
代表の本丸ロッジの数ヶ所にまばらに自生しています。
草丈は30cm〜100cmほどに成長し、環境が整えば1.5mに達することもある常緑のシダ植物です。
地下茎を横に長く伸ばして非常に旺盛に繁殖する力強い生命力を持っていて、濃緑色の茎は円柱状で内部はストローのように中空になっており表面に多数の縦筋が走るその姿は、直線的でモダンな印象を与えてくれます。
植物体内にガラス質(ケイ酸)を多く蓄積しているため、触ると紙ヤスリのようにザラザラと硬いのが最大の特徴です。
同じトクサ科のスギナとは違って基本的に枝分かれはせず、地下茎から一本ずつ真っ直ぐに立ち上がりますが、茎の先端が傷つくと稀にそこから細い枝を出すこともあります。
普段目にする一般的な葉の形は退化しており、節(ふし)にある黒褐色でギザギザした袴(はかま)のような部分が葉に相当し、光合成は主に緑色の茎で行っています。
夏になると茎の先端にツクシの頭のような形をした胞子嚢穂(ほうしのうすい)をつけ、そこから胞子を飛ばして次世代へと命を繋ぎます。
名前の由来は、茎のザラザラした質感を利用して木材や動物の爪などを研ぐヤスリとして使われてきた「研ぐ草」が転じて砥草(とくさ)となりました。
現在でも高級なつげ櫛の仕上げなどに使われるほどの実用性を持ち、その凛とした立ち姿がいろいろな空間を幅広く彩る非常に個性的な植物です。
学名:Equisetum hyemale*
分類:トクサ科トクサ属

代表のオフィスの入り口脇の花壇で旺盛に咲き誇っています。
草丈は30〜90cmほどに成長する宿根草で地下茎を伸ばして周囲に広がりながら増えていく非常にタフな性質を持っています。
園芸品種には「ザグレブ」や「ムーンビーム」のように30〜40cmほどにコンパクトにまとまるものもあります。
地際から多数伸びる茎は細いながらも丈夫で上部で実によく枝分かれするため、成長するとこんもりとした密な茂みを作り出します。
最大の特徴は何といってもその葉にあり名前の通り糸のように細く繊細に裂け、茎の節ごとに車輪のように取り囲む輪生(りんせい)という付き方をします。
このユニークな葉の姿が学名のベルティキラタ(輪生の)という名前の由来にもなっています。

5〜10月という非常に長い期間、茎の先端に直径4〜5cmほどの鮮やかな黄色の花を次々と咲かせ続け夏の強い日差しや乾燥にも負けずに開花を維持する驚異的なスタミナを誇ります。
8枚ある花びらの先端には小さなギザギザの切れ込みがありその可憐な花姿から「シュッコンコスモス」という別名でも親しまれています。
近縁のハルシャギクの仲間であり、その中でも特に葉が細いという際立った特徴から糸葉(イトバ)の名が付けられました。
「糸葉春車菊」と漢字で書くとわかりやすい。
見た目の繊細さと夏の暑さにも動じない力強さを併せ持つなんとも魅力的な植物です。
学名:Coreopsis verticillata
分類:キク科ハルシャギク属
開花時期:5〜10月

