2026年4月12日 09:00
代表の本丸の庭のいたるところを我が物顔で覆いつくしています。
恐竜時代から姿を変えずに生き残っている「生きた化石」とも呼ばれるシダ植物でその強靭な生命力から「地獄草」という異名を持つほど駆除が難しい雑草としても有名です。
光合成を行うための栄養茎(スギナ)と胞子を飛ばすための胞子茎(ツクシ)という全く見た目の異なる2つの姿を持ちます。
地下には黒褐色の地下茎が非常に深く縦横無尽に張り巡らされており、その深さは1m以上に達することもあるため抜いても抜いても生えてくる驚異の生命力を誇ります。
草丈はスギナが20~40cm、ツクシが10~15cm程度で、スギナの茎は中空で節があり触るとザラついていて緑色の針のように見える部分は実は枝で、葉は非常に退化して節の部分にある鞘(さや)状の小さなギザギザになっています。
シダ植物であるため花や実は作りませんが3~4月にツクシの先端にある胞子嚢穂(ほうしのうすい)から緑色の粉のような胞子を大量に放出します。
名前の由来は、緑色の部分が樹木の杉に似ていて食用(菜)にされたことから「スギナ」、形が土に刺した筆に見えることやスギナと繋がっている付く子から「ツクシ」と呼ばれています。
スギナがよく生える場所は土が酸性に傾いている指標にもなり、実はカルシウムやマグネシウム、特にケイ素といったミネラルが豊富でスギナ茶としても利用されます。
また、茎にケイ素を多く含むため乾燥させたものは木製品や爪を磨く「天然のやすり」としても使われるなどただの雑草とは呼べない多彩な魅力を持っています。
こっちはスギナ!
こっちはツクシ!
でも同じもの。日本語は難しいけど面白い。
春の訪れを告げる「ツクシ」ですが、実は「スギナ」と同じ植物の別の姿だったとは・・・。
学名:Equisetum arvense
分類:トクサ科トクサ属
開花時期:3~4月(胞子放出期)