
代表のオフィスの庭の庇の支柱のところのアイビーやシダ植物に埋もれながらも生命力を発揮しています。

よく見ると瓶のようなものに植えられているようです。
草丈は品種によって20cmほどの可愛らしい小型種から1mを超える存在感たっぷりの大型種まで幅広く、地面からドーム状に葉を広げる堂々とした姿が魅力です。
地中にある根茎(こんけい)の太い茎から長い葉柄(ようへい)を伸ばし見事な葉を展開します。
葉はハート形や細長い形などバリエーション豊かで、表面に入るくっきりとした平行脈が独特の立体感を生み出しています。
葉の色も青緑色や明るいライム系、さらには白やクリーム色の斑(ふ)が入るものなど多種多様で、日陰になりがちな場所もパッと明るくしてくれます。
初夏から初秋にかけて葉の間からスッと伸びた花茎の先にラッパ状の涼しげな花を咲かせます。
花は朝に咲いて夕方にはしぼむ一日花ですが、下から順に次々と新しい蕾が開くので長い間その美しさを楽しむことができます。
花が終わると細長い実がつき、熟して3つに裂けると中から翼のある黒い種が風に乗って次世代へと運ばれていきます。
和名の「擬宝珠(ぎぼうし)」は蕾の形が橋や寺社の欄干(てすり)にある装飾物の擬宝珠(ぎぼし)にそっくりなことに由来しています。
オーストリアの学者の名にちなんだ「ホスタ」という名でも親しまれており、梅雨のしっとりとした空気にも実によく映える、非常に息の長い楽しみを与えてくれる植物で、「パーフェクトプランツ」と呼ばれるほど非常に丈夫で手入れがかからず庭を美しく彩ってくれるガーデニング初心者にもおすすめできる多年草です。
学名:Hosta
分類:キジカクシ科ギボウシ属
開花時期:6~9月

代表のオフィスの石の隙間から絶え間なく力強く生えてきます。
一見すると地味な野草ですが、実は日本に自生するクワ科植物の中で唯一の草本(草)という植物学的に非常に珍しい特徴を持っています。
草丈は30〜80cmほどに成長し道端や石垣の隙間などやや日陰で湿り気のある場所を好んで自生します。
茎は真っ直ぐに立ち上がってよく枝分かれし表面には短い毛が密生しているため触ると少しザラザラとした感触があるのが分かります。
若い茎は緑色をしていますが、成長するにつれて根元に近い部分が赤紫色を帯びて硬くなってくるのが見分けるポイントの一つです。
葉は長さ5〜10cmほどの卵形で縁には鋸歯(きょし:ギザギザ)があり、クワの葉に似ていますが光沢はなく、より「草っぽい」柔らかな質感をしています。
葉の脇に淡い緑色や黄色の小さな花が球状に集まって咲きますが、花びらがないため非常に控えめで目立ちません。
一つの株に雄花と雌花の両方がつく雌雄異花(しゆういか)で、さらに興味深いのが実が熟すと果皮の圧力によって種子を勢いよくパチンと弾き飛ばすため、別名で「鉄砲草(テッポウグサ)」とも呼ばれています。
シソやカラムシにも似ていますが、特有の匂いがなく茎が赤紫っぽくて葉の脇に小さな玉のような花がついていればクワクサであるとわかります。
学名:Fatoua villosa
分類:クワ科クワクサ属
開花時期:8月〜10月

代表と山歩きをしているとひときわ主張するような植物が。
草丈は60〜100cm程度で地上に見える茎のような部分は「葉柄(ようへい)」と呼ばれ、硬く、基部は褐色を帯び上部はわら色から緑色をしています。
葉柄から直接羽状に葉が広がる状複葉(うじょうふくよう)になっていて、側羽片(そくうへん)と言われる横に出る葉のパーツは大きく基部が急に細くならないのが特徴で葉の質はやや薄く明るい緑色で光沢はありません。
種子植物のような「花」や「実」は持たず胞子によって繁殖します。
胞子は葉の裏側の縁に胞子嚢群(ほうしのうぐん)につき、葉の縁が内側に巻き込んで胞子を保護していて、一般的に夏から秋にかけて胞子が熟し風に乗って散布されます。
イノモトソウとの違いは葉のサイズと葉の軸にある翼の有無で、イノモトソウは30~50cm程度と小ぶりで葉の軸に緑色のヒレがありシュッとした細長い葉になっています。
学名:Pteris excelsa
分類:イノモトソウ科イノモトソウ属

