2026年6月 6日 09:00
代用のオフィスの岩の陰に群生し、道端やコンクリートの隙間などでよく見かける非常に身近でたくましい植物です。
草丈は7~20cmほどで水分をたっぷりと蓄えたふっくらとした質感で、根は細いひげ根で土のごく浅い部分に張るためわずかな土壌や岩の隙間といった厳しい環境でも生きていける強さを持っています。
茎は下の方が地面を這うように伸びてマット状に広がり上部は斜め上に立ち上がる性質があります。
葉は多肉質で「さじ形」をしており茎の下部では対生(向かい合ってつく)で上部は互生(互い違いにつく)という変化を見せてくれます。
初夏になると茎の先端に直径1cm前後の星型をした鮮やかな黄色い花を複数咲かせ、花弁は5枚、雄しべは10本で鮮烈な黄色は初夏の陽気にぴったりで庭を明るく彩りますが、実は種子を結ぶことがほとんどありません。
代わりに葉の付け根にムカゴ(珠芽)を2対つくり、地面に落ちて根付くことで繁殖します。
このムカゴを抱える姿を「子供を抱いている姿」に見立てて「子持ち」と名付けられました。
さらに乾燥に強く一年中葉が枯れずに青々として見えることから「万年草」と呼ばれています。
種子ではなくムカゴを落として自分のクローンのように増えていくその生態はとても個性的です。
学名:Sedum bulbiferum
分類:ベンケイソウ科マンネングサ属(セダム属)
開花時期:5~6月