
代表の本丸ロッジの庭のツツジの間からいつの間にかひょっこり出てきて、抜群の存在感を醸し出しています。
草丈は1~1.5mほどで、生育環境が良いと2m近くまで直立して大きく伸びる、日本に自生するユリの中で最大級の規模を持つ多年草です。
地下には食用「ゆり根」として知られる黄白色の大きな鱗茎(球根)を持ち、株を支える「下根」と養分や水分を吸収する「上根」という2種類の根を伸ばします。
緑色で赤褐色や紫褐色の細かい斑点が入る太い円柱状の茎を持ちますが、草本のため木質化した幹は存在せず、枝分かれもせずに1本の茎が真っ直ぐ立ち上がります。
短い葉柄のある長さ10~15cmほどの披針形から卵状披針形をした葉を互生させ、表面には縦にはっきりと走る平行脈が見られます。

開花期には、茎の先端付近に直径20~25cmにも達する大きな白い花を咲かせ、大きく反り返る花びらの中央には黄色い筋と紅褐色の斑点が散在し、非常に強い甘い芳香を放ちます。
花後には長さ約5cmの円柱状のさく果を上向きにつけ、秋に茶色く熟して3つに裂けると、薄い膜状の翼を持った扁平な種子を風に乗せて散らします。
名前は山地や丘陵地の林縁などに自生する「山の百合」に由来し、英名では「Golden-rayed lily of Japan」と称されます。
学名の「auratum」が「黄金色の装飾のある」を意味する通り、豪華な花姿と気品あふれる香りで古くから人々を魅了してきた、日本の野山を代表する絢爛豪華な名花と言えます。
学名:Lilium auratum
分類:ユリ科ユリ属
開花時期:7~8月

代表の本丸ロッジのいたるところでいつの間にか大きく育っています。
草丈は1~2mほどに達し、道端や空き地などに生えて非常に大型に成長する北米原産の多年草です。
地中にはゴボウのように太く多肉質の根を深く伸ばし、太い円柱状の茎は成長するにつれて鮮やかな赤紫色を帯び、上部で盛んに枝分かれして横に広がり、冬には地上部が枯れて根の状態で越冬します。
互生する葉は長さ10~30cmほどの長楕円形で縁にギザギザがなく、秋になると鮮やかに紅葉します。
夏から秋にかけては、葉と向かい合う位置から長さ10~15cmほどの総状花序(そうじょうかじょ)を伸ばし、白から薄紅色をした5枚の萼片(がくへん)が花びらのように見える可憐な花を咲かせます。

花後には小さなカボチャに似た緑色の実をつけ、熟すと直径8mmほどの扁平で艶やかな黒紫色の液果となり、つぶすと染料(インク)にも使われた濃い赤紫色の果汁が滲み出ます。
明治初期に渡来し、名前は太い根の形状が日本のヤマゴボウや食用のゴボウに似ていることに由来します。
全草、特に根や種子に強い毒性を持つため誤食には厳重な注意が必要ですが、鮮烈な赤紫色の茎と葡萄のような実が描くコントラストは、野外観察においてひときわ目を引く野性的な魅力にあふれています。
学名:Phytolacca americana
分類:ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
開花時期:6~9月

