2026年9月26日 09:00
代表の本丸ロッジのいたるところで見かけます。
翅(はね)を含めた全長は40~50mmほどの中型のセミで、赤褐色から茶褐色をベースに緑色や黒の斑紋が入り、個体ごとの色彩変異が大きいのが特徴です。
オスの腹部は鳴き声を響かせるための共鳴室が発達しており、メスよりも長く太い形をしています。
最大の特徴である「カナカナカナ・・・」という金属的で甲高い鳴き声は、日本では秋の訪れを感じさせる哀愁を帯びた音色として愛されていますが、実際は早く6月下旬~7月の梅雨時から鳴き始めています。
スギやヒノキ、広葉樹などの薄暗く湿気のある林を好み、光や気温の変化に敏感なため、主に朝夕の涼しい時間帯や薄暗い雨天時に鳴き声を響かせます。
また、アブラゼミなどの抜け殻がツヤ消しのマット状であるのに対し、ヒグラシの抜け殻は小ぶりで表面に強い光沢(ツヤ)がある明るい飴色をしているのも面白い識別点です。
名前は夕暮れ時の「日暮れ」に盛んに鳴くことに由来し、漢字では「蜩」や「日暮」と書かれます。
哀愁ある鳴き声のイメージに反して早くから活動し、ツヤツヤとした美しい抜け殻を残すなど、知るほどに風情と発見に満ちた生き物と言えます。
学名:Tannajaponensis
分類:カメムシ目セミ科