
代表の本丸の水場の近くで頭が重たそうにも力強く咲いています。
草丈は20~40cmほどで地面からスッと立ち上がりますが八重咲きの花は頭が重くなりやすいため雨風で倒れないよう支えてあげたくなる愛らしさがあります。
地中の根は鱗茎(りんけい)と呼ばれる玉ねぎのような形の球根ですが、強い毒成分が含まれているためニラなどと間違えて口にしないよう注意が必要です。
球根から直接花茎(かけい)と呼ばれる茎が伸び、中がストローのような中空状で表面は滑らかな緑色をしており枝分かれせずに先端に花を咲かせます。
葉は厚みのある細長い帯状で白っぽく粉を吹いたような緑色が美しく球根から数枚が束になって袴(はかま)を履いたような姿で立ち上がります。
一番の魅力である花は一般的な一重咲きのニホンズイセンとは異なり、花びらが幾重にも重なる華やかな見た目が大きな特徴で中心の副冠や雄しべが花びらへと変化したもので、一本の茎の先に数輪から十数輪が房状に寄り添って咲きます。
白色の花びらに中心の黄色やオレンジ色が映えるものや全体が黄色い品種もあり、非常に強く甘い芳香で楽しませてくれます。
雄しべや雌しべが花びらになっているため種ができることは稀で基本的には球根が分かれることで増えていきます。
原産地は地中海沿岸で、シルクロードを経由して平安時代末期頃には日本に渡来したと言われており、その中での突然変異や品種改良によってこの豪華な姿が生まれました。
八重咲き水仙という名前は清らかで長寿な姿を「水辺にいる仙人」に例えた中国の古典からきていて、冬から春にかけて庭を凛とした気品で彩ってくれる植物です。
学名:Narcissus tazetta var.'
分類:ヒガンバナ科スイセン属
開花時期:12~4月

代表のオフィスの庭でいつの間にか群生するような勢いで生えてきました。
草丈1〜1.5mで夏に向けて急速に成長し大人の背丈ほどになり、群生すると人が隠れてしまうほどの藪を作る草本です。
非常に生命力が強く地下茎(ちかけい)を伸ばして繁殖し一度根付くと除去するのが難しい植物で、冬になると地上部は枯れますが根は越冬し春になると再び芽を出します。
茎は直立し緑色で若い茎には短い毛があり根元は少し木質化して硬くなることがあり、靭皮(じんぴ:茎や根の表皮のすぐ内側にある組織)の部分に非常に強靭で良質な繊維を含んでいて、衣服や紙の原料として利用され古くから日本人の生活に深く関わってきました。
道端や空き地で背高く伸びているのをよく見かけ、現在は単なる雑草として見過ごされがちですがますが、実は日本の服飾文化を支えてきた重要な歴史を持った高級織物の原料になる非常に優秀な繊維植物でもあります。

葉は卵のような形の広卵形で長さは10〜15cm、縁には粗い鋸歯(きょし:ギザギザ)があり葉の裏が白く裏面に綿毛が密生していて、茎に対してて互い違いに生える互生(ごせい)です。
花は一つの株に雄花(おばな)と雌花(めばな)の両方がつく雌雄同株(しゆうどうしゅ)で、茎の上部に雌花序(めかじょ)がつき白っぽいもじゃもじゃとした糸状のものが集まり、茎の下部に雄花序(ゆうかじょ)がつき白緑色の小さな花が房状につきます。
花粉は風に乗って運ばれる風媒花(ふうばいか)です。
花が終わると倒卵形の非常に小さな実(そう果)をつけますが全体的に毛がありあまり目立ちません。
名前の由来は「カラ(殻 又は 空)」と「ムシ(蒸し)」から来ているという説が有力で、茎を蒸して皮を剥ぎ繊維を取り出す工程を指しています。
別名で「マオ(真麻)」と呼ばれますが、本物の優れた麻という意味です。
日本最古の繊維作物の一つで綿が普及する江戸時代以前は庶民の衣類(越後上布などの原料)の主要な素材であり、かつては畑で栽培されていた名残で人里周辺や河川敷で多く見られます。
学名の変種名にある「nipononivea」は「日本の雪のように白い」という意味で葉の裏が白いことに由来していると考えられます。
もしかして、化粧品のニベアは「nivea(ニベア)=雪のように白い」からきているのでは・・・。
イラクサ科ですがイラクサのように触っても痛みやかゆみが出る刺毛(トゲ)はありません。
学名:Boehmeria nivea (var. nippononivea)
分類:イラクサ科カラムシ属
開花時期:8月〜10月