代表の本丸ロッジの果樹園のあちこちにいつの間にか象徴的に生えてきました。
草丈は2〜4mに達し環境が良いと5mを超えることもある日本の一年草としては規格外の大きさを誇る北アメリカ原産の植物で、太く丈夫な主根が地中深くへ真っ直ぐ伸びる直根性のため巨大な地上部を支える強固な土台を持ち、強風でも倒れにくい頑丈な構造をしています。
茎は直立して非常に太く秋には根元付近が樹木のように硬く木質化し、全体に密生した粗い白毛がザラザラとした力強い質感を与えます。
葉は茎に対して向かい合ってつく対生(たいせい)で、手のひらのように3〜5つに深く裂けた特徴的な形をしており、その姿がクワの葉に似ていることから「クワモドキ」という別名でも呼ばれます。
茎や枝の先端に緑黄色の細長い雄花穂(ゆうかすい)を多数つけ、そこから風に乗って大量の花粉を飛ばす風媒花としての性質を持っています。
雄花穂の根元には花びらのない雌花がひっそりと咲き、その後には先端に王冠のようなトゲが並び、長さ5〜10mmほどの非常に硬い実を結びます。
名前の由来は、近縁のブタクサよりもはるかに大型になることや、英名の「豚の草」を直訳したことにちなんでいます。
圧倒的な繁殖力で現在は環境省の「生態系被害防止外来種リスト」にも記載されており、秋の花粉症の原因としても知られる非常にパワフルで存在感のある野生植物です。
学名:Ambrosia trifida
分類:キク科ブタクサ属
開花時期:8〜9月

代表の本丸の庭のあちこちに群生して悩ましい雑草です。
草丈は30〜70cmほどに成長するヨーロッパ原産のイネ科の一年草で、秋に芽生えて冬を越し春から初夏に勢いよく伸びますが、梅雨の頃には種を残して株全体が茶色く枯れて倒れ伏すという、一風変わったライフサイクルを持っています。
根はひげ根で地表近くに放射状に広がるため引き抜くのが比較的容易なので管理はしやすいですが、数が非常に多い。
細い円柱状の茎が根元から次々と分かれる「分けつ」という働きによって多数の茎が束のように集まって群生します。
葉は長さ5〜15cm、幅はわずか1〜3mmほどと非常に細長く、内側に巻き込んだり折れ曲がったりする繊細な造形が特徴です。
茎の先端に10〜30cmほどの細長い穂を出し穂軸に沿って密集した花々が一方に流れるような独特のシルエットを描き出します。
種子の先端には1〜2cmほどの芒(のぎ)という長い針状の突起がありこれが衣服や動物に付着して運ばれることで、巧妙に次世代へと命を繋いでいきます。
黄金色に枯れて地面を覆い尽くす姿は季節の終わりを告げる情緒に溢れ自然の営みをダイレクトに感じさせてくれる植物です。
長く伸びた穂が一方に偏ってつき先端が弓なりに反り返って垂れ下がる姿を武具の薙刀(なぎなた)の刃に見立てたことに由来します。
学名:Vulpia myuros
分類:イネ科ナギナタガヤ属
開花時期:5〜6月

代表のオフィスや本丸の庭のあちこちに我が物顔で勢いよく生えてきます。
草丈は40~130cmほどで生育環境が良いと1mを超えることもある非常に大型で力強い多年草です。
根は黄色くて太く地中深くへと真っ直ぐ伸びる硬い直根を持っており、古くから羊蹄根(ようていこん)という生薬として便秘や皮膚炎の治療に重宝されてきました。
茎は太くて丈夫で真っ直ぐ立ち上がり表面には縦の溝が見られますが、毛はなくツルリとしており色は緑色から赤褐色を帯びているのが特徴です。
葉は地際から生える長さ10~25cmほどで縁が大きく波打つ姿ですが、冬の間は地面にへばりつくロゼット状でじっと寒さを凌いで越冬します。
成長とともに茎の上部が枝分かれして初夏から夏にかけて花びらのない薄緑色の小さな花を房状に鈴なりに咲かせます。
花が終わった後の実も個性的で3枚の萼(がく)が翼のように発達して実を包み込み、その縁に細かいギザギザがあったり中央にこぶ状の膨らみがあったりとルーペで覗きたくなるような不思議な形をしています。
「ギシギシ」というユニークな名前は茎をこすり合わせたり実の詰まった穂を振ったりした時に鳴る音に由来するという説や京都の方言に由来するという説などがあります。
漢字で「羊蹄」と書くのは花の形や葉の付け根が羊の蹄(ひづめ)に似ていることにちなんだ中国名が由来となっており観察の楽しみが尽きない植物です。
学名:Rumex japonicus
分類:タデ科ギシギシ属
開花時期:5~8月