代表のオフィスの畑はいろいろなものが突如出てくるのですが、また生えてきました。
草丈は50cm~1.5mほどになり、山火事の跡地や森林の伐採跡などの日当たりの良い場所に真っ先に侵入する北アメリカ原産の一年草です。
主根を伸ばす直根性を持ち、無毛で直立する茎は高いもので1m以上に達します。
茎の上部で分枝して円錐状に広がり、長楕円形から狭披針形(きょうひしんけい)をした長さ10~20cmほどの葉を互生させます。
葉の縁には不揃いの大きな鋸歯があり、上部につく葉は柄がなく基部が茎を抱くような形でつくのが特徴です。
秋になると、茎の頂部に薄黄色から淡黄緑色をした細長い頭花を上向きにたくさん咲かせます。
花は舌状花(ぜつじょうか:キク科などの植物に見られる、花びらの先端が平たく広がって舌のような形になった小さな花)を持たず細い筒状花(とうじょうか:キク科などの植物に見られる、花びらが筒のような形に合着した小さな花)のみで構成されます。
花後には長楕円形の小さな実を実らせ、先端についた白いフワフワとした冠毛が開いて風に乗って広く飛び立ちます。
名前の由来は、1933年に愛知県の段戸山(だんどさん)で日本で初めて見つかったことと、花後の冠毛が襤褸(ボロくず)のように見えるボロギクの仲間であることにちなみます。
山火事跡などに大群落を作ることから英名では「ファイアウィード(fireweed)」とも呼ばれ、パイオニア植物としての強靭な生命力を秘めた興味深い存在です。
学名:Erechtiteshieraciifolius
分類:キク科タケダグサ属
開花時期:8~10月

代表のオフィスの庭にも本丸ロッジの庭にも、日本中いたるところで見かけます。
草丈は20~80cmほどに成長し、道端や空き地、畑など日当たりの良い場所に群生する非常に身近な一年草です。
地中には浅く細いひげ根を多く伸ばしてしっかりと定着し、旺盛な繁殖力を支えます。
茎は細く滑らかで根元近くの節から複数に枝分かれして直立または斜めに立ち上がり、節が曲がるとそこから新たな茎を伸ばす特徴を持ち、茎や節から立ち上がる枝(分枝)によって株を茂らせます。
葉は長さ10~20cmほどの細長い線形で、茎に対して互い違いに生える互生(ごせい)をし、表面は無毛で鮮やかな緑色をしています。

夏から秋にかけては、茎の先端に長さ2~5cmほどの円柱状の穂(花序)を1本伸ばし、細かく密集した小穂と固い刺毛が全体を覆う独特な姿を見せます。
花後に実る小さな頴果(えいか)はかつて食用とされた雑穀アワ(粟)の原種であり、炙ると香ばしく高い栄養価を秘めています。
名前はふわふわとした穂が子狗(こいぬ)の尻尾に似ている狗尾草(いぬころぐさ)が訛ったことに由来し、猫が夢中になって遊ぶことから「ネコジャラシ」の別名でも親しまれています。
どこにでも生える雑草でありながら、穀物の原点としての歴史や愛らしい造形美を持つ、親しみ深さと力強さを兼ね備えた野草です。
学名:Setariaviridis
分類:イネ科エノコログサ属
開花時期:6~10月

代表の本丸ロッジのハクモクレンに隠れるように咲いています。
草丈は約80~100cmまで成長し、藪や土手などの身近な場所に群生する多年草です。
地中には黄赤色で横に這う太い根茎を持ち、その一部が肥大してサツマイモのような紡錘形の塊根を形成します。
葉の中心から太く円柱状の花茎を直立させて長く伸ばし、上部で分枝して先端に複数の花芽をつけます。
根元から生える根出葉は長さ40~60cm、幅2~3cmほどの細長い剣状で、断面がV字型に折れ曲がり互いに抱き合うように展開します。
最大の特徴は、直径約8cmのオレンジ色から赤褐色をした豪華な八重咲きの花で、これは雄しべと雌しべが花弁に変化したもので、朝に開いて夕方にはしぼんでしまう儚い1日花ですが、夏の日差しの中で次々と咲き誇ります。
染色体を3セット持つ「3倍体」の植物であるため正常な生殖細胞ができず、花が咲いても果実(種子)を結ぶことはありません。
実をつけない代わりに地下茎を旺盛に伸ばすことで力強く繁殖し、群生を広げていきます。
別名「ワスレグサ(忘れ草)」とも呼ばれ、その美しい花を見ると憂いを忘れるというロマンチックな由来を持つ、夏の野原を彩る力強い存在です。
学名:Hemerocallis fulva var. kwanso
分類:ススキノキ科ワスレグサ属
開花時期:7~8月