代表の本丸の蔵跡周辺に品よく自生している多年生常緑草本植物です。
樹高は3~5m程度で竹の中では中型から小型の部類です。
地下茎は地中を横に這うように広がる性質があり繁殖力が旺盛で放っておくと周囲に広がっていくため注意が必要です。
最大の特徴である茎(竿)は春に出たばかりのタケノコや若竹のうちは緑色をしていますが、夏から秋にかけて徐々に黒い斑点(シミ)が現れ始め1~2年ほどかけて全体が紫がかった漆黒へと変化していきます。
この美しい黒い茎は乾燥させても色が褪せにくいため古くから建築材や家具、工芸品などの材料として重宝されてきました。
節からは2本の枝が伸び茎と同様に黒く変化して非常に風情があります。
葉は長さ6~12cmほどの細長い形状で濃い緑色をしており、黒い茎との鮮やかなコントラストが長く愛されている理由の一つで、常緑性のため冬の間もその美しい色彩を楽しむことができます。
花が咲くのは非常に稀でその周期は60~120年に一度と言われるほど珍しく、もし開花した場合は4~5月頃にイネ科特有の地味な花をつけますが開花した竹林はそのまま枯れてしまうことが多いです。
4月下旬~5月頃に顔を出す新芽(タケノコ)は少しアクがありますが食べることもできます。
中国原産で日本には古くから渡来したと言われておりそのシックな佇まいは古来より貴族や茶人に愛され、現代では和風庭園のみならずモダンな住宅の目隠しやインテリアとしても非常に人気が高い植物です。
学名:Phyllostachys nigra
分類:イネ科マダケ属
開花時期:4~5月(極めて稀)

代表のオフィスの庭の庇の支柱のところのアイビーやシダ植物に埋もれながらも生命力を発揮しています。

よく見ると瓶のようなものに植えられているようです。
草丈は品種によって20cmほどの可愛らしい小型種から1mを超える存在感たっぷりの大型種まで幅広く、地面からドーム状に葉を広げる堂々とした姿が魅力です。
地中にある根茎(こんけい)の太い茎から長い葉柄(ようへい)を伸ばし見事な葉を展開します。
葉はハート形や細長い形などバリエーション豊かで、表面に入るくっきりとした平行脈が独特の立体感を生み出しています。
葉の色も青緑色や明るいライム系、さらには白やクリーム色の斑(ふ)が入るものなど多種多様で、日陰になりがちな場所もパッと明るくしてくれます。
初夏から初秋にかけて葉の間からスッと伸びた花茎の先にラッパ状の涼しげな花を咲かせます。
花は朝に咲いて夕方にはしぼむ一日花ですが、下から順に次々と新しい蕾が開くので長い間その美しさを楽しむことができます。
花が終わると細長い実がつき、熟して3つに裂けると中から翼のある黒い種が風に乗って次世代へと運ばれていきます。
和名の「擬宝珠(ぎぼうし)」は蕾の形が橋や寺社の欄干(てすり)にある装飾物の擬宝珠(ぎぼし)にそっくりなことに由来しています。
オーストリアの学者の名にちなんだ「ホスタ」という名でも親しまれており、梅雨のしっとりとした空気にも実によく映える、非常に息の長い楽しみを与えてくれる植物で、「パーフェクトプランツ」と呼ばれるほど非常に丈夫で手入れがかからず庭を美しく彩ってくれるガーデニング初心者にもおすすめできる多年草です。
学名:Hosta
分類:キジカクシ科ギボウシ属
開花時期:6~9月

代表のオフィスの石の隙間から絶え間なく力強く生えてきます。
一見すると地味な野草ですが、実は日本に自生するクワ科植物の中で唯一の草本(草)という植物学的に非常に珍しい特徴を持っています。
草丈は30〜80cmほどに成長し道端や石垣の隙間などやや日陰で湿り気のある場所を好んで自生します。
茎は真っ直ぐに立ち上がってよく枝分かれし表面には短い毛が密生しているため触ると少しザラザラとした感触があるのが分かります。
若い茎は緑色をしていますが、成長するにつれて根元に近い部分が赤紫色を帯びて硬くなってくるのが見分けるポイントの一つです。
葉は長さ5〜10cmほどの卵形で縁には鋸歯(きょし:ギザギザ)があり、クワの葉に似ていますが光沢はなく、より「草っぽい」柔らかな質感をしています。
葉の脇に淡い緑色や黄色の小さな花が球状に集まって咲きますが、花びらがないため非常に控えめで目立ちません。
一つの株に雄花と雌花の両方がつく雌雄異花(しゆういか)で、さらに興味深いのが実が熟すと果皮の圧力によって種子を勢いよくパチンと弾き飛ばすため、別名で「鉄砲草(テッポウグサ)」とも呼ばれています。
シソやカラムシにも似ていますが、特有の匂いがなく茎が赤紫っぽくて葉の脇に小さな玉のような花がついていればクワクサであるとわかります。
学名:Fatoua villosa
分類:クワ科クワクサ属
開花時期:8月〜10月