2026年7月11日 09:00
代表の本丸ロッジの数ヶ所にまばらに自生しています。
草丈は30cm〜100cmほどに成長し、環境が整えば1.5mに達することもある常緑のシダ植物です。
地下茎を横に長く伸ばして非常に旺盛に繁殖する力強い生命力を持っていて、濃緑色の茎は円柱状で内部はストローのように中空になっており表面に多数の縦筋が走るその姿は、直線的でモダンな印象を与えてくれます。
植物体内にガラス質(ケイ酸)を多く蓄積しているため、触ると紙ヤスリのようにザラザラと硬いのが最大の特徴です。
同じトクサ科のスギナとは違って基本的に枝分かれはせず、地下茎から一本ずつ真っ直ぐに立ち上がりますが、茎の先端が傷つくと稀にそこから細い枝を出すこともあります。
普段目にする一般的な葉の形は退化しており、節(ふし)にある黒褐色でギザギザした袴(はかま)のような部分が葉に相当し、光合成は主に緑色の茎で行っています。
夏になると茎の先端にツクシの頭のような形をした胞子嚢穂(ほうしのうすい)をつけ、そこから胞子を飛ばして次世代へと命を繋ぎます。
名前の由来は、茎のザラザラした質感を利用して木材や動物の爪などを研ぐヤスリとして使われてきた「研ぐ草」が転じて砥草(とくさ)となりました。
現在でも高級なつげ櫛の仕上げなどに使われるほどの実用性を持ち、その凛とした立ち姿がいろいろな空間を幅広く彩る非常に個性的な植物です。
学名:Equisetum hyemale*
分類:トクサ科トクサ属