代表と山歩きをしたときに気になって撮影した一枚。
切ない伝説を持つ日本古来のつる性で数m〜10m以上に達する非常にタフで戦略的な植物です。
根は茎の節々から「気根(きこん)」という付着根を出し岩や樹木壁にガッチリと張り付いて登っていため自立できなくても高い場所へ光を求めて伸びていきます。
成長すると茎は太くなり木質化して「幹」のようになり、樹皮は灰褐色で成木になると縦に割れ目が入ることもあります。
枝やつるを切るとキョウチクトウ科特有の白い乳液が出ますがこれには毒性があります。
葉は対生(左右セットで生える)で形は楕円形、質感は厚く表面に光沢があり、幼い苗の時期は葉脈が白く目立ち成木になると深緑色になり、日当たりの良い場所では冬に紅葉することもあります。
花は直径2cmほどのスクリュー(プロペラ)のような形をした5弁花を咲かせ、咲き始めは純白ですが次第に薄黄色(クリーム色)へと変化していき、ジャスミンに似た非常に甘く強い香りがあり初夏の風に乗って漂ってきます。
花が終わると長さ15〜25cmほどの細長いさや(果実)が2本対になってぶら下がり、秋に熟すと縦に割れ、中から長く白い冠毛(かんもう:いわゆるタンポポのような綿毛)がついた種子が飛び出し風に乗って運ばれます。
「テイカカズラ」という名前は鎌倉時代の歌人藤原定家(ふじわらのていか)に由来し、定家が式子内親王(しきしないしんのう)を深く愛し彼女の死後も忘れられずついに執念で葛(つる)に姿を変えて彼女の墓に絡みついたいう能の演目「定家」の伝説に基づいています。
この「一度絡みついたら離れない」という生態が執念深い愛の象徴として名付けられ、変わった名前に感じましたが「暗く重い」由来です。
テイカカズラは非常に丈夫で日向でも半日陰でも育ちますが、キョウチクトウ科の植物は全草に毒性(アルカロイド)を含むため、剪定などで白い液に触れたらすぐに洗い流すなど注意が必要です。
学名:Trachelospermum asiaticum
分類:キョウチクトウ科テイカカズラ属
開花時期:5〜6月

代表のオフィスの犬走の隙間から見慣れない華奢でちょっと奇妙な雑草が生えてきました。
春の道端や空き地でよく見かける雑草のひとつとなりすっかり馴染んでいる植物のようです。
草丈は10〜30cmほどで全体的にすらっと立ち上がった印象を与えます。
根は細い主根がありますがそれほど深くは張りません。
引き抜きやすいですが乾燥に強くアスファルトの隙間などでも力強く根を張ります。
茎は基部から分岐して直立し色は根元に近い部分が赤紫色を帯びることが多いです。
在来種のタネツケバナは茎に毛があることが多いのですがミチタネツケバナはほとんど毛がありません。
葉は小さな葉が並んだ形の羽状複葉(うじょうふくよう)で、地面に張り付くように広がる根元のロゼット葉が最大の特徴で花が咲いた後も枯れずに残ります。
花は直径3mm程度で小さく白く茎の先端に集まって咲き花弁は4枚、雄しべも通常4本です。
実は長さ2cmほどの細長い棒状の長角果(果実)が茎に対して直立してつき、熟すと果皮がくるっと巻き上がり中の種子を勢いよく弾き飛びます。
名前の由来について、
在来種のタネツケバナは苗代(なわしろ)に籾種(もみだね)を水に浸す「種漬け」の時期に花が咲くことから名付けられ、
ミチタネツケバナは在来種が田んぼや水辺などの湿地を好むのに対しこの種は乾いた道端やコンクリートの隙間に多く自生することから「道(ミチ)」の名がつきました。
-在来種のタネツケバナとミチタネツケバナの見分け方の3ポイント-
①場所:田んぼではなく乾いた道端に生えている。
②ロゼット:花が咲いても足元のロゼット葉が青々と残っている。
③実の向き:実が茎に沿ってピタッと上向き(並行)に付いている。
学名:Cardamine hirsuta
分類:アブラナ科タネツケバナ属
開花時期:2〜5月