
代表のオフィスや本丸ロッジの庭のあちこちで好き放題生えています。
草丈は通常60cm~150cmほどですが、窒素分の多い肥沃な環境では2m近くに達することもある非常に生命力の強い一年草です。
直根性で主根が太く地中深くしっかりと根を張り、直立する丈夫な茎の表面には緑色に混じって赤紫色の縦縞が入ることもあります。
成長すると茎の根元付近が木質化して非常に硬くなり乾燥させると軽くて丈夫な杖として利用できるほどの強度を備えます。
主茎から多数の枝を出して横方向へも大きく広がり、三角形から菱状卵形をした葉を互生させます。
最大の特徴は新芽や若い葉の両面に「白い粉状毛」と呼ばれる透明な球状細胞が密生していることで、まるで白い粉を被ったように見える姿が白藜(しろざ)の名前の由来となっています。
夏から秋にかけては、茎の先端や葉の脇から円錐状に花序を伸ばし、直径1.5mmほどの黄緑色の小さな花を隙間なく密集して咲かせます。
花には花弁がなく5裂した萼(がく)に包まれており、花後には五角形の小さな実の中に光沢のある黒い種子を1粒結びます。
ユーラシア大陸原産で、古い時代に日本へ渡来した史前帰化植物と考えられており、若葉の粉が赤紫色になる変種は「藜(あかざ)」の名で知られています。
一見するとありふれた野草ですが観察するほどに興味深い生存戦略を持つ植物です。
学名:Chenopodiumalbum
分類:ヒユ科アカザ属
開花時期:8~10月

代表の本丸ロッジの何の変哲もないところから奇妙な感じで突如生えてきました。
草丈は1.5〜2.5mほどに成長し、勢いのある株では3mに達することもある初夏の空へと真っ直ぐに伸びる非常エネルギッシュな草本です。
太い直根が地中深くへと真っ直ぐに伸びる性質を持っているため、一度根付くとその場所でどっしりと構え、移植を極端に嫌うという芯の強さを持っています。
天に向かって垂直に伸びる茎は非常に太く、全体が星状毛(せいじょうもう)という細かい毛に覆われザラリとした力強い質感が特徴的です。
葉は大型で手のひらのように5〜7つに浅く裂けており、茎に対して互い違いにつく互生(ごせい)の姿が、その堂々とした佇まいをより際立たせています。

一番の見どころは、茎の上部に穂状に咲く直径6〜10cmもの大きな花で、下から上に向かって順番に咲き進んでいくという独特なリズムで開花を楽しむことができます。
花色も赤やピンク、黄、白からミステリアスな黒紫色までと驚くほど多彩で、一重や八重咲きといった豊かなバリエーションで華やかな表情を持っています。
葉がアオイ(葵)に似ていて茎が真っ直ぐ立つ姿から「タチアオイ」と言われ、梅雨入りの頃に咲き始めて頂上の花が咲き終わる頃に梅雨が明けると言われることから、季節を告げる指標となる「ツユアオイ(梅雨葵)」としても親しまれています。
花の後にはドーナツ状に並んだ種子を含むユニークな実をつけ、熟して乾燥するとパラパラと散ることで次世代へと命を繋いでいく、夏の訪れを象徴するパワフルな名花といえます。
学名:Alcearosea
分類:アオイ科タチアオイ属
開花時期:6〜8月

樹高は1〜2mほどに成長する落葉低木で2m超に達するものもあり、代表の本丸ロッジの庭で抜群の存在感を醸し出しています。
地下茎を伸ばし多数の芽を出し根元から何本もの茎が立ち上がる株立ち(かぶだち)という樹形でこんもりと生育します。
若い茎は緑色でビロード状の細かな毛に覆われていますが、年数を経た樹皮は黄褐色や灰褐色へと変化し縦に裂けて薄く剥がれ落ちる独特の質感が楽しめます。
枝の中心部には太い髄(ずい)が通っており、春から夏にかけて勢いよく成長し、冬には葉を落として休眠期に入ります。
最大の特徴は何といってもその大きな葉にあり、長さ・幅ともに6〜30cmに達する葉が茎を挟んで向かい合ってつく対生(たいせい)となります。
名前の由来は、この葉が柏(カシワ)の葉のように深く切れ込んだ形状をしていることにちなんでおり、秋には赤や深紅に美しく色づく見事な紅葉で目を楽しませてくれます。

