
代表のオフィスの庭で抜いても芽生えいつの間にか咲き続けています。
草丈は50cm~1mほどの多年草で温暖な地域では地上部が枯れても根(球根)が越冬し春に再び芽を出しますが、寒さにやや弱いため日本では一年草として扱われることが多いです。
花は夕方から咲き始め翌朝にはしぼんでしまうのが特徴的で、咲き始めた時間に濃厚で甘いオリエンタル系の強い香りを放ちます。
これは夜行性の蛾などの昆虫を誘引し受粉を確実に行うためのもので、植物が効率的に子孫を残すための戦略的な生態メカニズムです。
昼間は花を閉じて午後4時頃の夕方から翌朝にかけて花を咲かせる習性から「夕化粧(ゆうげしょう)」という別名もあり、英名でも「Four O'clock(フォー・オクロック)」とも言われます。
なお、学名にある「Mirabilis(ミラビリス)はラテン語で「不思議な」「素敵な」「驚くべき」といった意味を持つ言葉で、分類学者カール・フォン・リンネが1753年にこの植物に学名を与えた際、その魅力的な特徴に感銘を受けて名付けたと考えられています。
開花期には次々に花芽を上げて咲き続け、花の色は赤、白、黄、ピンクなど多彩で1つの株から複数の色の花が咲くこともあります。
花が終わった後には黒く丸い種子をつけこの種子を割ると中から白い粉(胚乳)が出てきます。
この白い粉がかつて女性が化粧に使っていた白粉(おしろい)にそっくりであったため、「オシロイバナ(白粉花)」と名付けられました。
この種子は有毒成分が含まれており誤って口にすると嘔吐や下痢を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
非常に丈夫でこぼれ種でもよく育つので、環境が合えば何もしなくても毎年同じ場所やその周囲にたくさんの株が生えて雑草化することもあります。
学名:Mirabilis jalapa
分類:オシロイバナ科オシロイバナ属
開花時期:6~10月

世界中で愛され、その優雅で美しい花姿と甘く濃厚な香りが特徴の誰でも知っている植物。
代表の本丸の庭やオフィスの裏に突如芽生え、可憐に咲いています。
球根植物で鱗片(りんぺん)が重なり合ったような独特な形をしていて食用になる品種もあります。
茎は紫赤色を帯び高さが2m近くになるものもあり、平滑又はパピラ(乳頭状の突起)があります。
葉はまばらにつき、線形から狭披針形です。
花の形は、ラッパのような筒状、花びらが大きく反り返る反転、花びらの基部が透けて見える盃状などがあり、咲く向きも、上向き、横向き、下向きと多様です。
白、ピンク、黄色、オレンジ、赤など多彩な色があります。
特に、カサブランカなどのオリエンタルハイブリッドは、その豪華さと香りで人気です。
花びらは6枚に見えますが、外側の3枚は萼(がく)が花びらのようになったもので、内側の3枚が本来の「花びら」です。
日本には、ヤマユリやササユリ、テッポウユリなどが野山に自生しており、古くから愛され、庭植え、鉢植え、切り花に加え、ゆり根を食用にするなど、さまざまな楽しみ方があります。
晩夏に咲くタカサゴユリは台湾原産ですが、日本の道端などで旺盛に繁殖しているのをよく見かけます。
ユリはすべての部分(花、葉、茎、花粉、花瓶の水など)に毒性があり注意が必要です。
学名:Lilium
分類:ユリ科ユリ属
開花時期:5~8月

代表のオフィスの庭のフキとともに地面を覆っています。
葉は根元から生え長い柄があり卵円形から広卵形です。
細長い茎が地面を這うように伸びところどころで根を下ろして広がり、この様子から「ジシバリ(地縛り)」という別名もあります。
高さ8~15cmほどの花茎を伸ばしその先に直径2~2.5cmほどの黄色い頭花を1~3個つけ、タンポポのような形ですべて舌状花(ぜつじょうか)からなります。
果実は紡錘形で先端が細長いくちばし状になり、白い綿毛の冠毛がついて風で遠くまで運ばれます。
日本全国、朝鮮半島、中国に分布し、日当たりのよい山野や里山など比較的乾燥した場所に生え、岩場でも生育する生命力の強さと葉や茎に苦みがあることに「岩苦菜(イワニガナ)」の名前の由来があります。
学名:Ixeris stolonifera A.Gray.
分類:キク科ニガナ属
開花時期:4~6月

葉は革質で厚みのある楕円形をし地面に張りつくように広がり、どっしりとした安定感があります。
大きなものは直径20cmほどにもなり、秋から冬にかけて寒さに当たると紅葉し、赤っぽく色づくことがあります。

寒さが残る早春にやさしいピンクの花を咲かせ、花壇を明るく彩ります。

太い根茎が横に伸びて樹木のような形になり、年数を経るごとに風格も増してきます。
株の成長はゆっくりで一度根づくと何年も放任しても育つ丈夫な植物なのでグランドカバーとしても用いられます。
代表の本丸では玄関脇で出迎えてくれます。
学名:Bergenia stracheyi
分類:ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属
開花時期:2~4月

草丈は30〜80cmほどで、茎は直立または斜めに立ち上がります。
葉は掌状に浅く5〜7裂し縁には丸いギザギザ(鈍鋸歯)、表面にしわがあり全体に軟らかい毛が生えています。
初夏から夏にかけて薄紫色から紅紫色の小さな花を咲かせます。
花弁は5枚でそれぞれに濃い紫色の筋が入っていて、この筋が美しい網目模様を作り出し、花の形が昔の銭(ぜに)の形に似ていることから「銭葵(ぜにあおい)」と名付けられました。
花が終わると円盤状の果実ができ熟すと分かれて、一つ一つの形がチーズに似ていることから「チーズプラント」という英名もあります。
また、健康促進の特性が豊富であり、葉や花、根に含まれる粘質物(ムチン)が、のどの炎症や咳を鎮める効果があるとされていて、若い葉や花は食用でハーブティーやサラダに利用されます。
比較的育てやすい植物で道端や空き地で野生化していることもあり、代表のオフィスの庭もどこからともなく生えてきたりします。
その素朴な美しさと有用性から多くの人に親しまれています。
学名:Malva sylvestris
分類:アオイ科ゼニアオイ属
開花時期:5~8月