
代表の本丸ロッジの庭木に混じって図々しく生えています。
草丈は20~60cmほどで地を這う近縁のコニシキソウとは異なり、根元から直立または斜上に立ち上がる北米原産の一年草です。
主根が地中深く真っ直ぐ伸びる直根性を持ち、赤みを帯びた茎の上部では二股に規則的な分枝を繰り返して上方へ大きく広がります。
茎を傷つけるとトウダイグサ科特有の有毒な白い乳液を分泌する点には注意が必要です。
長さ1~3cmの長楕円形をした葉は完全な対生で、基部が左右非対称(歪脚)になる珍しい構造を持ち、縁には細かい鋸歯、中央部には暗赤色の斑紋が入ることが多いです。
花期になると、葉の付け根や枝先に杯状花序(はいじょうかじょ)と呼ばれる特殊なつくりの花を咲かせ、花弁のように見える4つの白色~淡紅色の付属体の内側に小さな雄花と雌花を包み込んでいます。
花後には直径約2mmの毛がないさく果をつけ、熟して弾けると波状の横じわがある黒褐色の種子を周囲に散らします。
名前は大型のニシキソウ(錦草)を意味し、元となった「錦草」は赤い茎と緑の葉が織りなす美しい対比を錦の織物に例えたことに由来します。
身近な道端などで見られますが、緻密で複雑な杯状花序や左右非対称の葉など、観察するほどに深みのある興味深い植物です。
学名:Euphorbia nutans
分類:トウダイグサ科トウダイグサ属
開花時期:7~10月

代表のオフィスの畑で雑草とともにたくましく可憐な花を咲かせています。
草丈は通常60~200cmほどになり、生育環境が良いと2m近くまで直立して大型に生長する非常に見応えのある多年草です。
太く地中深くへと真っ直ぐに伸びる直根性を持ち、根が傷つくと回復しにくいため、成長してからの移植を極端に嫌うデリケートな一面があります。
茎は丸い円柱形で直立し、表面には細かい毛が生えていて、主茎からは多数の側枝を盛んに分岐させて横方向にもボリュームたっぷりに茂り、茎に対して互生(互い違い)に葉をつけます。
葉は6~8cmほどの大きさで、全体的に丸みのある愛らしいハート型をしており、手のひらのように浅く5~7裂する形が特徴です。
初夏から夏にかけては、葉の付け根から花柄を伸ばし、直径3~5cmほどの美しい5弁花を次々と咲かせます。

薄紅色の花弁に濃い紫色の筋が放射状にくっきりと入る姿はひときわ目を引く美しさです。
花の後には、タイヤや6Pチーズを思わせる扁平な円盤状のユニークな実をつけ、乾燥するとバラバラに割れて種子を散らします。
園芸やハーブの分野では「コモンマロウ」とも呼ばれ、乾燥させた花にお湯を注ぐとアントシアニンの作用で鮮やかな青色のハーブティー「マロウブルー」が楽しめます。
美しい花を愛でるだけでなく、淹れたお茶の色が変わる魔法のような体験も提供してくれ、暮らしが豊かになる素晴らしいハーブです。
学名:Malva sylvestris
分類:アオイ科ゼニアオイ属
開花時期:5~8月

代表のオフィスの石垣から力強く生えてきてしまっています。
草丈は1~1.5mほどに達し道端や藪に自生する非常に強健な多年草で、地中を這うように横へ伸びる地下茎を持ち旺盛な生命力で繁殖します。
木質化するような幹は存在せず、ほとんど枝分かれもせずに太い主茎が1本だけ真っ直ぐに直立して伸びるのが特徴です。
緑色をした茎の表面には短い毛が密生しており、その内部には非常に丈夫で豊かな繊維質が詰まっています。
葉は茎の同じ節から向かい合ってつく対生(たいせい)で、長さ10~15cmほどの卵形をしており先端が尾のように細く尖ります。
葉の縁にはギザギザとした鋸歯(きょし)があり、先端にいくほど粗くなるほか、両面に短い毛が密生しているため触るとザラザラとした独特の感触があります。
夏から秋にかけては、葉の付け根から淡緑色~クリーム色の個性的な穂状(すいじょう)花序を長く伸ばします。
雌雄同株(しゆうどうしゅ)で、上部には太く密に花がつく雌花序を、下部には球状の花がまばらにつく雄花序をつけますが、中には雄花序を持たない株もあります。
花後に実る果実はごく小さな倒卵形で、周囲に毛が生えた狭い翼(ひれ)を持つユニークな形状をしています。
名前の由来は、生育環境である藪に生えることと、かつて繊維を採るために栽培された「苧麻(マオ)」に似ていることにあります。
一見すると素朴な野草ですが、古くから人々の暮らしを支えた繊維植物としての逞しい面影を残す、知るほどに愛着が湧く植物です。
学名:Boehmeria longispica
分類:バラ目イラクサ科カラムシ属
開花時期:8~10月

