2026年8月 1日 09:00
代表の本丸ロッジの庭でひっそりと育っています。
樹高は通常3~5mほどに成長する落葉小高木で、環境が良いと15mに達することもある非常に強健で日本の気候に馴染み深い樹木です。
若い茎は瑞々しい緑色をしていますが、触れるとわずかに角張った4稜(りょう)という独特の感触があり、成長すると灰褐色の樹皮に縦の網目模様が入る風格漂う姿へと変化します。
すっきりとした枝ぶりがその美しさを引き立て、葉は枝の節に2枚が向かい合ってつく対生(たいせい)で、秋には鮮やかに紅葉しますが、冬近くまで緑色のまま枝に残ることもあり季節の移ろいを長く楽しませてくれます。
直径0.8cmほどのとても控えめな淡緑色の花を多数咲かせますが、雌雄異株(しゆういしゅ)の傾向があるため、実を楽しむには雌株を選びます。
四角く膨らんだ淡紅色の実が4つに裂け、中から鮮やかな赤橙色の種子が顔を出す姿はまるで木に宝石が実ったような華やかさです。
この実が割れる様子を繭(まゆ)に見立てて「繭実」と書く説もあり、その美しさに誘われて野鳥が集まりますが、人には毒性があるため誤食には注意が必要です。
「真実の弓の木」を意味する真弓(まゆみ)という名前は、その材が緻密で非常にしなやかな性質を持ち、古くから最高の弓の材料として重宝されたことに由来しています。
強靭な生命力と、秋を象徴する鮮烈な実の美しさを併せ持つ非常に魅力的な植物です。
学名:Euonymus sieboldianus
分類:ニシキギ科ニシキギ属
開花時期:5~6月