2026年2月28日 09:00
代表の本丸の蔵跡周辺に品よく自生している多年生常緑草本植物です。
樹高は3~5m程度で竹の中では中型から小型の部類です。
地下茎は地中を横に這うように広がる性質があり繁殖力が旺盛で放っておくと周囲に広がっていくため注意が必要です。
最大の特徴である茎(竿)は春に出たばかりのタケノコや若竹のうちは緑色をしていますが、夏から秋にかけて徐々に黒い斑点(シミ)が現れ始め1~2年ほどかけて全体が紫がかった漆黒へと変化していきます。
この美しい黒い茎は乾燥させても色が褪せにくいため古くから建築材や家具、工芸品などの材料として重宝されてきました。
節からは2本の枝が伸び茎と同様に黒く変化して非常に風情があります。
葉は長さ6~12cmほどの細長い形状で濃い緑色をしており、黒い茎との鮮やかなコントラストが長く愛されている理由の一つで、常緑性のため冬の間もその美しい色彩を楽しむことができます。
花が咲くのは非常に稀でその周期は60~120年に一度と言われるほど珍しく、もし開花した場合は4~5月頃にイネ科特有の地味な花をつけますが開花した竹林はそのまま枯れてしまうことが多いです。
4月下旬~5月頃に顔を出す新芽(タケノコ)は少しアクがありますが食べることもできます。
中国原産で日本には古くから渡来したと言われておりそのシックな佇まいは古来より貴族や茶人に愛され、現代では和風庭園のみならずモダンな住宅の目隠しやインテリアとしても非常に人気が高い植物です。
学名:Phyllostachys nigra
分類:イネ科マダケ属
開花時期:4~5月(極めて稀)