代表のオフィスや本丸ロッジの庭のあちこちで好き放題生えています。
草丈は通常60cm~150cmほどですが、窒素分の多い肥沃な環境では2m近くに達することもある非常に生命力の強い一年草です。
直根性で主根が太く地中深くしっかりと根を張り、直立する丈夫な茎の表面には緑色に混じって赤紫色の縦縞が入ることもあります。
成長すると茎の根元付近が木質化して非常に硬くなり乾燥させると軽くて丈夫な杖として利用できるほどの強度を備えます。
主茎から多数の枝を出して横方向へも大きく広がり、三角形から菱状卵形をした葉を互生させます。
最大の特徴は新芽や若い葉の両面に「白い粉状毛」と呼ばれる透明な球状細胞が密生していることで、まるで白い粉を被ったように見える姿が白藜(しろざ)の名前の由来となっています。
夏から秋にかけては、茎の先端や葉の脇から円錐状に花序を伸ばし、直径1.5mmほどの黄緑色の小さな花を隙間なく密集して咲かせます。
花には花弁がなく5裂した萼(がく)に包まれており、花後には五角形の小さな実の中に光沢のある黒い種子を1粒結びます。
ユーラシア大陸原産で、古い時代に日本へ渡来した史前帰化植物と考えられており、若葉の粉が赤紫色になる変種は「藜(あかざ)」の名で知られています。
一見するとありふれた野草ですが観察するほどに興味深い生存戦略を持つ植物です。
学名:Chenopodiumalbum
分類:ヒユ科アカザ属
開花時期:8~10月

代表の本丸ロッジの何の変哲もないところから奇妙な感じで突如生えてきました。
草丈は1.5〜2.5mほどに成長し、勢いのある株では3mに達することもある初夏の空へと真っ直ぐに伸びる非常エネルギッシュな草本です。
太い直根が地中深くへと真っ直ぐに伸びる性質を持っているため、一度根付くとその場所でどっしりと構え、移植を極端に嫌うという芯の強さを持っています。
天に向かって垂直に伸びる茎は非常に太く、全体が星状毛(せいじょうもう)という細かい毛に覆われザラリとした力強い質感が特徴的です。
葉は大型で手のひらのように5〜7つに浅く裂けており、茎に対して互い違いにつく互生(ごせい)の姿が、その堂々とした佇まいをより際立たせています。

一番の見どころは、茎の上部に穂状に咲く直径6〜10cmもの大きな花で、下から上に向かって順番に咲き進んでいくという独特なリズムで開花を楽しむことができます。
花色も赤やピンク、黄、白からミステリアスな黒紫色までと驚くほど多彩で、一重や八重咲きといった豊かなバリエーションで華やかな表情を持っています。
葉がアオイ(葵)に似ていて茎が真っ直ぐ立つ姿から「タチアオイ」と言われ、梅雨入りの頃に咲き始めて頂上の花が咲き終わる頃に梅雨が明けると言われることから、季節を告げる指標となる「ツユアオイ(梅雨葵)」としても親しまれています。
花の後にはドーナツ状に並んだ種子を含むユニークな実をつけ、熟して乾燥するとパラパラと散ることで次世代へと命を繋いでいく、夏の訪れを象徴するパワフルな名花といえます。
学名:Alcearosea
分類:アオイ科タチアオイ属
開花時期:6〜8月