2026年9月12日 09:00
代表の本丸ロッジの庭木に混じって図々しく生えています。
草丈は20~60cmほどで地を這う近縁のコニシキソウとは異なり、根元から直立または斜上に立ち上がる北米原産の一年草です。
主根が地中深く真っ直ぐ伸びる直根性を持ち、赤みを帯びた茎の上部では二股に規則的な分枝を繰り返して上方へ大きく広がります。
茎を傷つけるとトウダイグサ科特有の有毒な白い乳液を分泌する点には注意が必要です。
長さ1~3cmの長楕円形をした葉は完全な対生で、基部が左右非対称(歪脚)になる珍しい構造を持ち、縁には細かい鋸歯、中央部には暗赤色の斑紋が入ることが多いです。
花期になると、葉の付け根や枝先に杯状花序(はいじょうかじょ)と呼ばれる特殊なつくりの花を咲かせ、花弁のように見える4つの白色~淡紅色の付属体の内側に小さな雄花と雌花を包み込んでいます。
花後には直径約2mmの毛がないさく果をつけ、熟して弾けると波状の横じわがある黒褐色の種子を周囲に散らします。
名前は大型のニシキソウ(錦草)を意味し、元となった「錦草」は赤い茎と緑の葉が織りなす美しい対比を錦の織物に例えたことに由来します。
身近な道端などで見られますが、緻密で複雑な杯状花序や左右非対称の葉など、観察するほどに深みのある興味深い植物です。
学名:Euphorbia nutans
分類:トウダイグサ科トウダイグサ属
開花時期:7~10月