枝先に15〜30cmほどの大きなピラミッド型の花(円錐状の花序)を形成し、一般的なアジサイとは一味違うダイナミックなシルエットを描き出します。
咲き始めの白や黄緑色から、時間の経過とともにピンクや緑へと色が変化していくグラデーションが美しく、一般的なアジサイとは異なり土壌のpH(酸性・アルカリ性)によって花色が変わることはありません。
花の後には水を蓄える小さなカップのような形をした実(蒴果:さくか)をつけ、この形状がアジサイ属の由来である「水の容器」に繋がっています。
学名の種小名にもオーク(カシワ)の葉という意味を持ち、豪華な花、個性的な葉、そして鮮やかな紅葉と、四季を通じて豊かな表情を見せてくれる北アメリカ原産の非常に魅力的な植物です。
学名:Hydrangea quercifolia
分類:アジサイ科アジサイ属
開花時期:5~7月

代表がオフィスの庭に実験的に植栽したものが根付いたようです。
草丈は10〜30cmほどですがつる(茎)の長さは1〜2m以上に達し地面を覆い尽くすように旺盛に広がる常緑の多年草です。
地面を這うように伸びる茎の節(ふし)から次々と根を出し確実に定着しながら四方へ広がっていく非常に頼もしい性質を持っています。
茎には横に広がって地面をカバーする「栄養茎」と、春に斜め上へと立ち上がって花を咲かせる「開花茎」の2種類があり役割を分担して成長します。
基部がわずかに木質化することもあり、分枝しながら密集した緑の絨毯を作り出します。
葉は光沢のある濃緑色をした卵形やハート型で茎の節に向かい合ってつく対生(たいせい)となり、縁に細かい毛があるので近縁種と見分けられます。
直径4〜5cmほどの青紫色の花を咲かせ、5つに裂けた花びらが同じ方向へねじれて風車のように見えるユニークで美しい形をしています。
実は日本の気候では滅多に見られませんが、その分つるを伸ばすエネルギーが強く圧倒的な生命力で成長を続けます。
名前の由来は、茎が蔓(つる)状に伸びることと花の形がキョウチクトウ科のニチニチソウ(日々草)に似ていることにちなんでいます。
日陰でも元気に育ち、一度植えれば一年中瑞々しい緑を保つグランドカバーの理想的な植物です。
学名:Vinca major
分類:キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属
開花時期:3〜7月

代表のオフィスの敷地入口の大岩にがっちり張りついています。
つるの長さは10~20m以上にも達し、樹木や建物をキャンバスにするように力強く伸び広がるブドウ科の植物です。
他のつる植物とは異なり茎から気根は出しませんが、代わりに枝が変化した巻きひげの先端が吸盤のようになり、対象物に強固に張り付いて登っていきます。
若い茎は瑞々しい緑色ですが、成長するにつれて茶褐色に木質化し、古いものでは直径が数十cmにも達する立派な幹となって、樹皮には縦に浅い裂け目が入ります。

葉は茎に対して互い違いにつく互生(ごせい)で、通常は先端が3つに裂けた形をしていますが、勢いの良い枝では完全に3つの小葉に分かれることもあり、秋には鮮やかな赤色に紅葉して壁面を彩ります。
目立たない黄緑色の小さな花を多数咲かせ、直径5~7mmほどの球形の実がブドウのように白い粉を吹いた黒紫色に熟します。
冬に落葉し「夏の間だけ葉を繁らせる」ことからその名が付き、樹木や岩を伝う(つたう)性質が「ツタ」という名前の由来となりました。
学名:Parthenocissus tricuspidata*
分類:ブドウ科ツタ属
開花時期:6~7月