2026年6月28日 09:00
代表の本丸ロッジの庭に控えめに自生しています。
つるの長さは3〜10m以上にも達する落葉つる性木本で、自立はしませんが支柱や他の樹木を伝って空高くへと伸びていく非常にエネルギッシュな植物です。
通常の根に加えて、茎の節々から気根(きこん)と呼ばれる付着根を出し、これを吸盤のように壁や樹木に張り付かせて力強く登坂するのが大きな特徴です。
年数を経た株の根元は太く木質化して立派な幹となり、灰褐色の樹皮には縦に浅く剥がれるような独特の裂け目が入ります。
春に勢いよく伸びる新枝は成長すると葉や花の重みで優雅にしだれ、茎の節に2枚が向かい合ってつく対生(たいせい)の葉は7〜11枚の小さな葉が並ぶ奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)という形をしています。
夏本番を迎えると、その年に伸びた枝先に直径6〜7cmほどのトランペットに似た漏斗状(ろうとじょう)の花を房状に咲かせ燃えるような橙色や赤橙色で夏空を鮮やかに彩ります。
漢名の凌霄(りょうしょう)には霄(そら)を凌ぐという意味があり、天に向かって高く登る雄大な姿が名前の由来でその読みが訛って「ノウゼン」、そこにつる性植物を指す「カズラ」が組み合わされました。
※凌霄(りょうしょう):霄(そら)を凌ぐ:「空を超えるほど高くそびえること」、「非常に勢いが盛んであること」
秋には豆の鞘(さや)のような10〜15cmほどの長い実をつけ、熟して縦に割れると羽の付いた種子が風に乗って旅立ちますが、日本の気候では実を結ぶのは少し珍しい現象です。
真夏の強い日差しに負けず空を目指してどこまでも伸びていくその姿は、見る人に元気を与えてくれる夏を代表するパワフルな植物といえます。
学名:Campsis grandiflora
分類:ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属
開花時期:6〜9月