2026年7月26日 09:00
代表がオフィスの庭に実験用に植栽しています。
樹高は1〜3mほどに成長する常緑低木で原産地では3mを超えることもありますが、鉢植えでは数十cm〜1m程度に収まるため、身近なインテリアグリーンとして長く親しまれています。
多肉植物特有の浅く張る細い根を持ち、体内に水分を豊富に蓄えられるため乾燥には非常に強いですが、その反面、水のやりすぎによる根腐れには気をつける必要があります。
若い茎は瑞々しい緑色をしていますが、年月を重ねるごとに表面がコルクのように茶色く木質化し、中身に水分を蓄えたまま風格漂う低木のような姿へと成長していきます。
枝はよく分かれて上や横へと広がり表面に毛のないツルリとした質感の多肉質な枝葉が密に茂り、こんもりとしたボリュームのある樹形を作り出します。
ぽってりと肉厚な葉は、向かい合って交互に重なり合う「十字対生」という付き方をし、金属のような光沢のある緑色が冬の寒さや強い日差しに当たると鮮やかなワインレッドに縁取られ美しい変化を見せてくれます。
枝の先に直径1cmほどの小さな星型の花を房状にまとめ咲かせ、白や淡いピンク色の可憐な姿で冬から早春の景色に温もりを添えてくれます。
和名の「フチベニベンケイ(縁紅弁慶)」は、寒さで葉の縁が紅色に染まる特徴ともぎ取った葉や茎から簡単に根付く武蔵坊弁慶のようなたくましい生命力にちなんで名付けられました。
「金のなる木」や「成金草」という名前は、かつて新芽が小さいうちに5円玉の穴を通し成長した枝に硬貨が実っているように見せて販売したという遊び心あふれる由来から広まりました。
縁起の良い名前と季節ごとに表情を変える美しい葉、そして初心者でも育てやすい強健さを兼ね備えたまさに幸せを運んでくれそうな多肉植物です。
学名:Crassula ovata
分類:ベンケイソウ科クラッスラ属
開花時期:11〜3月