2026年5月 2日 09:00
代表のオフィスの庭に前住民の方が植樹されたと思われます。
樹高は通常2~8m程度の常緑小高木ですが環境が合えば10m近くにまで成長することもあります。
根は地中深く伸びる直根性で細い側根があまり発達しないため成木になってからの移植は比較的難しいというデリケートな一面を持っています。
若い茎は緑色で表面も滑らかですが、成長して木質化するにつれて灰褐色へと変化していきます。
樹皮は若いうちは滑らかですが老木になるにつれて縦に浅い裂け目が入ったりイボ状の皮目が目立ったりするようになります。
枝は上部でよく分かれて葉を茂らせますが傷つけると特有の芳香がある透明な樹液が出て、人によってはかぶれることがあるので注意が必要です。
カクレミノの最大の魅力は木の年齢や環境によって葉の形がダイナミックに変わることで、若木や日陰の枝には3~5つに深く裂けたユニークな葉がつきますが、老木や日当たりの良い枝には切れ込みのない卵形の葉がつきます。
一本の木の中に異なる形の葉が混在している様子はとても不思議で観察のしがいがあります。
夏には枝先に小さな花が数十個集まり直径2~3mmほどの淡い黄緑色の花を咲かせますが、花自体は小さく控えめで秋から冬にかけて実る直径7~8mmほどの球形の実が緑色から艶やかな黒紫色へと熟していく過程は季節の移ろいを感じさせてくれます。
若木に見られる深く裂けた葉の形が昔の雨具である「蓑(みの)」に似ていることから名付けられました。
特に天狗や鬼が着ると姿を消せるという伝説の宝物「隠れ蓑」に見立てられたという幻想的な背景があります。
学名:Dendropanaxtrifidus(Makino)MakinoexHonda
分類:ウコギ科カクレミノ属
開花時期:6~8月