2026年3月21日 09:00
代表のオフィスの裏庭に突如群生してきました。
改修工事でフェンスを設置したので環境が変わった影響と推測します。
草丈は60〜100cmほどに成長する一年草で環境が良く花穂を摘み取り続けるとさらに大きく繁茂することもあります。
地表近くに浅く広く張るひげ根が特徴で太い根が深く伸びるタイプではないため乾燥には少し弱いという繊細な一面を持っています。
茎はシソ科特有の断面が四角形という非常にユニークな形をしており表面には細かい産毛が生え、上に向かって真っ直ぐに伸びていきます。
枝は茎の節から左右対称に2本ずつ分かれる対生(たいせい:茎に対して向かい合ってつく)で、
葉の付け根にあるわき芽から次々と新しい枝を伸ばして葉を増やし、卵円形で先端が尖り縁にはギザギザとした鋸歯(きょし)があり、裏側には腺鱗(せんりん)という香りのカプセルが隠れていて、このカプセルが触れたり刻んだりすることで潰れあの爽やかな香りを放ちます。
花は茎の先端から総状花序(そうじょうかじょ)と呼ばれる穂を伸ばし、白色やごく薄い紫色の数mm程度の小さな唇形花(しんけいか:上下に分かれた唇のような形)を下から上へ向かって多数咲かせます。
花が終わると萼(がく)の中に4粒の小さな種子を作り、この未熟な実がついた穂は穂紫蘇(ほじそ)や実紫蘇(しそのみ)と呼ばれ刺身のつまや佃煮として食卓を彩ってくれます。
日が短くなると花を咲かせる短日植物(たんじつしょくぶつ)という性質があるため、夜間に街灯の光が当たる場所では花が咲きにくくなるという面白い特徴もあります。
別名の「大葉(おおば)」は元々市場での流通名ですが、「紫蘇」の名前の由来は中国の伝説でカニの食中毒で死にかけた若者が紫色の葉で蘇った(よみがえった)ことから「紫蘇」と名付けられたことに始まります。
アオジソは赤ジソの変種ですが日本では縄文時代の遺跡から種子が見つかるほど古くから愛されてきた非常に歴史の深い植物です。
学名:Perilla frutescens var. crispa f. viridis
分類:シソ科シソ属
開花時期:8〜9月