんが、代わりに枝が変化した巻きひげの先端が吸盤のようになり、対象物に強固に張り付いて登っていきます。
若い茎は瑞々しい緑色ですが、成長するにつれて茶褐色に木質化し、古いものでは直径が数十cmにも達する立派な幹となって、樹皮には縦に浅い裂け目が入ります。

葉は茎に対して互い違いにつく互生(ごせい)で、通常は先端が3つに裂けた形をしていますが、勢いの良い枝では完全に3つの小葉に分かれることもあり、秋には鮮やかな赤色に紅葉して壁面を彩ります。
目立たない黄緑色の小さな花を多数咲かせ、直径5~7mmほどの球形の実がブドウのように白い粉を吹いた黒紫色に熟します。
冬に落葉し「夏の間だけ葉を繁らせる」ことからその名が付き、樹木や岩を伝う(つたう)性質が「ツタ」という名前の由来となりました。
学名:Parthenocissus tricuspidata*
分類:ブドウ科ツタ属
開花時期:6~7月

代表のオフィスの庭の岩陰でさりげなく控えめに咲いています。
草丈は10〜30cmほどに成長する多年草で、江戸時代末期から明治時代にかけて観賞用として渡来したものが野生化し、今では日本中の道端や庭先で愛らしく咲く姿がよく見られます。
地上に茎を持たない無茎(むけい)という特徴的な構造をしており、葉や花を支える長い柄はすべて地下の鱗茎(りんけい)から直接空へと伸びる根生(こんせい)という姿をしています。
地下には太い主根を持ち、その周りに木子(きご)と呼ばれる小さな鱗茎をびっしりと作って、種を作らずとも爆発的に増えていく驚異的な生命力を秘めています。
葉は3枚のハート型の小葉が寄り添う三出複葉(さんしゅつふくよう)で、夜や雨の日には葉をピタリと閉じて眠る就眠運動を行い、その半分に折れ曲がった姿が片側が食べられた(片喰)ように見えることが名前の由来です。
葉の裏にはオレンジ色の小さな点が散らばっているのが特徴で、この繊細な模様も観察の楽しみの一つになります。
直径1.5cmほどの淡紅紫色(ピンク色)をした可憐な5弁花を複数咲かせ、花びらに流れる濃い紫色の筋が美しいアクセントを添えてくれます。
花は太陽の光に反応して開き、夜や雨の日には傘を閉じるようにそっとすぼまる性質があり、天気に合わせて表情を変える姿は見ていて飽きることがありません。
一度定着すると駆除が難しいほどタフな性質を持っていますが、その鮮やかなピンクの花色は美しすぎる野生の花として独自の存在感を放っています。
学名:Oxalis debilis var. corymbosa
分類:カタバミ科カタバミ属
開花時期:5〜7月

代表の本丸ロッジの数ヶ所にまばらに自生しています。
草丈は30cm〜100cmほどに成長し、環境が整えば1.5mに達することもある常緑のシダ植物です。
地下茎を横に長く伸ばして非常に旺盛に繁殖する力強い生命力を持っていて、濃緑色の茎は円柱状で内部はストローのように中空になっており表面に多数の縦筋が走るその姿は、直線的でモダンな印象を与えてくれます。
植物体内にガラス質(ケイ酸)を多く蓄積しているため、触ると紙ヤスリのようにザラザラと硬いのが最大の特徴です。
同じトクサ科のスギナとは違って基本的に枝分かれはせず、地下茎から一本ずつ真っ直ぐに立ち上がりますが、茎の先端が傷つくと稀にそこから細い枝を出すこともあります。
普段目にする一般的な葉の形は退化しており、節(ふし)にある黒褐色でギザギザした袴(はかま)のような部分が葉に相当し、光合成は主に緑色の茎で行っています。
夏になると茎の先端にツクシの頭のような形をした胞子嚢穂(ほうしのうすい)をつけ、そこから胞子を飛ばして次世代へと命を繋ぎます。
名前の由来は、茎のザラザラした質感を利用して木材や動物の爪などを研ぐヤスリとして使われてきた「研ぐ草」が転じて砥草(とくさ)となりました。
現在でも高級なつげ櫛の仕上げなどに使われるほどの実用性を持ち、その凛とした立ち姿がいろいろな空間を幅広く彩る非常に個性的な植物です。
学名:Equisetum hyemale*
分類:トクサ科トクサ属

代表のオフィスの入り口脇の花壇で旺盛に咲き誇っています。
草丈は30〜90cmほどに成長する宿根草で地下茎を伸ばして周囲に広がりながら増えていく非常にタフな性質を持っています。
園芸品種には「ザグレブ」や「ムーンビーム」のように30〜40cmほどにコンパクトにまとまるものもあります。
地際から多数伸びる茎は細いながらも丈夫で上部で実によく枝分かれするため、成長するとこんもりとした密な茂みを作り出します。
最大の特徴は何といってもその葉にあり名前の通り糸のように細く繊細に裂け、茎の節ごとに車輪のように取り囲む輪生(りんせい)という付き方をします。
このユニークな葉の姿が学名のベルティキラタ(輪生の)という名前の由来にもなっています。

5〜10月という非常に長い期間、茎の先端に直径4〜5cmほどの鮮やかな黄色の花を次々と咲かせ続け夏の強い日差しや乾燥にも負けずに開花を維持する驚異的なスタミナを誇ります。
8枚ある花びらの先端には小さなギザギザの切れ込みがありその可憐な花姿から「シュッコンコスモス」という別名でも親しまれています。
近縁のハルシャギクの仲間であり、その中でも特に葉が細いという際立った特徴から糸葉(イトバ)の名が付けられました。
「糸葉春車菊」と漢字で書くとわかりやすい。
見た目の繊細さと夏の暑さにも動じない力強さを併せ持つなんとも魅力的な植物です。
学名:Coreopsis verticillata
分類:キク科ハルシャギク属
開花時期:5〜10月